ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和50年代末、昭和池の水を追って

2021年01月31日 07時59分05秒 | Weblog


 この2枚の写真は、昭和50年代末の頃、兵庫教育大学附属中学校の生徒と昭和池の水の路を追って水路の見学に行った時の一コマです。
 昭和池が三草山の谷を堰いて築かれたのが昭和初期、水路は南へ延び、やがて千鳥川の流れる大きな谷をサイフォンで渡り、標高約100メートルの嬉野台地に吹き出ます。呑み口から吐き口を望んだ写真です。嬉野台地には、戦後築かれた鴨川ダム(東条ダム)の水が送られてくるようになり、昭和池からの水路は廃線となりました。今、嬉野台地側の吐き口には、コンクリート製の施設とサイフォンの管が展示してあります。
 昭和池からの水がスタートする幹線水路は山を穿ったトンネルの中に流れ込んでいきます。今も昭和池からの水は下流域や三草川をサイフォンで渡り、稲尾の台地に送られています。
 東条川疎水ネットワーク博物館には、昭和池と水路、ため池も含まれています。40年近く前の写真ですが、当時の女子中学生も干ばつに悩んだこの地方の人々の苦労、そして水を確保するための努力、願いを学ぶ学習をしていました。
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東条川疎水フォトコンテストで写真を募集中

2021年01月30日 05時33分46秒 | Weblog
 第1回東条川疎水フォトコンテストという新しい企画で、写真の募集中というチラシ、新聞記事を目にしました。聞いてみると、大阪大学の大学院生らが調査で東条川疎水を訪れ、その素晴らしさに感銘を受けたことが発端で、疎水をより多くの人に知ってもらおうと、自分たちで企画したのがフォトコンテストだったということでした。
 東条川疎水ネットワーク博物館の構想が立ち上がってから10年。行政、教育、地元団体・グループ、有志などでネットワーク博物館の取り組みが推進されてきました。水路を維持管理している土地改良団体等による疎水ゴムボート下りは年々人気を博しています。また、学校教育では、地元加東市、小野市などの小学校で疎水学習が行われ、副読本「遠い水の路」を使った学習や現地見学や出前授業などの取り組みが重ねられています。大学生も聞き取りなどの活動に取り組み、疎水をめぐる貴重な証言を集め、その文化的な価値の発掘も行われてきました。また、生涯学習の一環として、高齢者大学でも疎水学習、見学会も取り組まれており、東条川疎水への関心や認知度もずいぶんと高くなってきました。そうしたなか、今回の大学院生らによるフォトコンテストの企画は、そうした博物館の取り組みに外部からの、しかも自主的な取り組みとして行われるもので、その広がりは新しいステージへと広がったともいえます。
 私もこの歴史ブログで一番多くアップしているのが東条川疎水関連の記事だと思います。何か思い出に残る写真を応募したいと思っています。
 
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三草山に昇る白い月ー28日の夕景

2021年01月29日 05時37分19秒 | Weblog
 28日(木)の夕方、午後5時過ぎ、加東市木梨の市道を走っていると、源平の古戦場三草山の上にまだ白く、薄い光の月が昇っているのに気がつきました。
 満月は明日の未明、今日の月はほぼ満月です。夜空に光る満月もいいですが、日が沈んだあと、まだ明るさが残る夕景色の薄い光の満月もいいですね。三草山は独立の山塊で社方面から見ると、扇を広げたような形に見えます。今立っているのは三草山の西方、木梨の地です。千鳥川の左岸で、加東市社の台地面へと緩やかに高くなっている所です。この近くには弥生時代から人々が住んでいた跡もあります。三草合戦で源氏に急襲された平氏がこの辺りを敗走したかも知れません。その昔の人々もきっと同じ景色を見ていたんでしょう。
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ぐっと接近ヒヨドリ-すぐそばに

2021年01月28日 04時44分43秒 | Weblog
 

 27日(水)、昼過ぎに庭に面したガラス窓のすぐそばに一羽のヒヨドリが飛んできて止まりました。窓がなければまさに手の届く至近距離でした。ベランダの横のさびた鉄板の上に止まってじっとしています。息を殺してガラス越しにカメラを向けて撮りました。逃げる様子もないので、前に回って窓をそっと開けて正面からカメラを向けましたが逃げないのです。どうかしたのか、と思いながら数枚撮り、今度は後ろから回って窓を開けるとさすがに気配がしたのか、首だけぐるっと後ろを向けました。シャッターチャンスとばかり、ヒヨドリの見返り美人図が撮れました。
 もう十分だと、窓を閉め、しばらく見ていると、鉄板に糞をしました。まだ周囲の様子をうかがっているようでしたが、やがて、鉄板から地面に飛び降りて、ベランダの柱の地面に生えている草の中に入っていきました。草の実でも食べているのだろうか、などと思いながら、ヘビやネコにやられるなよと心の中でつぶやきました。ヒヨドリの表情も今日は美しいというか、可愛く見えました。
 いつも庭にやってくるヒヨドリかもしれません。しかし、馴れているのか、怖れを知らないのか、こんな至近でヒヨドリと長い緊張の時間を過ごしたのは初めてでした。
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ヒヨドリの表情

2021年01月27日 04時17分13秒 | Weblog
 

 この時期、庭にヒヨドリが毎日のようにやってきます。このブログでもさまざまな表情を紹介していますが、庭にやってくると、ピーと甲高い声で鳴くので分かります。しばらくしてもう一羽がくると、示し合わせたように飛び去っていきます。
 そんなヒヨドリの姿を見ていて、カメラのレンズを通して近寄りその表情を見ていると、ただの野鳥とは思えないような親近感が出てきます。しかし、その顔つきは厳しい自然を生き抜いている激しさ、逞しさを見せることも。
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25日の月と光の輪-月暈

2021年01月26日 05時53分03秒 | Weblog
 25日(月)、午後6時30分頃、神戸から加東に戻り、事務所の駐車場に車を止めて事務所に向かおうとしたとき、空に月が出ていました。ふと見ると、その月の周りというか、空に大きな、しかし、薄い光の輪が出ているのに気づきました。途中、途切れているところもあるのですが、大きな輪でした。これは珍しいとカメラで撮ろうとしましたが、暗いのと輪が大きすぎて写っているのかどうか分かりません。
 家に帰って妻にも見るように話しました。薄いけど、光の輪が見えたと喜んでいました。何かの予兆かなどと話しましたが、インターネットで調べてみると、どうも月暈(つきがさ、げつうん)という現象で、空に薄い雲が出ている時に月の明りが光って輪をつくるというものでした。大きいというのもその通りでした。幸運の兆しならいいですね。
 写真にはやはりはっきり写っていませんが、よくよく見ると何となく見えます。
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ヒヨドリがロウバイの花を食べる

2021年01月25日 04時32分01秒 | Weblog
 

 24日(日)も雨でした。今日も時折りヒヨドリが柿の木に飛んできていましたが、ふと見ると、口に何やらくわえているようなので、カメラをズームしてみると、黄色い花、つぼみのようで、ロウバイに見えました。枝に止まって、大きな口を開けてそのつぼみを食べようとしていましたが、なかなかうまく食べられず苦労しているようでした。撮った写真の一枚にヒヨドリの口の中のオレンジ色が鮮明に写っていました。
 我が家のロウバイも、隣のロウバイも満開ですから、まだまだ食べるものがあったということでしょうか。初めて見たヒヨドリのロウバイの花食でした。
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雨の庭にヒヨドリ-柿の実の残りに命をつなぐ

2021年01月24日 06時01分40秒 | Weblog
 23日(土)は一日中雨でした。緊急事態宣言下のステイホームで自宅と近くにある事務所を往復しながら過ごしました。
 庭の柿の木にヒヨドリがやってきました。雨の日もエサを求めてやってきたんだな、と思いながら見ていると、枝のところどころに残った柿の実の蔕(へた)を啄んでいます。干し柿状態の実の残りがあるのでしょうか。足を踏ん張り、身をよじらせながらその蔕のあたりを啄んでいました。やがてもう一羽がやってきて、食事をしたあと飛び去っていきました。
 
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メダカの鉢の水を飲むヒヨドリ

2021年01月23日 05時18分22秒 | Weblog
 

 庭のベランダにメダカの鉢を置いています。天気の良い日、ふと見ると、ヒヨドリが鉢の縁に止まって水を飲んでいました。周囲を見回しながら、数回くちばしを入れたあと、飛び去って行きました。メダカが食べられたのではと心配しましたが、やっぱり水を飲みにきたのでしょう。
 窓ガラス越しでしたが、手元にカメラがあったので撮りました。庭の柿の木には毎日のようにやってきますが、鉢の水を飲む姿は初めて見ました。
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善龍院でコロナ退散初庚申祭-300年で初公開の仏像も

2021年01月22日 05時46分49秒 | Weblog
 

 21日(木)、加東市社にある善龍院で360年の伝統を持つ初庚申祭りが行われました。朝から日も差して穏やかな天気の下、9時過ぎにお寺に歩いて行きました。寺からは太鼓と読経の声が聞こえてきました。
 善龍院は、涌羅野山慈眼寺善龍院の寺号をもつ真言宗のお寺で、赤穂の浅野氏の分家である家原浅野氏の菩提所として代々の領主の位牌が納められていることや、初庚申(年始の庚申日)には多くの人々が参詣し、庚申寺として知られる由緒ある寺院です。
 庚申とは、「庚(かのえ)申(さる)」十干十二支の組み合わせで60日に一度めぐってきます。庚申堂の本尊の青面金剛大明王(しょうめんこんごうぞう)、すなわち庚申さまは、開運、厄除け、五穀豊穣、無病の守り本尊として昔から信じられています。
 境内では奉賛会の皆さんがテントを張り、参詣者への接待を行っておられました。今年はコロナ退散祈願ということで、庚申堂には千手観音像と大日如来像が安置され拝むことができました。300年間お堂の中にあり、今回初めて公開されたとのことでした。また、四国八十八ヶ所礼状の第一番から十六番札所礼状のお砂踏み参拝も設けられており、参詣の皆さんはお砂を踏みながらお祈りを捧げておられました。
 庚申堂にお参りし、お砂踏みをして、テントで「庚申お猿」をいただきました。布でつくられた猿のお守りですが、「災難を去る(猿)」ということで、このお守りをいただき、翌年奉納すると、ご利益があり念願がかなうといわれています。お参りしたあと、いつもならよもぎ団子と昆布茶の御接待があるのですが、今年はお茶の接待はコロナ感染対策でなく、お団子をいただいて帰りました。

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冬の日に輝くロウバイ

2021年01月21日 05時20分13秒 | Weblog
 いつも朝の登校見守りで立っている学校道の交差点に面した家の庭にはロウバイの木があります。このブログでも開花や満開を紹介していますが、朝の光がまだ届かない時間帯の写真でした。天気の良い昼間のロウバイは逆光ですが黄色に輝いていました。思わず、カメラを取り出して撮りました。厳しい冬の寒さの中で一番早く咲き始めるこのロウバイは、元気に登校していく子供達をもいつも見守っています。
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緊急事態宣言下の登校風景ーロウバイも満開

2021年01月19日 07時15分08秒 | Weblog
 

 緊急事態宣言下、昨年は休校措置がとられ、子供の登校風景は見られませんでしたが、2度目の今回は学校は休校にならず、子供達は毎日元気に登校しています。
 一年で一番寒い頃ですが、朝の濃い光を浴びながら、学校道を通学班毎に歩いて行きます。見守りに立っている交差点の角の家のロウバイも満開です。寒さの中にも春の兆しが力強く感じられます。コロナ禍の世界ですが、必ず克服して新しい世界がやってくると信じています。
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夕方のヒヨドリ

2021年01月18日 04時23分37秒 | Weblog
 毎日のようにヒヨドリが庭にやってきます。朝日を浴びて、昼間も、そして日が西に落ちようとする頃にも柿の木の枝に、しかも指定席のようにほぼ同じところにやってきます。
 まず一羽がやってきて、ピーと甲高い声で鳴き、しばらくするとパートナーがやってきます。夕方にはその目に夕日が光ることもあり、カメラのズームでその表情を見ます。
 16日(土)の夕方もやってきました。後ろ向きで長い尾が角度的に見えなかったので、体がずんぐり見えました。最初はムクドリかと思ったのですが、その長い尾でヒヨドリと分かりました。日が沈み、夜にはどこで過ごしているのでしょうか。そんなことを考えていると、枝を揺らしてどこかへ飛んでいきました。
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梅一輪に春の兆し

2021年01月17日 05時52分20秒 | Weblog
 ここのところの暖かさのせいか、庭の梅の木に花が咲きました。梅一輪一輪ずつの暖かさといいますが、スイセン、ロウバイが咲き、そして、梅の花が咲き、つぼみが膨らんでいました。
 この梅は母が生前鉢に寄せ植えしたものですが、庭に植えて、30年近くが経ちました。今では毎年花を付けて春の訪れを知らせてくれます。
 コロナ禍の今年も花を咲かせてくれました。
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千鳥川のマガモ

2021年01月16日 06時29分14秒 | Weblog
 

 14日(木)の夕方、千鳥川の桜堤の対岸を車で走っていると、川に波紋が立っているのに気がつきました。止まってよくみると、カモらしき水鳥が数羽泳いでいました。くちばしの先が黄色く、首から頭は白、体は茶色という姿でした。
 小学生の頃、この辺りは水泳場でした。社から水泳班を組んでこの辺りまで歩いて来て、川原で脱衣し、泳いでいました。初めて泳ぎを覚えたのはここにあった昔の堰の辺りでした。6年生の先輩が足の立たない堰のところで私たちを水に落とし、必死で手足を動かして沈まないように頑張ったことを今でもよく憶えています。母親等が当番で日傘をさして見守りについてきていました。
 カモの種類は多いので、よく分かりませんが、マガモの一種ではないかと思います。カモの泳ぐ景色はなんともいえずいいですね。
 
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