勝手に書評

私が読んだ本の書評を勝手に行います。

オンリー・ミー 私だけを/三谷 幸喜 著

1998-01-27 | エッセイ
タイトル : オンリー・ミー 私だけを
著者 : 三谷 幸喜
出版社 : 幻冬舎(幻冬舎文庫)
出版年 : 1998年

---感想---
人気脚本家、三谷幸喜のエッセイ集。元は、『とらばーゆ』に連載されていたものらしい。全編にわたり三谷節満載。彼は、普段から、自身の書く脚本のような生活?を送っているのかと思わせる。一つ意外だった(私の勉強不足?)だったのは、かつてCX系で織田裕二、石黒賢の主演で放送された『振り返れば奴がいる』が、氏の作品であった事。コメディー作品だけでなく、シリアスな作品も氏がかける事を示している。(失礼)

氏は文中で、度々、「自分は小心者で、人前に出るのは嫌いである。」と書いているが、氏の日ごろのTV(?!)などでの活躍を見ていると果たして本当にそうなのだろうか?と疑問を持ってしまう。

ロンドン 旅の雑学ノート/玉村 豊男 著

1998-01-27 | エッセイ
タイトル : ロンドン 旅の雑学ノート
著者 : 玉村 豊男
出版社 : 新潮社(新潮文庫)
出版年 : 

---感想---
近年ブームのイギリスに関するエッセー集。と言っても、ブームに載って出版されたわけではない。元々は、昭和(!)55年にダイヤモンド社より出版されたものが、昭和58年に新潮文庫に収録されたものである。

内容は、イギリスのパブに関する作法(?)や、イギリス人の家に関する思い入れなど、イギリスの一般的な知識である。イギリスもののエッセイと言えば、林望氏の作品などもあるが、林氏の作品が生活者の視点で描いてるのに対して、本作品は、タイトル(旅の雑学ノート)の通り、旅行者の視点で描かれている。