kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

バフェット効果

2023-04-14 05:53:18 | 日記
今週の日経平均は終値ベースで2万8000円台を維持できるのでしょうか。週末の今日の
取引に注目が集まります。今月上旬の2万8000円台回復のリード役は半導体関連だった
ようです。しかしこのところSOX指数の下落に引っ張られるように東京市場の半導体銘
柄は足元では軟調です。

世界のパソコン大手の出荷台数が3割から4割減に落ち込みDRAMなどメモリー市況は
まだ下落傾向を脱していません。12日付の経済紙によるとDRAM市況が底を入れるの
は7~9月期になるとの見方のようです。

スマホの売れ行きも芳しくなくデータセンター需要も弱含んでいるようです。今話題の
チャットGPTなどAIの急激な普及は半導体需要にとっては追い風になりますが、当面
は市況悪化で半導体関連銘柄の上値追いは難しいのかもしれません。

投資の神様であるバフェット氏が来日し5大商社株の投資を拡大した事が明らかになり
商社株は再び主役の座に戻ってきたようです。3月の米銀行破綻ショックで急落した商
社銘柄はその後の戻りは芳しくありませんでした。

そんな状況でバークシャーが商社株を買いもしたことが明らかになり見直し買いが株価
を押し上げたようです。同社のような資金力のある長期投資家が買いを継続すれば株式
の需給は好転します。事業の安定性が高くキャッシュが豊富で株主還元も積極的で割安
であることが投資先としてはバフェット好みと言われています。

古くから保有しているコカ・コーラ株や大手テック株のFANG+Mでも事業の安定性や
PERの低さや財務体質の良さが投資対象となったアップル、それにここ数年継続的に取
得している石油大手のオキシデンタル株もバフェット好みということなのでしょう。

彼の投資哲学は脱炭素などテーマ株でも割高だったり財務懸念があったりする銘柄には
食指が向かないようです。日本の商社株への継続投資はバフェット氏のお気に入りの米
大手銀行株への投資に疑問符が付き代替先として日本の商社に狙いを定めたのかもしれ
ません。投資先として有望なら積極的に買い増しをすることはアップルやオキシデンタ
ルへの投資でも明らかです。まだまだ日本の商社株への投資は拡大する可能性はありそ
うです。

バフェット氏が商社以外の銘柄に投資を広げるのか、海外投資家の日本株投資が久ぶりに
盛り上げる援軍になるかもしれません。後は日本企業の経営者がどこまで自社の低迷する
株価を改善させようと本気で取り組むかです。
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