先週も3日間3開催で幾つか興味深いレースがあったが、まずは
月曜日の阪神11Rに登場して来たシェルズレイを取り上げたい。
この馬は今まで再三取り上げて来たが、好走条件に不可欠なのは
馬体重だ。
http://blog.goo.ne.jp/keiba_philosophy/e/d9b01c31bca7e49b6d3a5b3b3fce9da7
http://blog.goo.ne.jp/keiba_philosophy/e/d9f20da549fda18ba2640d506f314edd
その注目した馬体重が、今回は一気に14キロも絞れて来た。
正直、中間の乗り込み量からして、これ程までに絞れているとは
思えなかったが、食事制限や汗取りの効果思いのほか出たと
考えるのが妥当だろう。
折り合いという課題は残るも、すんなり走れればG1級の絶対実力値は
備えている馬とあって、この勝利は納得が行くものだ。
ただ、今回のメンバーであったからこそ、このような競馬でも圧勝劇と
なったが、1ランク上のメンバーの対戦では、一か八かでもぶっ放した
乗り方の方が面白い。
少し気は早いが良馬場限定でエリザベス女王杯の最初の1000Mを
60秒前後で通過すれば、大波乱があっても不思議ではない。
今の高速阪神で共に上がりの競馬だけに能力の根本全ては
ジャッジ出来ないがローズSとのトラックバイアスと斤量を考慮しても
現4歳牝馬の強さが分かる。名馬カワカミプリンセスは退いたが、
アサイヒラジングやフサイチパンドラとの対戦が今から楽しみだ。
まあしかし、鈍足のシェルズレイでさえ内馬場を実質上がり33秒中盤で
走る馬場は呆れるばかり。
もうすぐ開催される東京の進化した如何様馬場にはしっかり用心しておきたい。
ちなみに余談だが、馬体重発表から単勝の売上に目を追っていたが、
変わりなく寧ろ締め切り間際は支持を落とした。
しかし、複勝は5番人気で210円だったように、多少の不安感からも
最後はこっちに投資が流れた様子だった。
馬体重に話を戻すとオープン馬では他ヴィータローザとトウショウナイト
などが該当する。後者は今週出走予定なので要チェックだ。
絞れれば走ると分かっていながら、絞れない。これ以上陣営に
とっても、もどかしいものは無いと思えるが、少しでも良い状態で
走れるよう、より創意工夫して欲しいと願うばかりだ。
クロフネ産駒は摩擦競馬で最高のパフォーマンスを発揮する例として、
フサイチリシャールやシェルズレイは昨秋中京で行われたクラシックトライアルで
共に好走した。その後、非根幹距離の阪神で復活したように、
リンク度は高いと覚えておいても良いかもしれない。
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