FXと四国遍路とワンコと菜園の物語 

一般大衆投資家が、時々四国遍路に出発、FX取引を行う様子をメモ。合せて、愛犬君の近況や、菜園などのことも掲載

FX 今年の言い訳 お世話になりました。

2023-12-30 11:03:44 | 日記

おはようございます。12月30日土曜日です。広島は晴れ、温かな朝になっています。今朝は日が昇ってからのゆっくりとした散歩となり、意外と人も少なく、気楽な散歩になりました。黒ラブ・オリに、「今日は30日、年末で、あと二つ寝ると新年だよ」と話しかけても、黒ラブ・オリは「何のこと? それより散歩だよ。」とばかりマイペースで歩いていきます。

思えば、愛犬君たちには、盆も正月もなく、多分季節感はあると思われ、それは抜け毛に表れていると思われます。春と秋の換毛期は抜け毛対策が必要になり、特にブラッシングは欠かせなくなります。今年は室内着も購入し時折着用させています。

しかし、これといった病気もせず、助かります。今年の黒ラブ・オリは、9月末に、プラタナスの実を拾い食いして、これが胃腸に詰まり、食餌を摂ることも糞をすることもできなくなるということでおよそ10日間苦しみましたが、獣医の適切な判断と措置により、プラタナスの実を糞とともに排せつし、この後は、いつもの元気を取り戻しました。何も食べない、糞もしない、という経験はこの時が初めてのこと。何が原因なのか、一時はどうなることかと非常に心配しましたが、プラタナスの実を拾い食いしていたことが判明し、この後は、黒ラブ・オリに「口輪ッパ」を装着しての散歩となっています。

あんなこと、こんなこと、がいろいろあったこの一年でした。

 

今年の相場は、130.705円で寄り付き、寄付き後は下振れして、1月16日に年間最安値127.216円を付け、その後は、上昇トレンドを形成して、11月13日に、年間最高値151.908円を付け、昨日大引けでは、141.012円となっています。

この高値で、2022年10月16日の高値151.942円と鉢合わせとなり、反発上昇は、ダブルトップを形成して終了しています。

現在は、週足の52MAで下支えされている感じのドル円相場となっています。

一年間で考えれば、ドル買い円売りになっている相場です。

現在は、下降トレンドを形成中と思われ、52週MAで下支えされていると思われますが、ここからの戻りも限定的なものとなって、いずれ、再度下降傾向に戻るというように考えています。

 

昨年は、上昇トレンドと、下降トレンドでうまく流れに乗って、稼ぐことができたと考えています。

現在は、まだショーターを継続中。

どこまでショートを引っ張るのかを考えてみた。

2023年内に139円台になれば決済を考えていましたが、140.250円どまりとなり、値を戻してきていますので、もう少し保有継続とし、決済目標は137円付近へと切り下げました。

来年も年早々は少し反発上昇するかもしれませんが、その後は、下降に転じて昨年同様に年間安値をつけに来ると想定中。ただし、来年は、FRBによる利下げ、そして、日銀による利上げが想定されますので、年央頃までは年間で見てドル安円高を形成するかもしれません。

来年のことを言うのは少し早いか、、、。しかし、、、、

来年は、新年早々から重要指標が発表になります。

2日、PMI改定値

3日、ISM製造業景況指数、JOLTS求人件数、FOMC議事要旨

4日、ADP雇用統計、定例新規失業保険申請件数等

5日、雇用統計、ISM非製造業景況指数など 

 

この結果で、お屠蘇気分も吹っ飛び、相場は上下すると思われます。

短期金利市場は、FRBは3月から利下げを行い始め、その後、都合5回、合計6回、そして、1回の利下げで0.25%の下げを行い、合計1.5%の利下げを行うと考え、すでに織り込んできています。

これを考えると、相場の方向としては、どのような指標結果が出てきても、ドル売り円買い傾向が強まりそうな気がします。しかし、相場は、、、、。

どうも来年を先走り過ぎます。

 

今年の安値が127円台で終わっていることについては、125円突きが失敗したからで、来年は、この失敗を取り戻そうとチャレンジしてくるかもしれません。それもまた、失敗するかもしれません。そのような可能性もあります。来年の相場も今年の相場とつながっていると思われます。このような流れの中で、来年を考えることも重要と思っているところです。

今年の言い訳に徹したいと思いますが、ついつい来年のことが出てきてしまいます。

 

今年、相場が作っている節目に、7月9日の安値137.238円というものがあります。相場は、週足52MAにタッチしてきましたので、次なる目標は、この7月9日安値付近になる可能性もありそうです。あとは、その到達時期が何時頃になるか、、、ということか、、、。これはもう少し考えて、来年になってから。

 

昨日、今年の相場が終わったばかりで、一年を振り返るには少し時間不足か、、。

この年末年始で、ゆっくりと考えてみたいと思います。

新年の取引は2日火曜日からです。

それにつけても、来週出てくる重量級の経済指標は、相場の動きに少なからず影響すると思われます。この一年間を振り返るより、来週を考える方が重要かもしれません。そんな気もします、、、。

 

ということで、「今年の言い訳」ここまでとします。今年も訪問いただきありがとうございました。良い新年をお迎えください。合掌

 

 

 

 

 

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FX 本日は大納会です。

2023-12-29 08:55:02 | 日記

おはようございます。12月29日金曜日です。広島は晴れ、少し前の寒波を思えば、陽射しもあり温かい朝です。黒ラブ・オリは体調も良いようで、食用旺盛、排便排尿良好、睡眠も十分あり、元気で何よりです。この一年、早朝散歩、夕方の散歩とオリとともに出かけ、どちらのための散歩かというと、小生のためにもなっている散歩です。今年いっぱいと期限を切ることもなく、オリと小生、元気なうちは毎日散歩に出かけようと思います。「オリ、これからもよろしくな~~~」。

さて、相場です。昨夜の米国市場では、株式市場は、3市場では小幅まちまちとなっています。

昨日は、東京タイムからずっと、利回りは低下傾向になっており、これを考えると株式市場は、もっと反発してよいかったのではないかと思いますが、年末で取引参加者も少なく、様子見気分もありますから、仕方ないか、、、。

昨夜も米国債7年物の入札がありました。応札は良好だったようですが、平均入札価格と最低応札価格の差(テイル)が大きく、利回り上昇の要因となっています。

債券市場動向から目が離せません。

 

昨日安値は、140.250円となり、140.0円割れまでは届きませんでした。この安値で3MIN20MINが一致形成していますので、一旦反発してくることも想定できるかもしれません。

しかし、それは、売り場の戻りとなって、売り方にチャンスをもたらすものとなりそうです。

しかし、当座は、押し目を買い拾う買い方の動きが勝るかもしれません。

時は今、年末、本日は、大納会です。株式市場は半日取引だったと思います。為替取引は終日ありますが、取引は低調になるかもしれません。

本日は取引せず、様子見します。

 

本日の健太君の判定は、「買い」は、141.574円超、「売り」は、141.574円以下、「買い」は、140.792円以下の場合となっています。

FPVは、141.132円、R1は、142.015円、S1は、140.452円となっています。

 

来週はもう新年となりますが、重要な指標が2日から続々と出てきます。

景気動向、雇用傾向、インフレ傾向など重要なものばかりです。

これらを一つ一つ確認しながら相場は動くと思われます。結果がネガティブなものとなれば相場は140円割れになると思われ、新年になっても、相場は下降傾向をまだ維持してくると思われます。ネガティブな結果にならなくても、債券市場の動向でも相場は動きそうですから、債券が買われて利回りは低下、ということもあり得ると思われます。

来年になっても、しばらくは下降傾向を維持し、その後になってようやく上昇反発してくるという流れになると想定しています。詳しくは、来年になってから書きたいと思います。

保有ショートは、来年へスイングさせます。

 

まもなく東京タイム開始です。本日もよろしくお願いします。合掌

追伸 9時05分です。週足でチャートを観ると、52MAを一時割り込んでいます。週足のローソク足は、陰線下ヒゲとなり、52MA付近はヒゲ部分となっています。これは、この付近では、まだ買いが強い証拠か。

 

 

 

 

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FX ドル円は市場の既定路線をまい進中

2023-12-28 08:03:10 | 日記

おはようございます。12月28日木曜日です。広島は曇り、少し前の冷え込みは若干ですが和らいだようです。とは言いつつも、外で水を使い時は、冷たくて冷たくて、、、。

昨日、愛犬君仲間との会話で、「正月用のおせちは作るの?」という話題になって、「拙宅では、雑煮を除いて、今年は作らないことにした。」と説明。「どうして?」と問われるから、「単純にめんどくさくなったから。何か食べたくなったら、買いに行くか外食。娘家族も全員がインフルエンザに感染し、体調不良で動けなくなったとのことで、この年末年始の帰省がなくなったことも正月準備をしないことにした。」と返事。子供が家を出て、夫婦二人で生活していると、正月準備も女房は面倒くさいようだから、ここ数年「おせちは不要」と小生は言っていたけど、それでも、「子供たちが帰ってくるから」として、おせちを作っていた女房。このような所へ、娘家族全員がインフルエンザに感染した、という連絡が入り、女房が「おせち作るの止めた」と言ってきた。それで結構それで結構。三が日に食べる、スルメと紅白かまぼこ、そしてハマグリの入った雑煮だけは作る予定とし、あとは、ハマグリを用意するだけになった。

 

さて、相場です。昨夜の米国市場では、株式市場は上昇して引けたようです。昨日は利回り低下傾向にありましたが、ここへ、リッチモンド連銀製造業景況指数が出て、利回り低下傾向に拍車がかかり、さらに、米国債5年物の入札があり、需要が旺盛で、利回り低下傾向となり、利回りは3.7%台の取引に入りました。

この利回り低下傾向を歓迎して株式市場は上昇したようです。

CMEN225は33450付近で取引を終えています。昨日日経平均終値より、231ポイント下回っています。本日の寄付きは下げて寄り付きそうです。

 

利回り低下傾向は、ドル円をドル売り円買いに進行させています。

東京タイムでは上昇傾向が強く出ていたと思いますが、東京タイムでの相場引き上げもむなしく、欧州タイムになると、伸びきれず、下降傾向に転じ、NYタイムになってこれに拍車が付いたという流れになっています。

東京市場でドル円相場を持ち上げたという行為自体がもともと異常で、投機筋が利幅稼ぎのために、相場を引き上げ、上がったところで売り込んできたと考えるのが適切かもしれません。

現状相場は、FRBが利上げ停止し、利下げ開始の時期を探るようになっていますから、ドル売り材料が出てくると、下振れに拍車がつくと思われます。

昨夜はまさにこの動き。今後もしばらく同様の反応が出てくると思われます。

 

今夜は定例の新規失業保険申請件数などが出てきます。これが前回よりも悪いという結果になると、これはFRBが望んでいることかもしれませんが、ドル売りに拍車が付くかもしれません。予想では少しですが悪くなるようです。この状況を先取りして、本日の東京タイムでは、昨日安値突きも起き、ここで止まらず、141.00円へ向かっていくことも想定されそうです。結果が良ければ買い戻すだけですから。

 

本日の健太君の判定は、「買い」は、142.330円超、「売り」は、142.330円以下、「買い」は、141.679円以下の場合となっています。

FPVは、142.068円、R1は、142.592円、S1は、141.290円となっています。

 

昨日のブログにはいつも以上の多くの訪問者がありました。「時間軸効果」に関するものに読者の皆さんは興味をお持ちになったと思われます。

FRBも日銀も、物価動向を考えて、現状の利回り状況をできるだけ長く維持しようと躍起になっていることが伺えます。

市場側は、すでに来年合計6回で合計1.5%の金利低下を織り込みに来ており、これを反転させる気はないようです。そうなると、相場が少々反発しても、いずれは再度下落傾向に戻ると思われます。こうなった場合は「戻り売り」の絶好の機会となってきそうです。

本日ここまでの動きで、すでに昨日安値を割り込み、141.538円まで押してきています。これから141.00円狙い、そして、12月14日安値140.948円狙いになってくるかもしれません。週足の52MAが現在、140.601円付近を通過中です。狙われやすいレベルになってきたように思われます。

ショーターの辛抱はまだまだ続きそうです。

 

本日は一応、御用納めの日になります。相場は明日29日金曜日まで続きます。

間もなく東京タイム開始です。本日もよろしくお願いします。合掌

 

追伸 16時54分です。日通し安値が140.707円まで到達しています。この安値で3MINと20MINが一致してきましたので、ひとまず反発も出てきやすくなったと思われますが、反発しても、まだ下押ししていく流れは止まっていないと思われます。7月28日安値138.060円や7月14日安値137.238円付近を目指している感もあります。

週足の52MA・140.586円も位置も有力な下押し目標になっていると思われます。ここを割り込むと、週足の一目雲上限・139.579円や下限137.712円を目指すようになる可能性もありそうです。

これらを上から整理して記載すると、140.586円、139.579円、138.060円、137.712円、そして、137.238円というところになります。

これらをすべて通過点とすれば、これからの相場の目標は、2023年1月15日安値の127.216円かもしれません。

現在の相場は、140.00円~145.00円のレンジと思われますが、間もなく、135.00円~140円のレンジに移ってくるかもしれません。140.0円付近で節目を作りに来るかどうかチェック。作りに来るようなら、140円付近で少しもみ合うと思われます。

本日ここまでの下押しは、手じまい売りも出てきていると思われます。そして、今夜出てくる新規失業保険申請件数を先取りしているような動きと考えています。

ロンドン勢が取引参加してきていると思われます。現在値は、140.838円付近。

 

追伸 21時28分です。現在値140.862円付近。ここまでの動きで日通し安値は、140.648円まで到達。すでに3MIN20MINが一致形成しています。この後の動きは、間もなく出てくる新規失業保険申請件数頼りか。

来週からは1月が始まり、新年になります。経済カレンダーをチェックすると、取引開始は、1月2日火曜日から、そして、2日には米国指標でPMI改定値が、3日には、ISM製造業景況指数、と、JOLTS求人件数、そして、前回FOMCの議事要旨が公開されます。4日には、ADP雇用統計など、5日金曜日には、雇用統計、ISM非製造業景況指数が出てきます。

新年早々、重要指標が目白押しです。どうする投機筋? 今週の下押しは140.00円付近までか?

 

 

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FX 井上尚弥KOで世界4団体統一王者に

2023-12-27 08:16:39 | 日記

おはようございます。12月27日水曜日です。昨日から徐々に日中の気温が上昇してきています。少しは過ごしやすくなったように思われます。最近の早朝は日の出前の7時前はまだ薄暗く、早朝散歩で行き交う人の姿もぼんやり。いつも行き交う人と思いますが、むやみに挨拶を交わすことも憚れるような、ということで、その様なときは、声掛けもしないで、スルーしています。相手の方も、こちらがだれかわからないでしょうから。

しかし、愛犬君は素直に反応します。「敵」なら吠えかかるようなしぐさをし、「味方」ならしっぽフリフリで、接近していきます。最近の散歩では、「口わっぱ」をつけていますが、これをしていても、吠えることには事欠きません。「口わっぱ」は拾い食い対策。愛犬君は視力は良く、嗅覚も鋭いものがあります。

井上尚弥、強いですね。昨夜試合があり、10回KOで世界4団体統一王者になりました。これもストレス解消になります。

 

さて、相場です。昨夜の米国市場では、株式市場は3市場揃って上昇しています。主たる要因は、利回り低下傾向で、株式市場は活況を取り戻しているようです。昨夜は、米国債2年物の入札があったようで、応札は順調、利回りは低下、という流れに。昨日はもともと利回り低下傾向にありましたから、入札で極端に利回りが低下したということではないようです。

SOX指数が史上最高値を更新しているようです。半導体関連株が市場をけん引するかもしれません。

CMEN225も上昇し、33470付近で取引きを終えています。昨日日経平均大引けと比較して、164ポイントも上昇しています。今年末は、「掉尾の一振」が出てくるか。本日の取引では、日経平均は高く寄り付きそうです。

この傾向だと、新年早々からは、株式市場では、利確を含め、売り込みが始まる恐れもありそう。

 

ドル円は上値の重い展開となっています。先週金曜日を更新できないまま引けています。上へ抜ければ買い方が動き、下へ抜ければ売り方が動くという環境だったと思いますが、そこまでの取引がなく、上下値幅も、0.548円と少なく、低調に推移し、引けています。

本日は12月日銀会合での主な意見が8時50分に公表されます。この結果次第で、ドル円相場は少し動意づくかもしれません。

短期金利市場では、来年6回、1.5%の利下げを織り込みに来ているようです。FOMCサイドから見れば、さすがにこれは「先走り過ぎ」、ということになると思われます。

 

本日は、ひょっとすると現下の相場を理解するための基本的なことになるかもしれないことを記載したいと思います。

最近、FRBは何時利下げに動くのか、とか、日銀の利上げ開始は何時だとか、というような報道が少し目につきます。これらを考える上で、多分、FRBと日銀には共通の用語があるように思われます。それは「時間軸効果」ということ。

 

これは今を遡ること25年前に、当時、日銀審議委員だった、現在の日銀総裁の植田さんが考えていたことのようです。

当時はデフレで低金利状態だったと思いますが、利上げをいつ行うかという判断もあり、日銀会合で議論されていたようです。そのような中で、植田さんは低金利状態をより長く維持し、経済界へその恩恵にあずからせたいと思っていたようですが、当時の速水日銀総裁が低金利政策を止めて、利上げを提唱し、会合で利上げが決まった場面がありました。この利上げ後の本邦の景気は再度下落し、デフレから脱却しそうというところまで来ていた景気は、腰折れしています。これが本邦でデフレが長引く要因になったと考えられています。

この時の反省が植田総裁にはあると思われます。

この場面を称して、「殿、ご乱心を」というように植田さんは速水さんを諫めたようで、当時を良く知る方たちは、この言葉を最近よく使用し、耳にするようになっています。

植田理論では、低金利政策を長く維持すればするほど、経済界に対して低金利の恩恵を長く与えるようになり、ひいては時間がかかるけれども、着実に本邦経済が立ち直ることができる、というものでした。継続していれば、事実そのようになるはずでした。

実はこの理論は、経済学者のバーナンキの目に留まり、バーナンキ氏がFRB議長になったとき、この理論に基づいて政策を行っているようです。当時のデータが残っており、その効果が確認できるといいます。

バーナンキ氏と植田氏はハーバード大学で同じ教授に師事した間柄です。植田氏の理論をバーナンキ氏は十分理解し、そして絶賛、このことを彼の著書「21世紀の金融政策」の中で表しているようです。

多分、植田総裁もバーナンキさんの著作「21世紀の金融政策」を読んでいると思われます。「時間軸効果」についての称賛を確認し、これで意を強くし、植田総裁は、現在の低金利政策をもっと長く継続しようと努めている最中だと思われます。そして低金利の期間が長ければ長いほど、経済界はこの恩恵にあずかることができ、景気の回復につながると考えていると思われます。これは米国が景気回復したときのデータがありますから、今は揺らぎのない自信を持って取り組んでいると思われます。

この低金利政策の期間の長さが「時間軸効果」をもたらすと考えられています。

しかし、マスコミが「時間軸効果」について報道することはなく、「日銀は、利上げをいつ始めるか」ということのみに焦点を当てているように思われます。記者会見をはじめとして、報道各社の分析力・追及力の脆弱性が目立ちます。重要なことですが、さらりと植田日銀総裁が語った重要と思われる言葉の意味を追求することもなく、重要な言葉を簡単にスルーしていることは報道の責務を放棄していると言わざるを得ません。責務を果たそうにも、その能力がないのだと思われます。低俗な報道姿勢と考えます。

 

巷では、日銀は、1月から動くとか、3月だ、4月だと語られていますが、上記のような背景を考えると、植田総裁は、早くても4月までは動かないものと推察してよいように思われます。3月の労使における賃上げ交渉結果を観て、「これで賃金も上昇した」と確信してから、ほかの物価上昇状況を観ながら、利上げに動いてくる可能性があると思われます。植田総裁の頭の中には、もっと長く低金利政策を維持したいと思っているかもしれませんが、CPIなどほかのデータが上昇しており、「賃金の上昇が確認できれば、、」という気持ちもあるように感じます。

それが4月になれば確認できそう、ということかも知れません。

25日の経団連での講演でも、低金利期間を十分長く維持するから、その効果を十分享受して経営に生かしてほしい、利上げは急ぎません、と経営者に向けて語っているように感じます。

これが植田総裁の本心・真意かもしれません。

バーナンキ元FRB議長も、この「時間軸効果」を狙ってFRB議長時代に政策を行った節がありありのようです。

この二人の同窓が意気投合していることは、バーナンキさんの著書「21世紀の金融政策」からも伺えます。

 

バーナンキさんはFRB議長に就任すると、それまでになかったドットチャートと、フォワードガイダンスを作成公表し始めた方です。当時の米国は、不況で、金融政策を国民や金融界、そして市場に理解してもらうために始めたと思われます、それまでのFRB会合は1日で終り、議長がこうするというと、その様になったといいます。これをバーナンキさんは改めたようです。

日銀では、まだ政策決定過程のオープン化はできていません。審議委員の発言はほぼなく、副総裁の声が少しある程度。ドットチャートもありません。フォワードガイダンスもありません。植田総裁が会合状況のオープン化を図ることができるかどうか、、、。

現在のパウエルFRB議長もこの「時間軸効果」を狙って、急いで金利低下を計ろうとは考えていないように思われます。米国の場合は、高金利政策をもうしばらく継続し、現状良いとされる景気はできるだけ維持し、高めのインフレ傾向を抑えに行こうとしているものと推察できそうです。地区連銀総裁たちが口をそろえて、「利下げを先走るな」と市場へ警告している点の背景には、現在の政策の「時間軸効果」を意識しているのかもしれません。

 

本日のラジオ日経では、9時から岡崎さんが登場される予定ですが、ひょっとすると、「時間軸効果」について、データを用いながら、種々解説されるかもしれません。本日の番組は、聴取をお勧めしたいと思います。

このラジオの聴取も重要ながら、「時間軸効果」について、岡崎さんがわかりやすく解説しているユーチューブがありますので、ぜひ検索し、視聴してみてください。

 

【岡崎良介「2024年新春スペシャル 分析・考察」『植田日銀総裁の金融政策モデルを考える』】 です。

 

本日の健太君の判定は、「買い」は、142.507円超、「売り」は、142.507円以下、「買い」は、142.233円以下の場合となっています。

FPVは、142.366円、R1は、142.647円、S1は、142.099円となっています。

 

本日のドル円も、「上値は重く、下値も堅い」という状況かもしれません。

取引参加者も少なく、出来高も少ない環境です。仕方ないか、、、。

 

間もなく東京タイム開始です。本日もよろしくお願いします。合掌

 

追伸 11時36分です。岡崎さんは、「時間軸効果」に触れませんでした。ユーチューブを是非ご覧ください。

放送の終盤に、イエレン前FRB議長の取り組みが出てきましたので、この付近で触れるかな?などと思いましたが、話の展開はここまでで終わりました。

前場では株式市場は上昇して引けています。ピクセラが現在取引停止になっています。ドル円は、142.847円まで上昇した後、調整し、現在値は、142.506円付近。

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FX 本日も休日の国は多い、、

2023-12-26 08:43:59 | 日記

おはようございます。12月26日火曜日です。広島は曇り、陽射しがあるようなないような、、、感じ、、、。冬の天気模様そのもの、、、か、、、。

これからは、寒波の中で過ごす日々になるかもしれません。冬ですから、これを当たり前と捉えて、冬を楽しく過ごすようにしたいと思います。

「狭いながらも、楽しい我が家~~~」という歌もあるし、「心ひとつで温かくなる~~~」という歌もある。その季節季節を楽しく過ごせるのも、「心ひとつ、考え方次第」ということでしょうね。キリスト教で学んだことの一つは、「暗いと不平を言うよりも、進んで灯りをつけましょう」ということでした。

 

さて、相場です。本日もまだ休日の国が、世界では多くあります。米国は休日ではありませんが、クリスマス休暇から年末年始休暇へと移ってきますから、相場参加者は少なくなり、取引としては、出来高も少なくなると想定されます。

そうなると、相場の動きは小動きとなり、しかし、売買仕掛けが出やすくなって、相場は乱高下する恐れはありそうです。

この動きがあってもそれは無視して、相場の王道を進むようにしたいと思います。

 

昨日も少し動きがありましたが、これは「雑音」と考えて無視するつもりです。

先週の金曜日からの動きを考えると、相場としては、まだ下突きに来やすい環境と思われます。141.90円~142.00円付近になると、買い方が動いてきそうですが、ここを割り込むようになると、売り方が動いてきそうな環境ですから、買い方は要注意になりそうです。

本日の動きとしては、141.50円狙いの動きが出てくるかどうかをチェックしていこうと思っています。

そうは思いつつも、そんなに動いてくるかどうかが課題、、、。

 

昨日あった植田日銀総裁の講演での発言は、これまでのものと同様となり、相場への影響はなかったと思われます。

本日の相場も取引参加者は少ないと思われますので、取引を行わず、様子見するというのもありと思われます。

例年この時期になると、株式市場では、「掉尾の一振」として、買い上がってくるのではないかという予想もありますが、今年はどうでしょうか。

大きくは期待できそうにはありませんが、少しはその傾向になるのではないかと思っているところです。甘いか?

 

本日は、先週金曜日の高値を超えるようになれば、買い方が動き、安値を割り込むようになれば売り方が動き、という状況になるかもしれません。

思い込まず相場を観察していこうと思います。

 

本日の健太君の判定は、「買い」は、142.536円超、「売り」は、142.536円以下、「買い」は、142.135円以下の場合となっています。

FPVは、142.310円、R1は、142.761円、S1は、141.960円となっています。

 

間もなく東京タイム開始です。本日もよろしくお願いします。合掌

 

追伸 15時48分です。欧州では、本日休日の国は、英国、フランス、ドイツなどがあります。仕掛けが入りやすい英国のロンドン勢がr取引なしとなりますから、NY組が取引参加してくるまでは、相場は小幅な動きとなり、方向感なく彷徨うと思われます。

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