SDGsシリーズ続きます。
政府はSDGsを活用して人口減少や少子高齢化に歯止めをかけ、地方創生を推進しようとしている。
京都府亀岡市
レジ袋禁止条例を制定
愛媛県内子町
街の総合計画策定に当たり、SDGsの浸透を図る、誰1人取り残さないという理念を共有する。
札幌市
地域の木材を利用したペレットストーブや再生可能エネルギーを用いる。
大津市企業局
マ . . . 本文を読む
この著者の本は何度か読んでいるはず。この本には具体事例ではなく、失敗する「まちづくり」関係者の意識や行動様式をまとめている。
自分なりに整理すると、地域再生が失敗する理由は、
1.ビジネスの基本を忘れている。
・リアルの決算書の数字を見ず、実体のないコンセプトに惑わされる。
・仕事を自分でせず全部外注し、執行能力、判断能力、経済的自立能力がなくなる。
2. . . . 本文を読む
・ラオスは社会主義の国。なのにビエンチャンの通りの名前は王国と王様の名前がつけられ、日本で言えば銀座通りのようなメインストリートに大きな仏教寺院がたくさんある。
・早朝に托鉢する僧と喜捨する在家の人々の姿は、ラオスではどこでも見られる。ところが古都ルアンパバーンでだけ環境イベント化している。
・ビエンチャンの朝夕は交通渋滞がひどいが、誰もクラクションを鳴らさない。それが国民性。
・ビエンチャ . . . 本文を読む
週刊東洋経済の別冊のようにも見える東洋経済新報社の本。
内閣府は「SDGs未来都市」を2018からこれまでに98都市選定し、モデル事業により支援。第2期で累計210都市を選定予定。「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」による支援や情報共有。
後半の「未来を創る自治体の実践」では、協働による持続可能なまちづくりを推進する9つの自治体を紹介。例えば
・北九州市 公害克服の経験で培って . . . 本文を読む
塩狩83位、刺巻134位、土合108位、ひらんだ84位、奥大井湖上35位、保津峡148位、余部74位、武田尾198位。ランキング入りしたj秘境駅のうち、私が確実に降りたor見た記憶がある(通過駅は除く)のは以上。首都圏に住んでいると、意識しないと秘境駅を訪れるチャンスはめぐって来ない。
私の読み方は、この本に登場する秘境駅を、まずは地理院地図で見て、風景を想像し、それからグーグルアース。する . . . 本文を読む
冒頭の日本語版序文
京都の竜安寺で見た言葉「吾唯知足」に言及。原子力の大きな犠牲を二度払った日本が、古から伝わる内発的抑制の諸価値と再び関係を結び直し、経済成長なき繁栄の道を進むことを願う。
第2章
「持続可能な発展」という言葉の欺瞞性を指摘。
「悪い経済開発」を「良い経済開発」に置き換えることではなく、経済から抜け出すことが肝要だと説く。
有限な世界の中で幾何学的な経済成長が際 . . . 本文を読む
かなり以前にお会いしたことがある林上先生の書。
第8章 名古屋市
最初の東西幹線鉄道が中山道でなく東海道に建設されたのは、名古屋区長(市政施行以前だった)吉田禄在の陳情と鉄道局長井上勝の費用対効果比較検討の結果だった。p244
当初は洋上からの攻撃を受けやすい海岸部より山の中の方が安全という山県有朋の建議により中山道案が有力だった。危機感を抱いた吉田は井上に地図を示し木曽の開発がいかに難 . . . 本文を読む
SDGs持続可能な開発目標とは、2015年に国連が採択したもの。国内外で拡大する貧困と格差、「地球の限界」がもたらした気候変動や生物多様性の喪失など、人類に破局的状況をもたらしかねない慢性的危機に対し、2030年という年限を設定し、17のゴールと169のターゲット、232の指標を示し、「持続可能な経済・社会・環境」に移行することによってこれを克服することを目的としている。
17のゴールは、P . . . 本文を読む
副業パワーが地方支援にまわり始めた。働き方改革の下、企業は賃下げand兼業副業容認に移行し、またフリーランスが注目されている。
大都市と地方には依然1割の賃金格差があり、東京の大学に進学した地方の子の6割は地元に戻らない。地方には所得格差に加え、大卒者がやりたい仕事がないからだ。
問題の回答は、地方に新産業をつくり込むことであり、有望なのは情報通信業と研究・技術サービス業である。この2つの産業 . . . 本文を読む
SDGsを扱ったこの本をどのカテゴリーに仕分けするか迷った。中公新書では社会・生活のカテゴリーに入っているが、経済、社会、環境のあらゆる分野をカバーするSDGs はどこにも収まり切れない。
SDGsは、目標だけを設定し、目標達成のための共通のルールはつくらないアプローチである。ターゲットの中には実施手段に関するものもあるが、抽象度が高く、具体的にどのような資金メカニズムを持つ . . . 本文を読む