kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

お盆休み先取り

2017-08-09 06:56:48 | 日記
8日の東京市場は前日の終値を少し上回る水準で寄り付いた後すぐ
にマイナス圏に突入10時過ぎには下げ幅をやや広げましたが、一日
の値幅は最大100円程度と値動きの乏しい相場が続きました。昨日
も高値更新銘柄は比較的高水準でした。上場銘柄が多いこともあり
建設や(21)化学(18)で四分の一を占めました。

高値銘柄の顔ぶれは大手から中堅以下の企業に移って来ているよう
です。高値更新銘柄が周辺に広がってきたことからそろそろ決算絡み
の個別企業物色は一巡しそうな気配も感じられます。年初来高値に
1円届かず始まった大林組が午後の決算発表後急落するなど好業績
を先取りするように先週から高値更新を続けていたゼネコン銘柄にも
警戒感がでてきたということでしょうか。

毎日のように物色銘柄が変化し好業績発表で大幅高した翌日は早く
も反落するなど相場の寿命は短くなっています。安川電機や古河電
工にように上昇局面が続く銘柄はむしろ稀です。現在動いているマネ
ーは多くが短期資金で長期マネーの存在感は薄れているようです。
長期マネー不在のためにその日暮らしの物色になっています。

膠着状態の相場はいずれどこかで大きく上下どちらかに動くのがこれ
までのケースです。好決算続出にも頼みの海外投資家の動きが鈍い
ところを見ると懸念されるのは上よりも下方向に振れる事でしょう。
夏休み休暇を終えて本格的に投資家が戻ってくるのは今月下旬です。
24日にはジャクソンホールで市場注目のイエレン議長の講演が予定
されています。

議長発言がキッカケで膠着相場に転機が訪れるのか、それとも膠着
状態はその後も続くのか、はたまた講演前に市場にサプライズを与え
る何らかの動きがあるのか、どのどちらともなく相場が動き出すのは
9月相場入り後なのか、様々なケースを想定して対処法を考えておく
べきなのかもしれません。
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