kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

海外投資家の本気度

2017-11-05 12:52:40 | 日記
※ 6日急用で出かけるため一日前倒しで更新します。

選挙期間中は上昇する一方選挙の株価は下落するケースが多かった
と言う経験則や決算期待で上昇しても決算後はたとえ好業績でも好材
料出尽くしで下落する可能性が高いという先行き不安説も当初根強く
残っていました。

先陣を切って23日に決算を発表した安川電機は通期業績を上方修正
したにも拘わらず翌日の株価は3%弱下落しました。市場の一部には
やはり好業績を先取る形で上昇した銘柄には材料出尽くしとなりやす
いと今回も先高期待は低下しました。

しかし先週のソニーや京セラ、TDK、東京エレクトロン、アルプス電気
などは好決算を好感して大きく上昇しました。自動車でもホンダは通期
業績上方修正と7年ぶりの自社株買いが好感され2日の株価は5.2%
も上昇しました。勿論日本ハムのように市場期待を大きく下回った銘柄
は10%を越える大幅安になるなど相変わらずこの時期特有の値動きの
激しさはあります。

しかし期待以上の決算だった銘柄には好業績発表が材料出尽くしにな
らず大幅高したケースは最近では多くありません。背景には安倍政権
の安定が続くことや予想以上の好業績を発表する日本企業が多く海外
投資家の腰の据わった買いがあったようです。海外投資家は現物株を
10月第4週に6703億円買い越しました。第3週の買い越し額は4452億円
でしたから1.5倍に膨らんだことになります。おそらく先週も東京市場が
大きく上昇したことから考えて大幅な買い越基調は続いているようです。

海外投資家は安倍首相が解散総選挙を明言した9月中旬以降に先物
を大幅に買い越しました。選挙は買いと言うジンクスでまずヘッジファン
ドが動いたようです。それに加えて選挙期間中は自民優勢が伝わると
現物株への買いが膨らみました。短期筋が利益確定に動いても長期投
資家が売りを吸収するような買いに動いたことが息の長い上昇相場に
繋がりました。

2万円天井説、2015年高値更新で目標達成から上昇ひと段落、未曾有
の16連騰達成とその後の2万2000円達成で流石に相場も一休みと弱気
筋の思惑をよそに相場の勢い増すばかりです。今週は1996年に付けた
バブル崩壊後の戻り高値2万2666円更新も現実味を帯びてきました。
さてこの強気相場果たしてどこまで続くのでしょうか。6日は3連休明けは
高いというジンクスのように上昇する可能性が高そうです。
コメント
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