地元の方からいただいた古い教科書の中に、習字帖があります。毛筆の美しい字が書いてあります。候文の漢字が並んでおり、当時の小学生は、これを手本にして字の練習をし、美しい字を書けるようになっていたのかと思うと何だかすごいなと思いました。
習字帖の裏表紙には、持ち主の名が毛筆で書いてありましたが、やっぱり美しい字でした。
まず1頁目は、申候などの文末、続いて、手紙文の短文例が次々と挙げられています。今は、スマホで短文で連絡を取り合っていますが、当時は候文ながら、用件を端的な表現で手短に伝えるスタイルだったんですね。