9M6遠征に関して（現地－無線設備）

第５回は

無線設備

●リグ
　HF機が３台用意されています。
　　FT-1000MP MARK-V
　　FT-1000MP
　　FT-920
　1000MPは2台とも220V電源対応されていますが、920は安定化電源が要ります。
　安定化電源は40A程度のものが用意されています。

　今回はMARK-Vのみ使い、1000MPと920は使用せず。


　9M6DXX達には口頭及びメモで伝えておきましたが
　　・MARK-Vのハイバンド感度が著しく劣化している。10mは顕著。
　　・40mでALCメーターが機能しない(ALC自体は効いている）
　の問題がありました。
　2008年にWW-PHをここから運用した9M4SMO記事にも同様の記載がありましたので
　以前からそのままの様です。FT-920に繋ぎかえれば良かったのですが、コンテスト中
　時間ももったいなかったのでそのまま使いました。
　10mで恐ろしく耳の悪いオペ、と思われた方いらっしゃったと思います。ご容赦ください。

　パラオのPPRシャックにはFT-2000が入ったようなので、こちらもそろそろ交代時期か？

●リニアアンプ
　VL/VP-1000です。
　特筆事項はありません。私も毎日JAで使ってますので、何の違和感も無く使えました。

　コモンモードフィルターもパスフィルターも何も付いていませんので、おまじない
　程度で持参したパッチンコアを同軸、ＡＬＣなどのケーブル類に入れていました。

●アンテナ
　メインアンテナとなるのは、部屋のすぐ横に立っている14mHクランクアップタワーに
　鎮座するFORCE12 C4です。

　詳細はEDC(エレクトロデザイン)社などを参照ください。


　20/15mは2エレですが、コンディションさえ良ければ苦にはなりませんでした。今回は
　殆ど呼びまわりはやってないですが、呼ぶとツライかも。
　あと17mはそれなりに同調します（今回は17mはKH0/JK2VOCとの1qのみ）。

　40mはRDPとして機能します。これは帯域も広く使いやすかったです。

　80mはサガ電子のZA-3.5が14mタワートップから引き下ろされています。
　CW bandにチューンされており帯域も狭いのでPhoneでは全く使用できません。
　このことはJAにいる時からmailで確認していたので知っていたのですが、さすがに
　ワイヤーアンテナのチューニング取り直しまでは現地ハムには対応いただけませんでした。
やむを得ないでしょう。

　対応してくれたsteveと最初に空で会話した際、「any trouble?」に対して私が
　「80m antenna is NO good」と伝えたら「Yes may be NO good HaHaHa...」と言ってた
　ので判ってるんでしょうね（笑）

●その他
　同軸の引き込み口は豪快で、壁のレンガをぶち抜いています（笑）
　塞いでおかないとシャウト声がダダ漏れ、かつ蚊が大量侵入します。


　以前の写真に載っている給水塔のアンテナは既に撤去されています。
　またWARC用として、同じくサガのZA-xxが張られています（今回は使用せず）。

　卓上マイクは、MD-100A8Xが、ヘッドフォンはYH-77STAが備え付けです（今回は使用せず）。

　持参しないと絶対困るものは
　　・ＢＦ型電源プラグ（持参品を動作させるために必須）
　　・電鍵（備え付けはありません）
　　・ネット接続するなら802.11 b/g対応していること（有線は使えない）
　　・簡単な工具（ラジペン、ドライバ、ハンダこて）は利用できる



ＴＯＰ画像は夜のレストランでタイガー