FXと四国遍路とワンコと菜園の物語 

一般大衆投資家が、時々四国遍路に出発、FX取引を行う様子をメモ。合せて、愛犬君の近況や、菜園などのことも掲載

FX 今週の言い訳 利下げの見通しは遠のくか

2024-04-06 06:05:17 | 日記

おはようございます。4月6日土曜日です。広島は曇り、こののち晴れてくるようです。本日の行動予定は、菜園の耕作整地や黄金山花見登山などがあります。先だって散布した苦土石灰や化成肥料を土中へ混ぜ込む作業になり、間もなく始まる野菜の植え込みのための整地を行うことになります。菜園作業はおよそ1時間程度、黄金山花見登山も1時間程度で往復できると思っています。天気の良いときに、これら春の農作業や行事を済ませたいと思っています。山桜や陽光桜はすでに散り、葉桜になりつつあります。ソメイヨシノは今が満開の時季。花の命は短いですから、「今」を楽しみたいと思います。

 

さて、今週の言い訳です。

昨夜出た米国の雇用統計は、驚くほどの良い結果になったようです。

株式市場はこれを歓迎し、債券市場はパニックになっているかもしれません。株は買われて株価は上昇し、債券は売られて価格は低下、利回りは高値圏を維持。

現在、10年債は4.4030%の利回りですが、国債利回りは上昇を続け、力強い指標と原油価格の上昇により、10年債利回りは、4.5%~4.6%へ到達する方向になるだろうと考えるアナリストが増殖中。

 

利下げ期待はさらに遠のき、最初の利下げは9月という見立てが強くなってきているようです。

FRB内のタカ派である、ローガン・ダラス連銀総裁は、「インフレの進展が停滞し、金融当局が健全な経済にとってスィートスポットと考える2%へ「タイムリーな形で」鈍化しないかもしれないという懸念を強めている」とし、「利下げについて考えるのは時期尚早、不透明感がさらに解消されるのを確認する必要がある」などと発言。

サマーズ氏は、「今回はどちらかといえば、経済再加速を示唆する重要な統計だ。中立金利は米当局の想定をはるかに上回るという圧倒的な証拠があるように私には思える。3月の米雇用者増加は、金融当局が中立金利の見通しを大きく見誤っていることを表している」とし、6月利下げに対する動きに警戒感を示したようです。

 

 

平均時給が予想と一致したことや、労働参加率がわずかに上昇したことを踏まえれば、もはや相場に過熱感はないとする市場関係者もいます。

雇用市場がこれほど強く、インフレが根強いのに、なぜ米金融当局は利下げを行う必要があるのだろうか、という声も強くなってきたようです。

こうなると、来週から出てくる10日のCPIや11日のPPIなどのインフレ指標が重要になってきそうです。10日にはFOMC議事要旨も公表されます。3月の個人消費支出(PCE)も注目されるようになると思われます。

雇用が強い状況は、職を求める移民によって支えられているかもしれません。

 

 

昨夜の雇用統計を受けて、ドル円は、151.751円まで上昇しましたが、その後の動きには慎重なようで、151.5~151.6円付近でもみ合うようになっています。

何が上値を重くしたのか?

本邦政府による「為替介入」か? それとも、来週から出てくるCPIなどの結果を確認したいためか?

 

151.70円付近では、厚めの売り注文があるようですが、ここを上抜けると、151.85円からは今度は厚めの買い注文が待っているようです。

こうなると、しばらくは、152.00円や153.00円にあるバリアー(ノックアウトオプション)を意識しながらの取引になってくるような気がします。そして、為替介入、、、。

CPIなどの結果を受けて、このバリアーを上抜くかもしれません。

151.90円や152.10円には、ストップロス買いもセットされているようです。これらを狙った動きも出やすくなったと思われます。

現在の利回り状況から考えるドル円のレベルは、153円から155円ということになると思われます。

最新の為替情報によると、上値は、154.0円となっています。来週になると、さらに上へ延びるかもしれません。

 

現状相場を「ダウ理論」で考えると、前日から、または、週間で観ても「高値切り下げ安値切り下げ」のパターンになっており、相場は下落中という判断もできそうですが、多分これは無理ではないかと思われます。売り材料がありませんから。買い方は押し目ができると動いてくると思われます。

 

来週以降は、債券市場の動向から目が離せないかもしれません。株価が上昇し、債券価格が下がってくると、買い向かう債券ディーラーも存在すると思われます。ディーラーの資金が、株式へ向かったり債券へ向かったりするかもしれません。

年金など長期資金の動向も注目されます。株は歴史的高値圏にあり、利回りも高値圏、その分、債券価格は安い。原油は高い。金も高騰中。こうなると資金はどこへ向かうか。債券か?

割安市場は、新興国市場かもしれません。新興国市場の動向に注目したいと思います。

 

こうなってくると、小生も保有ショートの解消を検討せざるを得ないと考えています。しかし、介入を考えると、、、複雑な心境、、、、。来週一杯は「両建て」で凌ぐか。資金管理がさらに重要になってきます。ここは熟慮したいと思います。

ドル円は、151.597円で引けました。ダウ平均など3市場の株価は強めに上昇して引けています。CMEN225も連れ高となり、39320と反発してきています。来週の日経平均の反発も期待できそうです。

 

本日は、人出の少ないうちに、これから黄金山花見登山を行い、帰宅後、朝食を採り、少し休んで、菜園の手入れを行う段取りとしました。

間もなく、愛犬オリに声をかけ、黄金山登山に出かけたいと思います。

 

今週も訪問いただきありがとうございました。良い週末をお過ごしください。合掌

 

追伸 10時51分です。面白い論評が見つかりました。

ケンブリッジ大学学長のエラリアン氏が、今回の雇用統計結果を受けて、ブルームバーグのインタビューを受け、「利下げ開始は、ウォール街の一部で予想されているほど早期にはならない可能性がある」としつつ、「金融当局は経済の強靭さの兆候を重大視せずに利下げを開始する可能性が高い」、「年内利下げは2回を予想」との見方を示したようです。さらに、「もし現在の金融当局が過度なデータ依存の姿勢を続ければ、利下げはないかもしれない。当局が過去を振り返るデータを見越し、前を向くことを期待する。」と述べ、その上で、「当局がミスを犯すとしたら、それは過度にデータに依存して実況中継のコメンテーターとなり、様々なことに目を向けないことだ」と述べています。

エラリアン氏はイギリスの著名な経済学者です。サマーズさんの見方と類似しているように思われます。

 


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