ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

全米オープンテニス中盤戦

2017-09-05 10:44:15 | その他
前回今年最後のマスターズである全米オープンで、錦織は欠場したものの日本人選手が活躍していることを書きました。

男子2回戦はダニエル太郎がNo1ナダルに挑戦しました。ダニエルはどうも下がって打つ癖があり、そのためなかなか決められないという欠点がありましたが、今回は積極的に前で打ち何とナダルから6-4で1セットを取ったのです。しかしこの後はナダルの一方的なゲームとなり、1-3で敗退しました。

期待の杉田は59位のアルゼンチンのマイエルとの対決となりました。同じクラスの選手ですので、十分勝機はあり1セットは互角の戦いとなり、タイブレークとなりました。これを7-3で杉田が取りこれならばと思ったのですが、どうも2セットから杉田らしさが消えてしまいました。

いいショットを打っているのですが、大事なところでミスが出て相手に流れが行く展開でした。なんとなくあと一歩が足りないという感じで、1-3で敗退してしまいました。この辺り杉田もまだまだ不足している部分が多いのかもしれません。

女子は2回戦で日比野菜緒、尾崎里紗が敗れてしまいましたが、奈良くるみは第8シードのクズネツォワとの戦いになりました。100位以下の奈良ではトップテンには難しいだろうと思っていましたが、スタイルは変わらないものの対等の試合をして1セットを6-3で取ったのです。ところが2セットは3-6で取られましたので、ここまでかと思っていましたが、何とファイナルセットを6-3でとり金星となりました。

奈良の3回戦は37位のサファロバと対戦しましたが、この試合は明らかにサファロバが上手で、奈良の良さが出ないまま3-6、2-6で敗れてしまいました。こういった金星を挙げた後は、あっけなく負けてしまうというケースが多いようです。

さて前回優勝者のケルバーを破って注目を浴びている大坂なおみは、2回戦90位のアレルトバとの対戦となりました。格下の相手ですが、試合後大坂が答えていたように、勝たなくてはいけないというプレッシャーがあり、自分のテニスができなかったといっていました。それでもフルセットにはなりましたが6-3、4-6、7-5で接戦を制し何とか勝ち上がりました。

3回戦はカネピとの対戦になりましたが、彼女は20位以内に入っていたのですが、ケガで出場できず大きく順位を下げ今回は予選勝ち上がりでここまで来た選手です。

1セットは立ち上がりに大坂のミスが出て、これを挽回できず3-6で取られてしまいました。このクラスの選手ですと1つのミスで勝敗が決まるという怖いところがあります。それでも2セットは大阪らしさが出て、強いサーブと鋭いショットでリードし、6-2で取りましたので、これならばと期待しました。

ファイナルセットも大阪が順当にリードしこのまま勝てるかと思いましたが終盤追いつかれ、最後の大坂のサーブを破られ5-7で敗けてしまいました。この辺りを見ていると、大坂はもう少しメンタル面を強化しないとなかなか上位には行けないのかもしれません。

女子はこのところ圧倒的に強い選手がおらず、誰が優勝するのか予想が難しくなっています。男子も混戦と言えるのか微妙なところですが、今週もテニス漬けになりそうです。