台風11号が本州の南の海を西進しています。猛烈な勢力に発達しつつあるということで、今は沖縄方面に向かっていますが、いずれ進路を北へ向け、九州から日本海へと進んでくるのではないかとの予報です。
その影響か、当面の天気予報では、傘マークが続いています。昨日まであった真夏の青い空と白い雲、強い日差しはもう終わりなのでしょうか。
庭のナンキンハゼの木は、20年余り勤めた兵庫教育大学附属中学校の校庭の木の実生から育ったものを当時の同僚だった村田好子先生にいただき、記念に植えたものです。夏の間は緑の屋根を広げて陰をつくってくれます。秋には紅葉して風に揺られてきらめきます。冬には枝を伐りますが、初夏にはぐんぐんと枝を伸ばします。なんとも生命力の強い木です。
夏の間はアブラゼミの休憩所となり、昼時には縦列駐車状態になります。さて、根元辺りに妙な印のようなものが目にとまりました。寄ってみると、カメムシでした。来ていた保育園児の孫が「くさいカメムシ」といって近寄りませんでした。庭木の枝の剪定をしていると、こんな所までと驚くほどの高い枝の先にセミの抜け殻がついているのを発見しました。木も草も虫も生命力旺盛の夏でした。