医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

市原警察署元巡査 窃盗、詐欺、私文書偽造事件 第三回 欠席裁判

2024-04-17 19:07:53 | 傍聴記

午前10時から802号法廷(内村祥子裁判官)で市原警察署元巡査浅岡被告の追起訴の公判が開かれる予定でした。

予定時間になっても浅岡被告は法廷に出頭していませんでした。被告人は保釈されていて、弁護人が電話連絡をすると朝寝坊をしてしまって幕張にいる裁判所には15分から20分遅れるという事で休廷しました。

15分してからも出頭していないのですが開廷してしまいました。(刑事訴訟法286条によると、被告人が公判期日に出頭しないときは、開廷することはできない)

被告人不在のまま追起訴状が朗読されました。

令和5年5月15日から6月6日までの間、三井アウトレットパーク幕張のドームユナイテッド、テーラーメイドゴルフ、他2か所においてクレジットカードを使用して商品を騙し取ろうとしてポロシャツ、ゴルフクラブ等17点販売価格15万円の交付を受けた。

同年5月16日に八千代、千葉市緑区ゴルフパートナーにおいてクレジットカードを使用して商品を騙し取ろうとしてゴルフシューズ等11点販売価格9万円の交付を申し込み、行使の目的で売上表の署名欄に被害者名を記入してクレジットカード売上表を3通偽造し販売員に提出し正当な使用権原があるように装い代金が支払われるものと誤信させ、もって他人を欺いて財物を交付させた。

罪名及び罰条 詐欺 刑法246条1項 有印私文書偽造、同行使、詐欺 刑法159条1項、161条1項、246条1項

 

弁護人の弁論

詐欺罪の成立について平成16年の最高裁判例。加盟店が本人確認を徹底していないと詐欺罪に当たらない。

個別の取引実態について平成26年の最高裁判例。同一取引行為であっても当事者、取引によっては欺罔行為になるかどうか分かれる。

 

検察官の証拠調べで売上の別表や被害品の写真などが証拠として提出されたようです。

10時45分になっていたのですが、被告人は出廷してきませんでした。

弁護人が連絡をしても電話に出ないようでした。

次回、証人尋問と被告人質問をして結審するようです。