「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

手を抜けないオーディオの小物類

2017年02月23日 | オーディオ談義

前回のブログ「柳の下の二匹目の“どじょう”を狙う」を読んだオーディオ仲間から「“どじょう”どころかウナギが居たじゃないですか」と揶揄されたので「正真正銘のウナギならいいんですけどねえ・・」と返事しておいた。

オーディオは冷却期間が必要で時間が経つにつれ熱が醒めると共に感覚も変化することがあるので困る(笑)。

さて、今回はオーディオの小物類について二題ほど提供してみよう。

☆ ヒューズについて

オーディオ・システムの中で
ヒューズの存在を意識している方はどのくらいいるのだろうか。

スピーカーを除いて、アンプ系ではまずほとんどの機器に装備されているといってよいが、ヒューズは電気回路に過剰な電流が流れるなど不測の事態が起きたときに、大事に至らないように即座に断線して電流を遮断する役割を担っているのだが、まったくの縁の下の力持ち的存在で、むしろ必要悪といってもいい。

このヒューズはCD関係機器、DVDレコーダーなどはケースの奥深く内蔵されているので外側から見ることは出来ないが、アンプ類たとえばプリアンプ、パワーアンプなどは簡単に交換がしやすい位置に取り付けされているので分かりやすい。

このヒューズ、実はその材質によって音質にいろんな影響を及ぼしていて、なかなかデリケートな存在だ。回路の電流は必ずヒューズを経由するのだから必然的に音質に影響があって当然なのだが、はじめから装着されているメーカー付属のものはほとんどがガラス管のありふれたヒューズだがこれを速断ヒューズに取り替えると音質が見違えるほど良くなるという。

その理由の第一は、速断ヒューズは品質のいい銅線が使ってあるが、通常のガラス菅ヒューズは銅以外の音質に好ましくない材質が使ってあって磁気を帯びるなどの弊害が考えられるから。

ヒューズが飛ぶなんてことはまず大事件に相当する事態なのであってはならないことだが、万一に備えて予備を持っておこうとネットで注文したところ、在庫なしでガッカリ。「入荷次第連絡します。」とのことで、それがたしか2年前ぐらいのことだった。

時の過ぎるままに、すっかり忘れてしまっていたところ、1週間ほど前に「ようやく入荷しました。どうされますか?」とのメールが入った。

今さら言われても「興醒め」だが、相手方があまり儲けにならないヒューズなどを取り扱う個人商店なのでつい仏心(?)を起こして「着払いの代引きで送ってください」。

         

あまりガラス管ヒューズとは変わらないようだが「ま、いっか」。

ふと、話題の「6FD7アンプ」(新潟県:チューブ・オーディオ・ラボ)はどういうヒューズを使ってあるんだろうかと、アンプから引き抜いて調べてみた。

      

凄いですねえ!比べてみると一目瞭然でこんな太い線を使った立派なヒューズを見たことがない。

さっそく代表のKさんに連絡したところ「わが社の真空管アンプはいっさい手を抜いてませんよ!」との自信に満ちた言葉に納得。

「しまった、Kさんからヒューズを購入すればよかった。」と思ったが、もう後の祭り(笑)。

次に二題目。

☆ ハンダについて

手作りに勤しむマニアにとってなくてはならない必需品がハンダ。このところSP周りの作業をやっているとやたらにハンダ付けが多くなった。SPコードの延長やユニットへの取り付け、コイルやコンデンサーなどのネットワークへの接着など枚挙にいとまがない。

1か月ほど前のブログにも登載したとおり「真空管アンプはハンダで音が変わる!」ので、ハンダの材質はユメユメおろそかにできず吟味して使っているが、在庫が乏しくなったので今度ばかりはKさんにお願いした。

「一番音のいいハンダとやらを購入したいのですが分けていただけますか?」

すると「とても使いにくいですよ~。ある程度ノウハウが必要ですからとりあえず試験用として送ってみますので試してみてください。」

           

すぐに送っていただいたのがこれ。

左側の曲がった棒みたいなのがメチャ音がいいとされる該当のハンダだが、見るからに大きくて溶かすのに大変そう。右側がケスターのハンダで「もう使わないので進呈します。」とのこと。

いやあ、とても使いやすそうで「素隠居」には大いに助かります~(笑)。
 

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