答えは現場にあり!技術屋日記

「三方良しの公共事業」をモットーに、辺境の高知のそのまた辺境から、土木技術者のオジさんが泣き笑いの日々を届けます。

受け売り ~ モネの庭から(その213)

2014年07月26日 | 北川村モネの庭マルモッタン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水の庭でイチバンのお気に入りポイントは、入り口から見てもっとも奥まったところにある。

いつもなら、太鼓橋を渡りバラアーチを通りという定番ルートを経て、

池を一周するちょうど半分あたりでそこにさしかかるのだが、

今日はいの一番にそのスポットへと向かった。

急がないと朝の池は、その表情を刻々と変えるからである。

着くとそこには、三脚付きのカメラを構えたカメラおやじやカメラおばさんが数人。

一瞬だけ気後れをしたがせっかくだ、

かまわずズケズケと割り込み最前列で撮り始めた。

撮りながら、聞くとはなしに話しの中身を聴いていると、水の庭の撮影テクニックをレクチャーしているようである。

 

光線のあたりかたによる葉っぱや花の写りかた、

周りの景色と対象物(たとえば睡蓮)の対比のさせかた、

風を感じさせること、

なぜ青い睡蓮にトンボが停まりやすいのか、

動くトンボはどうやって撮るのか、

などなど。

 

フムフムなるほど、ハハアそうなのかとうなずきながら、

もっぱら感覚のみで撮ってきた私のやりかたも、

あながち間違っていたもんでもなかったのだと、ひとりほくそ笑む私に、

まもなくして、そのなかの先生格が話しかけてきた。

 

「どちらから来られたんですか?」

「北川村ですよ」

「きたがわ?なんだ、こちらが本家だ」

 

いっせいに周りで笑い声が起きて、

それをキッカケにしばらく話しをさせてもらう。

 

その輪の中から外れ、さっそくさっきのレクチャーを実践。

当然ながらすぐさまそうそう上手くはいかないが、試行錯誤しながら池を撮る。

そんな私に、今度は別のオジさんが話しかけてきた。

 

「やっぱり見るポイントってあるんですか?」

「そうですね。。。今の時季だとあそこですね」

 

と、くだんの撮影スポットを指差す私。

「理由はですね・・・」

ちゃっかりと、さっき聴いたばかりの受け売りをネタに、ひとしきり説明。

何度かやり取りがあったあと、互いに礼を言って分かれ、

別れたあと独りうそぶく。


知識は入力するのみでは腑に落とし込むことができず、

試行錯誤をしながら実践し、

そしてそれを出力して、やっと身体に入ってくるものなのだと。


いやあまったく、食えないオヤジである。



 

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