28日(金)の夕方、5時前に加東市社のショッピングパークBioの南駐車場だった場所に開設された社バスターミナルに寄ってみました。
駐車場には10台ほどの車が止まっていました。このターミナルの交流施設にうどん店とコーヒー店が開店して1週間ほど経ちましたが、まだ、寄っていなかったので、のぞいてみると、うどん店は営業時間が終わっていました。コーヒー店に入ってみると、いろいろな種類の豆が用意されていて、インドネシア産のマンデリンを頼みました。
さて、コーヒーを手にターミナルのベンチに腰掛けて、目の前一面に広がる刈田とはるか青野原台地の地平線へと落ちていく夕日を眺めました。いいですね。
今日も県内を移動しながら午前、午後とも研修や会議で充実した一日でしたが、一日が終わる頃に、ふるさとの広々とした田圃風景を眺めながら一杯のコーヒーを飲む。この一時は最高の心の安らぎ、癒やしです。
ちょうどオーナーが出てこられ、ここから眺める夕景の素晴らしさに話が弾みました。淡路では西海岸からの夕日が素晴らしい、とサンセットビーチとして人気が高まっていると聞いているので、ここは内陸でありながら地平線に沈む夕日を見ることができる絶好の夕景ポイントとして決して劣りません。
加東市社は、加古川の河岸段丘の各面からなっており、東に向かって段々と高くなっている地形的特徴があります。その各面からの西側の眺望は実に広々として雄大です。このバスターミナルは低位面にありますから、西の青野原台地が地平線となって夕日が落ちていくのです。
ここでは、2000年ほど前から、人々が暮らしを営んでいました。弥生時代の住居跡や遺物も出ています。弥生人も古墳時代の人もこの雄大なサンセットを眺めていたんでしょう。そんなこともコーヒーの味をいっそう深く味わい深いものにしてくれました。サンセットビューを楽しみながらコーヒーを。サンセットビューベンチを増やしてもいいのではないでしょうか。