ごっとさんのブログ

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山下洋輔のコンサートに行ってきました

2021-12-24 10:25:33 | 音楽
このコロナ騒ぎであまりコンサートに行く機会もなかったのですが、ほぼ1年ぶりにジャズピアノの山下洋輔のコンサートに行ってきました。

今回は鎌倉芸術会館というのが会場で、初めてですが都心に出るよりは近い場所でした。開演1時間ほど前に最寄りの大船駅に行き、ビールとラーメンで軽い夕食を摂ってから会場に向かいました。

座席はステージから3列目というかなり前で若干右側によった席でした。会場は椅子に離れて座るなどの感染対策はなく、詰めていましたが現在の感染状況では問題なさそうでした。会場を見渡すと2階席には空席があるものの1階席はほぼ満員で、山下洋輔の人気ぶりがうかがえます。

このコンサートは前もっての情報がネットなどを含めても全くなく、スペシャルジャズコンサート「最強のセッション」という名前しかわかりませんでした。通常は入り口でパンフレットなどをもらうのですが、それもなく山下洋輔以外誰がゲストかも分かっていませんでした。

定刻の6:30に開演となりましたが、まず出てきたのが司会者の林家正蔵で、彼はジャズ好きの落語家としても有名なようです。

この紹介によってドラムの大坂、ベースの古野(彼がこのバンドのマスターのようでした)、テナーサックスの川嶋哲郎が出場し、まずこのトリオの演奏から始まりました。

実はこの川嶋さんは10年ほど前八ヶ岳のコンサートの折に1時間ほど色々話したことがあり、その時からかみさんも私もファンになっていました。普段はアルトサックスが主なのですが、テナーもなかなか良い演奏になっていました。

そして山下洋輔が加わり、最近彼が得意にしているクラシックをジャズにアレンジした「ボレロ」が演奏されました。ビッグバンドほどの迫力はないものの、なかなか楽しい演奏でした。最後にギターの渡辺が加わり、これが本日の全員のようでした。

後半はベースとドラムのヂュオという珍しい演奏から始まりましたが、私は若いころベースをやったことがありますので、ベースは好きなのですがあまり面白いものではありませんでした。

前半同様徐々に演奏者が増え、全員そろったところでおなじみの「A列車」となりました。こういったコンボの演奏ではもう1本管楽器が欲しい感じでしたが、テナーのソロはなかなか素晴らしものでした。

難をいえばピアノソロが短かったことと、ベースソロが長すぎた感じがしました。全体的に山下洋輔のピアノの出番が少なく、若干期待外れの感じはありましたが、アンコールのクリスマスソングまで含めて9時15分までという長いコンサートになりました。

会場が自宅から近いので、時間を気にすることなく久しぶりのジャズを楽しむことができました。