答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

翻訳

2014年07月30日 | ちょっと考えたこと(仕事編)

「あれは私ですか?」

という便りをいただいた。


「80点を(取らせること)なんか簡単ですよ」と某氏が言う。


という書き出しで始まる、きのうの拙稿に対してである。

というからには、メールの主さんには自覚があるのだろう。

だが、私があそこで象徴として書いた人格なら、たぶんそういう内省はしないと私は思う。

「私?」と内省できる謙虚さを持った人は、本質としてそうではない。


そしてどちらかといえば、私の主眼は、

 

で、おのれに言って聞かせるのだ。

そこから先は環境にフィットさせるようにアレンジせよと、

つまり、自分の頭と身体で考えて、

自分の環境に翻訳せよと。。。


という文脈のほうにある。

ついでだから白状する。

ここで「翻訳」という表現を使ったのはパクリである。

ネタ元を紹介する。

 

築土構木の思想──土木で日本を建てなおす (犀の教室)
藤井聡
晶文社

 

柴山 日本の近代化は世界史で見てもかなり重要なケースです。国外の技術や知識を、国内にもともとあった技術や知識と融合して国産化を進めていく。これは一種の「翻訳」なんですね。今の途上国は、こういうことをしないんですよ。手っ取り早く外資をもってきて技術を導入し、安い労働力とくっつけて輸出して儲ける。現在では先進国と途上国の技術水準が違いすぎるので、他に方法がないとも言えるんですが、日本はそうではなかった。独自に技術者を育成して産業の国産化、ナショナリゼーションを進めていった。(P.91、『インフラ政策とレジリエンスの国富論』、柴山桂太×藤井聡)


一昨日、このくだりを読みながら、

あ、なるほどネ、と膝を打った私は、

とてもじゃないが、こんな大きなスケールで物事を考えられる人間ではない。

だが、つまりはそういうことなのだと腑に入れた。


「国外の技術や知識を、国内にもともとあった技術や知識と融合して国産化」

VS

「手っ取り早く外資をもってきて技術を導入」


「独自に技術者を育成して産業の国産化」

VS

「安い労働力とくっつけて輸出して儲ける」


私がやろうとしてきたこと、あるいは他人さまに薦めるのが前者で、後者を私は否定する。

もちろんリアリストとしての私は、「手っ取り早く」というのも、戦術としては大アリだということは承知しているし、

「独自に技術者を育成」とはいうものの、いたしかたなくそういう路線になってしまったというのも有り体なところではある。

だが、それこそ模倣から始まった様々なことを、

自分の頭と身体で考えて自分の環境に「翻訳」しつづけてきた、

という自負はある。

(あ、現在進行形ですネ、もちろん)

 

 

どちらにしても、日本や途上国の近現代史と比較するほどの大それたことではない。

かくしてひとつの言葉をパクったという、ネタばらしである。


 

 

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