崩壊地の上に立ち、ああでもないこうでもないと思案しているとき、ふと目にとまる芽生え。
私たちの世代であれば「芽ばえ」とくれば麻丘めぐみ。
麻丘めぐみといえば「私の彼は左きき」なのであるが、この際そいつはおいておくとしよう。
高木が立ち並び光が届きにくい状態から、崩壊により林床に光が差し込むようになり、新たに幼木が生長する環境が出来たのだろう。
が、しかし、ここは山腹が崩壊したときに、いったん緩んで残った土塊。
せっかくの芽生えも、ひと月もすれば跡形もなくなる運命である。
だいいち「土木の仕事」というやつでは、幼樹にもならぬ芽生えに斟酌するなど、よっぽど珍しいか絶滅危惧種でもなければ、まずありえないことなのである。
と、そこで閃いた作戦ひとつ。
相変わらずの思いつきではあるが、やってみる値打ちはあるかもしれない。
こう見えてこの私、ビオトープ管理士の端くれなのである。
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