日本の労働者の質は高いのに、生産性は低い。 生産性を高めることが最重要。 これは、わかりきったこと。
この本は改革のポイントとして以下の3点を挙げる。
第1は、妄想の高品質商品を捨てて、付加価値の高い高品質・相応価格を追求すること。
著者が、「妄想」と批判するものは、ホテルのぴーんと張ったシーツ、不在者を何度も訪問する宅配便、「おもてなし」観光戦略など。
第2は、女性を活用するこ . . . 本文を読む
密集市街地の整備は、必要性はわかるけれども、実行するまでには時間がかかり、規模は小さく、成果も派手ではない。URがかつて手掛けた公団団地やニュータウンと比べると、いかにも地味だ。都や区もなかなか手がつけられない。
しかし、住宅宅地の大量供給という任務を終えたURは、国の政策に呼応しながら1970年代後半から段階的に密集市街地の整備に力を入れてきた。
当初は事業実施の困難さや業務効率の低さ . . . 本文を読む
人口減少シリーズ第2弾
日本国土の私有地の約2割が所有者の把握が難しい土地であるという。相続未登記地、相続放棄地の拡大、その要因、解決の糸口はあるのか、について、この本は簡明に、かつ包括的に説明している。
ただし、若干、平板というか、本質的な問題と周辺的な問題との区別が明確でないような気がする。
戦後の地方税法改正によって土地保有税が地租から市町村の固定資産税になり、土 . . . 本文を読む
・JR旅客6社の鉄道事業利益率は営業エリアの人口密度に比例する。人口が減少すればJR東も西もほとんど利益が出なくなる。・九州では新幹線料金をまともに徴収しらたバスにお客をとられるだけ。・発想を転換し、新幹線を深夜運転し、走るホテル、観光列車を走らせたりすべき。・新幹線貨物輸送にかなり積極的。5トンコンテナは新幹線に縦置きできるよう設計された。・技術的にもコスト的にも困難なフリーゲージトレイン開発が . . . 本文を読む