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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

自作パソコンのパーツを替えてみる 2

2023-03-22 10:00:00 | 日記
昨年12月中旬頃、「自作パソコンのパーツを替えてみる」という記事にて、こんなパーツを買いましたー、これから組み込みますー、という話をさせていただきました。

ですが、それからしばらくの間、通常の仕事があまりにアレ過ぎて、休日や年末年始はひたすら精神平和維持活動に励んでいたことから、買ったパーツをそのまま放置していました....

そして2か月経過した先日、満を持して遂に本当に「自作パソコンのパーツを替えてみる」を決行しました。
この決行で何があったかをお伝えしようと思います。

では、パーツの変更点を整理します。
■CPU
 ・旧:intel core i3 3240
 ・新:AMD Ryzen 5 5600G
■マザーボード
 ・旧:ASUS H97-PRO
 ・新:ASRock B550M Steel Legend
■グラフィックカード
 ・旧:不明(7,000円くらいだったかと)
 ・新:CPUにオンボード
■メモリ
 ・旧:ノーブランド DDR3 8GB×2枚
 ・新:Team DDR4 16GB×2枚
■ストレージ(WindowsOSインストール媒体)
 ・旧:SanDisk SDSSDHII SATA 960G
 ・新:CFD PG3NF2 M.2 (Type2280) 1TB
  ※旧版は捨てずに流用
■PCモニタ
 ・旧:DELL 24インチ(2000年代中盤に発売)
 ・新:JAPANNEXT JN-IPS2706UHDR 27インチ
■OS
 ・旧:Windows 10 Pro
 ・新:Windows 11 Pro

費用はだいたい10万円弱でした。

以下は変更なしです。
■光学ドライブ
 ・LITEON DH-20A3S-26
■電源ユニット
 ・岡谷エレクトロニクス OTN-FL-350W2
■ケース
 ・Antec ThreeHundred
■マウス
 ・Lenovo Go USB Type-C

電源ユニットは2006年発売の一品でして、ケーブルが刺さらないかも...とか、そろそろ変えないといけないかと思っていましたが、パーツを組み立てたところ動きましたので、ひとまずよしとしました。
この電源ユニットは無音が特徴、ファンがなくて静かなのが良きです。当時14,000円くらいしましたが。(価格comサイト

前のブログでも記載しましたが、以前のDD3メモリが新マザーボードに刺さらないのはショックでした......
そのままメモリ容量アップできるかなーと思っていたのですが.....

あと想定外だったのが、今回取り付けるCPUのためにマザーボードのBIOS(今はUEFIというのかな)のアップデートが必要であり、それが自宅ではできなかったということです。
ひととおり組み立てた後、電源入れてもBIOSの操作画面が起動しません。しばらく誤りに気付かず。
ネットで調べてみると、BIOSのバージョンを調べてみよと。
すると、このマザーボード「ASRock B550M Steel Legend」のBIOSのバージョンは「1.0」という、完全に初リリースものということが判明。
マザーボードの一か所に「1.0」と記載されたシールが貼られており、マニュアルと照らし合わせて、これがBIOSのバージョンを示しているのだということでわかりました。
マザーボードのWEBサイトで確かめると、CPU「AMD Ryzen 5 5600G」を動作させるには、BIOSバージョンがこれではダメらしい.....(P1.9すなわち「1.9」以上でなければだめ)
いやはや、理由がわかってよかった....
よかったのですが、このバージョンアップの手順がくせもの。
なんと、どこかのパーツ屋さんに行かないとアップデートできないらしい.....え?マジすか.....今そんな時代でしたっけ....?

「BIOS FlashBack」という、CPUやメモリ無しでBIOSアップデートが行える機能がついているマザーボードがあり、この機能がついていればパーツ屋さんなどに行かなくても済むらしい。
マザーボードのメーカーサイトからBIOSイメージをダウンロードし、それをUSBメモリに所定ファイル名にして保存し、マザーボードにUSBメモリを刺し、BIOS Flashbackボタンがマザーボードについているので、それを長押ししながらマザーボードに電源を入れ、しばらくするとアップデート完了のランプが点灯する、といった手順らしいのです。

この機能がない場合、どうやってアップデートするかというと、そのBIOSバージョンに対応しているCPUをとりあえず取り付け、普通にBIOSを起動し、BIOS画面からUSBメモリ経由でアップデートすることになります。USBメモリには、マザーボードのメーカーサイトからダウンロードしたBIOSイメージファイルをコピーしておきます。

なぜパーツ屋さんに行く必要があるか。
パーツ屋さんなら、大概のBIOSバージョンに対応したCPUを貸出用として保有されているからで、マザーボードだけ持ち込めば、3,000円ほどでBIOSのアップデートを行ってくれます。
パーツ屋さんに行っても、結局やることは同じなのです。

ということで、私は横浜駅から徒歩5分くらいのドスパラへCPUとメモリを刺したまま、このマザーボードを持ち込みました。
作業料は3,500円で、閉店1時間前の19:00に訪問したところ、お客様も少なかったためか、すぐに作業に着手いただき、お支払いも含めて1時間くらいで完了しました。
刺したままのCPUをいったん外し、BIOS「1.0」バージョンに対応したCPUをどこからか取り出してこられ、ネットからBIOSのイメージをUSBメモリにコピーされ、アップデートされていました。
一回では最新版にできず、少しずつバージョンを上げていかないといけなかったようでした。一応「どのバージョンにされますか?」と聞かれ、「最新版で」とお願いすると、快くお引き受けいただきました。
問題なく完了し、私が持ち込んだCPUでBIOSが起動することまでご確認いただきました。
最初にCPUを外されるとき、グリスが付いたままですので、それを綺麗に拭き取られ、再度取り付けるときにグリスを塗りなおす必要がありました。そのグリスも勧められるまま700円くらいで購入しました。

いやはや....「BIOS FlashBack」はなるべくあったほうがいいですね...
特にネットで買うときは、マザーボードのBIOSのバージョンがCPUに対応しているかを調べる手段はなさそうですので、運でしかありません。
パーツ屋さん店頭でマザーボードを購入する場合は、店員さんに尋ねると調べてくれるかもしれませんね。


というわけで、DOS/Vパーツの知識が10年前で停止していたこともあり、いろいろ勉強になりました。
なんとか組み立ても完了し、Windows 11もインストールし、起動できました。
特にプログラミング用として使いたかったところ、コンパイル時間も多少早くなってよかったです。
Rust言語のコンパイルが特に時間がかかり、約3,000stepのソースコード・約30の外部ライブラリを使って個人開発中のアプリの差分コンパイルに、これまで約10秒かかっていました。
これが5秒で完了することに。

.....んー一瞬で終わる、というわけにはいきませぬか.....

あと、モニタを20年近くぶりにアップデートしたのは大きかったですね。
慣れていたもので、旧モニタを発色の悪さ気にせず使っていたところ、新モニタであるJAPANNEXT製の「JN-IPS2706UHDR」では、すごく綺麗に映し出されています。
24インチから27インチへ少し大きくしたのも良き。

ただしこの新モニタ、少し難点があるとすれば、モニタ台の固定。
標準の固定台で設置していますが、キーボードをたたくことで微動する机の揺れに呼応して、モニタも微動します.....
コスパ良しと思って買いましたが、この固定台がダサい....価格.comのレビューでも指摘がなかった.....
樹脂製の台で、モニタの横幅に比べると小さい気がします。
DELL製の旧モニタの台は鉄製で、中心から左右にしっかり伸びており、この揺れはありませんでした。
この微動、いつまで気にせずにおられるでしょうか.....そのうち固定アームなどを買うかもしれません。

あと、モニタのスピーカーの音もいまいちです....まー安いので仕方ないところかもですが。
でも一応「こんなもの」なの?と思い、ネットで調べたところ、「こんなもの」で妥当なことが多いようでした。
省スペースにしたく、スピーカーはモニタ任せにしましたが....スピーカー必要です....
また20年後にモニタをアップデートすることがあれば、気を付けることにします。

さてWindows11、ようやく初めて使いました。今までWindows10でした。
えっと、まだコントロールパネルって残ってるのですか。
Windows8~10の最大の残念点は、設定UIの統一性の無さだと思っています。
Windows95由来のコントロールパネルでOSの全設定や状態管理を行うわけではなく、Windowsボタンからすぐ遷移する設定画面が別にありますよね。
ネットワークの設定とか、コントロールパネル内にあったり、別の設定画面があったり。
Windows11で少しは設定が進化したかと思えば、やっぱり残念なままです。
OSの設定や状態管理機能のUIをそろそろきちんとしましょうよ、Microsoftさん、本当に、年収何千万の人がたくさん在籍されているのでしょう。
これくらいきちんとしないと、あなた方がいくらDXDXっておっしゃっても説得力がないのですが.....
モバイル系とデスクトップ系の統合でも失敗してはりましたけど。
デスクトップのタスクバーを中央寄せにする微妙な変化なんか、頭使わなくてもやれますわ。
コントロールパネル残すなら残すで、全部の設定画面への遷移をコントロールパネルから入るようにしませんか。
OSの設定や状態管理を直感的に操作できるよう、くれぐれもお願いします、Microsoftのえらい人!


ということで、長くなりましたが、自作パソコンのパーツを替えてみた結果でした。
桜は....ここ横浜は5分咲きくらいですかねぇ....
(酒)

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(moniシリーズ)、それに農業も手がけるIT企業
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