国立天文台の野辺山宇宙電波観測所(長野県)にある口径45mの電波望遠鏡が
「IEEEマイルストーン」に認定されました。
IEEEはアメリカに本部を持つ、電気・電子・情報・通信技術の学会で、この
関連分野における歴史的業績(25年以上にわたる評価の高い実績が必要)に
対して「IEEEマイルストーン」という賞を認定しています。
この望遠鏡は1982年に完成したもので、ミリ波という電波の中でも波長の短い
領域で宇宙を観測できるように作られています。完成に至るまでも様々な技術的
な困難を克服し新しい技術開発に貢献したほか、稼働後も巨大ブラックホールの
発見や星間分子の検出などで、現在に至るまで世界の第一線で活躍し続けいてい
ます。
これらの成果は計画段階から現在に至るまで携わってこられた関係者のみなさん、
観測所の運営に理解・協力をしてくださる地元のみなさんの成果だと思います。
これからも、宇宙の新しい描像を届けてくれることを楽しみに応援しています。
(画像:国立天文台)
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