kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

4月株高は期待薄?

2017-04-06 07:50:28 | 日記
2月13日ザラバ高値1万9519円を更新していよいよ2万円回復に
向かって好調なスターと切った3月相場は結局2日の1万9668円
ザラバ高値をつけましたが、その後一進一退で推移し13日のザ
ラバ高値1万9656円に止まり結果的に二番天井を形成した格好
になりました。

それでも新年度相場の4月以降の株高に期待する市場関係者も
かなりいましたが、31日に1万9000円を割り込み4月相場3営業日
経過した時点でも1万9000円を回復していません。過去のケース
では大台割れが短期間で回復しなかった場合相場は一段安する
ことが多かったようです。1万8500円前後までの下げに備えておく
べきでしょう。

頼みの海外投資家は3営業日を経過した時点で買い越しに転じた
気配は感じられません。4月高の根拠が国内投資家の決算対策
売りの一巡と海外投資家の買いだった訳ですから今後も海外投
資家の姿勢が消極的なら東京市場の劇的な回復は期待できま
せん。当面は1万9000円の壁が意識され調整が続く可能性を考
えておくべきです。

これからGWにかけて日米経済協議やフランス大統領選挙を波乱
なく乗り越えればあるいは1ヶ月遅れで東京市場に春がやってくる
かもしれませんが、実際はどちらに転ぶか分からない政治イベント
で大きなリスクを取ることは出来ません。今後3ヶ月間は劇的な相
場好転は見込めないというもう一つのシナリオも用意すべきです。

1年間の株式市場は見通せば上昇トレンドの波が来るのは年の半
分もありません。むしろダラダラと調整している期間のほうが圧倒
的に長いのです。2万円には到達しませんでしたが、3月上旬まで
まあまあの上昇だったと考えればまだ調整が続く可能性は高いの
です。

株式市場には小回り3ヶ月(相場の動きというものは、長期的には
三年で中期的には三ヶ月で山と谷を作るといわれています。)とい
う格言があります。この水準からの下げは限定的でも日々の上げ
下げはあっても方向感のない相場が続くことも考えておくべきです。
ここは次の相場上昇の主役がどんな業種でどんな銘柄になるのか
じっくり観察する期間のようです。

3月の市場の話題は東芝に始まり東芝に終わった格好です。まだ
まだ東芝関連のニュースは続くでしょうが、今後の展開を大まかに
織り込んだことから次第に株価の動きは落ち着いてしそうです。東
芝関連のニュースに気を取られていたらいつの間にか東京市場は
調整局面に転じていたというのが投資家の思いでしょうか。
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