ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

加古川舟運の港 大門の絵図

2018年01月16日 05時08分06秒 | Weblog
 14日(日)、初集会の挨拶のために加東市大門の公民館を訪れた時、壁に一枚の絵が掲げられているのに気づきました。それは、加古川舟運の盛んだった江戸時代の大門の絵図でした。じっくり見る時間がなかったので写真におさめました。
 大門は加古川筋でも有数の高瀬舟の河岸(川港)でした。大門には、多くの舟をもつ豪商があり、東条や米田辺りから米が問屋に運び込まれ、この河岸で高瀬舟に積み込まれて高砂へと運ばれていったのでした。そして、高砂からのもどり舟には、塩や砂糖、雑貨などが積み込まれ運ばれてきたのです。
 絵を見ると、中みなと、下みなと、渡し場などに舟がついている場面やチンコロ岩、オタフク岩などの岩場が描かれ、往時の繁栄ぶりが浮かんできます。
 加古川河川改修、大門橋のつけ替え工事などが進められていますが、かつて隆盛を誇った加古川舟運の河岸、大門の記憶を伝えてくれる大事な絵でした。
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