いつもココロに太陽を!

~ Me Hana O Ka La I Ka Pu'uwai ~

お下がりブームに便乗(´∀`*)

2018-09-26 | ファッション
「おしゃれイズム」の森泉ちゃんのスカジャンファッションの可愛いことったら
渋い色味のスカジャンにボーダーのTシャツ、ダメージデニムにローファーといった出で立ちでした。

スカジャンのインナーには無地白Tしか合わせられない気がしていたので(自分的に)、
ボーダーのTシャツでもピッタリなのが新鮮に映りました



最近は『パパのおさがり』が若いインスタグラマーの間でブームなんだってね。

パパの着ていたダサめのニットベストやチェックのパンツ、パパのクロゼットからごそごそ探して、
娘が「貸して!」なーんて言おうもんなら、パパ、デレデレになっちゃうわよね。

そんな番組をモアイ君と観ていて、もしもモアイ君に子供がいたら、どんなお洋服を貸してあげられるかしらねと考えたの。

一昔前のダサい洋服は断捨離でどんどんなくなり、貸してあげられるものなんて何にも・・・

あ、あった!

モアイ君のアロハシャツは、子供がいたら垂涎のコレクションだね。


  




ってことで、パパのおさがりならぬ『亭主のおさがり』

シルクのアロハシャツをたくさんのラインナップから選びまして、断りもなく勝手に着て出かけます
(古代ハワイ王朝のカヒリを持った家臣がモチーフです)

チャンキーヒールで疲れた翌日にはスニーカーでガシガシ歩きましょ



泉ちゃんの真似をして、スカジャンを着ます!
(実際は暑くて邪魔でしたが)

スカジャンにアロハなんて、これまで勇気がなくてできなかったけれど、
昨今のミスマッチやダサカッコいいがブームの今ならなんだかどさくさに紛れて平気そう

ていうか、堂々と着ることが一番大事なんだね。
(もともとはベストマッチのはずだしね)

古着を私たちビンテージ年齢の人が着ると、本当に古くなっちゃうから、メイクや小物に気を使わなくちゃいけませんよ。

あー、若いってうらやましい!



小物を秋仕様に

2018-09-26 | ファッション
寒かったり暑かったりの乱高下で体調を崩される方が多いようですね。


ここ数日は暑くてひ~ふ~

けれど真夏と同じ格好と行かないところが秋へのブリッジ期の難しいところです。



薄い素材のロングコートを羽織ってインナーはTシャツ。
袖はまくらないと暑くってたまらーん。



チャンキーヒールとSergio Rossiのスウェードバッグを秋仕様で投入です。
グレンチェックのパンツは昨季のうちに裾上げしておいたモノ。



実際は一日中、コートは手に持って過ごしましたとさ

9月のネイル やっぱりジェルが好き!

2018-09-26 | ネイルアート
9月の頭からグリーンネイル(緑膿菌)でお休み中のハンドネイルですが、
無地の爪が淋しすぎて、サッと落とせるマニキュアを数回塗ってみました。

<1回目>



小さなラメの入ったオレンジっぽいマニキュア。
捨てずにとっておいたものですが、だいぶ固まっていました・・・


<2回目>



100均で気になって買っておいたきり、使うことのなかったマニキュアは、
「サンドネイル」という「砂のような」カラーのものです。


これはこれで充分に可愛いのだけど、
ベースコートを塗って、トップコートも塗っても、やっぱり爪の柔らかさが気になる~

地爪の厚いワタシでもそう思うのだから、薄い人ならなおさらね。



一週間もしたら、こうなってきちゃう・・・

頭を洗って、爪を見たら・・・OH~ボロボロ~


だめだ!
耐えられん!


もはやジェルじゃないと耐えられない身体になってしまった。



グリーンネイル発症中なのはたった一本。
それ以外はジェルをしても大丈夫なんだ!

ってことで落としやすい単色のレッドで短い爪にジェルを施術。
余分な装飾もなーし。



往生際の悪さはこんなところに現れていますが(笑)

爪が強くなっただけで、色んな事が作業しやすいこと
ジップロックの袋を開けるのも、四苦八苦だったものね。

親指の爪が完全に伸びて、グリーン部分がなくなるまであと一ヶ月。
我慢我慢の毎日です。

おリボンちゃんはどこへ?

2018-09-17 | ファッション
雨の日にチョイスしたヴァラ風のレインシューズ~



駅のベンチにて。
なぜ片足のご紹介かというと・・・



片方のおリボンちゃんがいません!



家から出て、バス停に並んだ時になくなったことに気づいたのですが、もう家まで戻る時間はない。

ブッブー
来ちゃったバスに乗らなくちゃ



ガーン



駅のベンチで両足の写真を撮り、片方欠損のまま電車へ



あっ!



両方なくなってるやんけ~

これは会社に着いた時。
途中まであったのは覚えてるわ。

なんやねーん!




帰り道。
来た通りの道を駅まで歩きましょう。
下をキョロキョロしながらね。

もし車にひかれて割れていたらそれまでのご縁。



駅から地上に出るエレベーターの隅に・・・発見。
ここにずっといたのね~(笑)

これで 1個目。

次は、バス停からおうちまでの道。



曲がり角のお宅の駐車場に・・・発見。

あはは
あはは
おリボン 2個、お帰り~

じゃ、直しますか。
これもご縁だ。

・・・と思ったのだけど、つま先のデザインが指先に少し痛いことが発覚したため、これを機に処分しようかな。
そういう運命だったってことで。



これはおリボンを上に乗せて撮りました。

これが遺影となります・・・チーン。

ちょっと暑かった頃のお洋服まとめ

2018-09-17 | ファッション


GAPのピンクタイダイTシャツにホワイトのタイトスカート。
ウエストポーチを初出しです(今頃っ)



なんとなくアスレジャーって感じで。








ミナちゃんと映画を観に行った日。
暑いので髪をアップにし、キャップを使用しました。



Tシャツを黒にしようか、白にしようか悩み、結局黒にすべきだったかなーとちょっと後悔した一日でした。







雨で出勤の日。
少し肌寒かった日。



ワタシより30分遅く家を出ても会議に間に合うのに、
「じゃ俺もMarchと一緒に行こう!」と家を出るモアイ君。
ワタシだったらきっと30分家にいます。
彼はそういう男です



この日のレインシューズには一事件ありました~
(後述しますね)







GUのセール品を信じられない価格で買いました。
少し地厚な真夏には無理そうな素材だったので、この季節まで温存していたもの。
もう少し先まで羽織りものがあれば着られそうです。



朝起きて・・・毛先が奇跡的にきれいなカールになっていた!

ハイ毛先チューモーク!
何もしなくてもこんな風にきれいな毛先になっていることが、一年に何度あるでしょうか?
(普段はボサボサ感がひどいんですよ)

パーマ屋さんにそろそろ行かなくてはとずっとずっと思っているのに、こういう日があると「まだいいか」と思っちゃいそう


以上、少し前のお洋服まとめでした。

コストコのコーンローフブレッド

2018-09-17 | おいしいもの
ある日の朝ごはん。



かつて大好きでよく買っていたコストコのコーンロールパンがなくなって久しい。
普通のディナーロールじゃなくてコーンの入っているのが好きだったのにな。



2斤(2.5斤?)分あるローフの形で復活したのをコストコに行くたびに買っています。



コーンの練りこまれたパンはデニッシュのような美味しさ
トーストをすると特に、周りサクサク・中はしっとりで、何も塗らなくても最高にうまし

先日、お友達数人に半分ずつにカットしたものをお配りしたところ、軒並み好評でした。

どうか、なくなりませんように。




コタツを処分

2018-09-17 | 家族・おうちバナシ
ライフスタイルを見直し・・・というか、今後の我が家はどうあるかを夫婦で予測し、
おそらくコタツは使わないだろうと判断(決意)したので、
ゴミ処理場に持参し、処分しました。



長方形の大人数タイプ。
以前のおうちでは和室に置いたり、リビングのソファ前に置いたりして
冬には愛すべき存在でした。

でも、こうテーブルの生活に慣れると、もう地べたに座るのちょっとツライ。
いや、つらいのはそこから立ちあがること。

まさかそんな年齢になるとは思わなかったけれど、地べたから立ち上がるのが億劫になりました。

もし、またコタツが欲しくなったら。今度はダイニングタイプの2人用でも買えばいいよね、と家族会議で決定しました。



天板もお預けして、どなたかにリサイクルになればいいのだけど。
まだ全然使えるきれいなお品なんですぅ~。

心の中、ほんの少し寂しい。
でも、クローゼットに大きなスペースができて、そこはちょっと嬉しい。

さよなら~、大好きだったおコタライフ。
人生は移り変わるものですな。



フットネイル:ピンク大理石

2018-09-17 | ネイルアート
ハンドネイル(ジェル)は現在、グリーンネイル症状(緑膿菌)でお休み中~

フットは健在。
しかし、いつまでもはがれないからと安心(放置)していてはいけません!
いつ緑色に変色しちゃうかわからないものね。

それが怖いので、ここらへんでチェンジです。




つま先のふさがった靴やミュールを履く季節になると、伸びた爪が靴先に当たってイタイ痛い。
特に第2指(人差し指)の痛さが尋常じゃなくなります。

なのでだいぶ短くカット

今回はピンクと黒と白を使って、大理石風ネイルにしました。
こんな色合わせ、人工石でもない限り存在しないんだけどね。



黒ジェルがちょっと強いだけでも大理石風にならず、かと言って薄いとまたそれっぽくもなく。
なかなか難しい~

グレーを用いるべきだったかなと、少し後悔です

ま、いっか。
そうそう見せるもんじゃないわね!

好きな映画②「For The Boys」

2018-09-11 | 映画
8時間寝て朝5時に起きたワタシの体力は、映画を1本観てもまだまだバッテリーは満タンで、返却日も迫っているし、外は風台風だし…ってんで映画再生2本目に入りました。

2本目の映画は『For The Boys』
公開は1991年、ワタシは当時銀座で働く29才独身。

この映画を観た時のシチュエーションは今でもくっきり覚えています。
銀座の映画館に普段だったら絶対にご一緒しないであろう職場の先輩(女性)と2人で観に行きました。


タイトルの『For The Boys』は直訳の「男の子たちへ」というよりは『兵士たちへ』という方が正しいでしょう。
部隊慰問を生業とした女性ディクシーと、その相棒エディの友情とも憎しみとも腐れ縁とも…そんなお話です。

この手のお話、ワタシは絶対に好き、それは幼い頃に観た『New York,New York』と背景がダブルから。
なので映画公開を待って銀座の映画館へ行ったんでした。


   



エディは人気のあるスタンダップコメディアン。
戦時下にある(っていうかアメリカは四六時中戦争中だが)この時代は、主に部隊へ慰問に行き、兵士たちを癒しています。

ある日、エディ一座の歌い手が欠員になり、エディの台本を書いているアートおじさんの紹介で姪っ子のディクシーが急きょ駆り出されることになりました。

歌には自信のあるディクシー。
でも歌の前にはエディと軽く漫談(のような掛け合い)をしなければならず、「そんなの無理!」と尻込みしてしまう。
「無理よ、無理!」
「台本があるから大丈夫だって!」
「無理よ、覚えられないわ!」



ステージ上では、ミニスカートのかわい子ちゃん
お色気アクロバットダンスで兵士たちを喜ばせます。


いよいよディクシーの出番です。



台本が覚えられないと舞台袖ではビビっていたディクシー。
実際はアドリブでエディと軽妙な掛け合いをしちゃうの。



男たちが喜ぶような下ネタをぶっこむ機転もあり、ヤンヤの拍手をもらいます。



少しあきれ顔のエディ。
というか、ペースが彼女主導なことにムカついてる?



それでもこの日、この部隊を制圧したのは他ならぬディクシーね。



ここで歌う「P.S.I Love You(ビリー・ホリデイ)」の素敵なこと!
戦で疲れた男たちの心のスポンジに水がしみていきます。(もちろんワタシの心にも)

電力の供給が不安定な戦地で突如停電が起こっても、ディクシーはアカペラで兵士たちに歌を語ります。



そうか、部隊には負傷兵もいるんだもんね。
手を差し伸べ、優しく微笑み、P.S.I Love You~



兵士たちは称賛の証としてディクシーを自分の懐中電灯で照らすのです。



歌い終わるとまたこの感じ。

カッコいい。

あぁーもうワタシ、ディクシーが大好き
決して美人ではないのだけど、垢抜けない美しさというかな…こういう野暮ったい女性がさなぎから蝶になる映画が大好きです。
(プリティウーマンの前半の、拍手に品のないジュリア・ロバーツとか)
おしゃべりは皮肉っぽくお下劣でも、歌になると圧巻。
なんてカッコいいのかしら。

ところがステージが終わり、エディはカンカン
「品がなさすぎる!俺はそういう会話は好かん!」

しかし、結局はアドリブセンスと歌唱力のあるディクシーを切ることはできず、2人は名コンビとして人気を博していくのです。


   


この物語は、恋人や不倫を描いた映画ではありません。
生涯を慰問に捧げた男女のショービスの世界と、そこにからむ戦争の悲惨さ、そして晩年。
そんな映画です。


しかし歴史を振り返ると、アメリカは本当に四六時中戦争をしている国です。
第二次世界大戦が終わり、次は朝鮮戦争。



エディとディクシーは、ある時は砂漠の国にも慰問に行きました。


   


詳しくは書きません。
色々あって、もう慰問の旅はしないと決めたディクシーなのだけど、愛する息子に会えるならとベトナムの地へ、これが最後と決めて赴きます。


ベトナムの兵士たちは、これまでの兵士の秩序と違ってすごく荒んでいました。
ダンサーの可愛い子ちゃんに近づき、腕をつかみ、自らの腰を振り、ダンサーが恐怖を感じるほど大勢で取り囲んだり、
もう十分おばちゃんの(だって部隊キャプテンでもある息子の母だからね)お話にも耳を貸さず、
「いいからおっぱい見せろよ~」みたいな

ベトナム戦争を題材にした映画はアメリカでたくさん作られているけれど、確かにこれまでの戦争と違って、兵士たちの精神的苦痛がすごかったり、戦争後遺症が大きかったということを聞きますよね。

それはベトコンとの戦いの恐怖。
そして、ベトナムの地を借りた代理戦争のようなことだからでしょうか。

戦争を正当化するわけじゃないけれど、これまで(の戦争)がアメリカの正義に基づくものだとしたら、ベトナム戦争だけは兵士たちも納得がいかぬまま駆り出され、罪のないベトナム人を殺戮し、戦わなければならなかった矛盾が、そこにいる荒んだ兵士たちに見て取れました。
それは怖くて、悲しいシーンでした。



「おっぱいとか言ってないで、黙れ。ここまでプライドのない兵士は初めて見たよ」
言葉選びは荒いけど、ディクシーはそんな彼らの心にも水を与えようと頑張るのです。



ここで歌う「In My Life(ビートルズ)」。
すーーーーっごく、沁みますよ~

1991年以降、ワタシはThe Beatlesの曲では「In My Life」が一番好きになりました。
決定されました(笑)
この映画でワタシの毛細血管の隅までこの曲が沁み、このイントロが流れるだけで、ここベトナムのこのシーンが浮かび、涙腺が壊れるのがわかるようになりました。

ワタシはここから最後までずっと泣きどおしでした。

“In my life I love you more…(この人生の中で僕はあなたのことをもっと愛していこう)



ディクシーの歌声に秩序や誇り、国で待つ家族を思い出し、ピースをする兵士たち。



「戦争を終えて、俺たちは必ず帰るんだ」
そんなシーン。
(と考えるとほんのり反戦映画のような気もします)



息子とのつかの間の貴重な時間。

「つらければ帰れるようにしてあげる。エディは国にも口がきけるわ」
母としては当然の思いです。

でも「何言ってるんだ、ママ。僕はキャプテンなんだぜ」と息子。
精神を病む兵士が多く、この戦争がいかに悲惨かを語る貴重なシーンです。


   


ここから最後まで、もうね、ワタシ29歳当時、声をあげて泣いてしまって(笑)、ヒックヒックうぇうぇっと声が漏れてしまって、先輩に背中をさすってもらいながら観たんですよ。
(だからよく覚えているんです)

20数年ぶりに見直した今回は、1991年の時ほど泣きはしなかったけど、後半はずっと悲しく、そして老女になったディクシーの姿が自分もそこに近づいているのを思うと、ディクシーの生涯は、エディの生涯は幸せだったんだろうか?と自問自答の心境になりました。

きっと幸せだったんだよな。
そうでなければ悲しすぎる。

たくさんの兵士に癒しという水を与え、それは選ばれし2人だからできたことで、その生涯は崇高であったと思います。


   


このブログをビリー・ホリデイの「P.S.I Love You」をリピート聞きしながら書きました。
秋の夜長のメロウなジャズの心地よさ。

ベット・ミドラーはライザ・ミネリの力強さ・華やかさとはまた違い、本当にこちらの心が震えるような語りのできる歌い手です。
どちらも甲乙はつけがたいけれど、どちらかと言えばワタシはベット・ミドラーのようなフラダンサーになりたい。
そうそう、もうひとり、バーブラ・ストライサンドも好きだったな。

この3人からしたらマンマ・ミーアのメリル・ストリープなんて到底ミュージカル女優ではないですわよ。
(もうすぐ観に行きますけれど)


『For The Boys』・・・やっぱりワタシの一番好きな映画は今のところこれです。
アカデミー賞にはご縁がなかったらしいけれど、ワタシにとっては何度でも観たくなり、何度でも泣ける大切な映画だってことがわかりました。
アンケートに書くことがあったら(ないんだけれど)この映画をワタシは書きますっ!


あぁ!次はベット・ミドラーの『ステラ』を観よう。
観たか観てないか、お話の内容ももう覚えてないんだもん!

好きな映画①「ニューヨーク・ニューヨーク」

2018-09-08 | 映画
先日、台風で外のお天気が悪かった日に昔好きだった映画を見直してみました。
近所の蔦屋さんにはDVDの在庫がなく、お取り寄せで手に入れた2本。

昔に観て「これ好き!」と思った映画は今でも好きなもんかしら?
それを知りたくて見直すことに。

前の晩、早くに寝て、朝5時から映画鑑賞です(笑)
(完全にタイムテーブルが年寄りですな)



ソファサイドにはアイスティーとカットマンゴー。


1本目は『ニューヨーク・ニューヨーク』という映画です。

1977年の公開。
もしワタシがリアルタイムで観ていたなら、14歳の時・・・ということになります。

「もし」と書いたのは、どういう状況で観たのかもう覚えてないのね

かなり子供だったことは間違いないとしても、14才のワタシが映画館へ行ったのか、もう少し大きくなってからレンタルビデオで観たのか、それが思い出せない。
のちにロバート・デ・ニーロを好きになって(いっちょ前にそんな時期があった)、後追いで観たのかな?
いずれにしてもLittle Marchはこの映画にしびれたんですね。

マーティン・スコセッシ×ロバート・デ・ニーロの、大してヒットしなかった無名の作品。
時代流れて、レンタルBlu-rayで観てみますよ~。




テーマ曲が流れるオープニング。
「New York,New York」は、ヤンキースタジアムでも流れるらしい。
このイントロだけで、もう・・・大好き。



キャストは
ライザ・ミネリとロバート・デ・ニーロ。


  


日本が降伏したことにより第二次世界大戦が終わりました。
ニューヨークの街は大騒ぎ。

「平和が戻ってきた!」と喜びあう市民。(アメリカ側はそんな感じだったんだね)

復員兵たちはダンスホールに集まり、ガールハンティングに励みます。
(バックに流れるスウィング・ジャズの70年代の世界観がいいんだよなぁ)



最初から鼻持ちならないオトコ、ジミー。
口がうまくて押しが強くて、相手の迷惑を考えない。

ライザ・ミネリ演じるフランシーヌを口説きまくります。
何度「No!」と言っても聞き入れません。

ひょんな縁でジミーのサックスプレイを目にするフランシーヌ。



それはジミーが仕事を得るためのオーディションの場。



なんだか目にハートが浮かんでる?
思いがけずジミーのサックスを聞き、彼が仕事を得たらいいわねと素直に思います。

でもクラブのオーナーは「お前の演奏はジコチューで気に入らん!」と不採用を決めます。



そこにフランシーヌが近づき、しっとりした歌を歌い始めるのです。
「ワタシの歌に合わせて」というアイコンタクトで。
この時はまだただの親切心なんだけど、このセッションがきっかけでオーナーも



2人セットなら「採用」と。



帰り際、別れたくないジミーとまだそんなつもりじゃないフランシーヌ。
このシーンが楽しく、そして素敵なシーンです。


  


実はフランシーヌはビッグバンド・ジャズの楽団の歌姫で、あれこれあって、結局ジミーもフランシーヌが所属する楽団に加入するのです。



しかし、相変わらずスタンドプレイが目立つ彼。
勝手にソロパートを演奏したりします。(デ・ニーロはこの為にサックスを一から練習したらしい。本物っぷりがすごいよ)
バンマス兼指揮者のトニーにしたら「トホホ…」な存在よね。
でも、ジミーに実力があるのは確かで、フランシーヌもそこは一目置いている。



彼らはアメリカ中を楽団のバスで巡業をするのです。



やがて愛しあうようになる2人。

あぁでも、ジミーは一生フランシーヌを愛し続けられるような男?
プライドの高い彼がきちんとフランシーヌと同じ目線で暮らしているのか、この愛ははかないのでは・・・とすでに不安がいっぱい。



色々あってジミーは楽団の後継者(指揮者兼サックス奏者)になります。

フランシーヌの歌は圧倒的!(本当にうまいです)
ジミー・ドイル・オーケストラは引きも切らない売れっ子バンドになりました。



あぁ・・・
思い出しても悲しい。

いや、もう最初からずっと根底にあるはかなさ。

こんな2人にお花畑の暮らしは来ないですよ、亭主がジミーじゃ。


フランシーヌがジミーの子供を妊娠して、楽団を抜け、ニューヨークに帰ると言う。
次に採用された歌姫はセンスもイマイチで大したことがない(ように演じなきゃいけないのもかわいそうな話よね)

やがて経営が傾く楽団。

一方、レコードデビューの話が舞い込み、お腹の大きい状況でもスタジオに詰めるフランシーヌ。


光の横には必ず陰ができるのです。
光が強ければ強いほど、そこにできる陰は濃くて・・・

荒れるジミーの運転が「怖いわ!」と言うフランシーヌ。
「俺は仕事がなくなることが怖い!お前にこの気持ちがわかるか?」とジミー。

あぁ・・・
もうこの夫婦はダメね・・・(以下、略)


  


仮にワタシが40年ぶりにこの映画を観たんだとして・・・

当時のLittle Marchは、デ・ニーロの(軽薄なほどの)セクシーな感じにこの映画で魅了されました。
(実は変人憑依型デ・ニーロになってからの映画は苦手であまり見られません)
ジミーはクソな男だけど、それでもそんな男に魅かれる女性がいることも子供ながらに理解していました。

逆に今の年齢のワタシの方が「ワタシはこんな人には行かない」とブレーキを掛けられるかも。

そして、たぶん当時は「えーそんなエンディングぅ?」と残念に思ったラストは、今のワタシには100%理解できるものになっていました。
エレベーターに乗り込み一点を見つめるフランシーヌ。
「ふっ・・・」と力を抜いたジミー。
たぶん、子供のワタシには気づかなかった2人の表情がすごいです。



そして、ライザ・ミネリは本当に見事な歌手でした。
彼女の劇中ミュージカルを観るだけでもこの映画を観た価値はあります。

特にライザが歌う「New York,New York」はもう本当に素敵
まだかまだかと2時間以上待ち続け、よし来た~っ!とやってくる主題歌。
あぁ、やっぱりこれはイントロだけでもう素敵な主題歌です。
力強くて、夢があって、ブロードウェイをワタシもスキップして歩きたい気持ち。(行ったことはないが)
オットを日本に残し、ショービジネスの世界に一歩踏み出したくなるっつーもんですよ(笑)

どうやらワタシはミュージカル映画じゃなくても、劇中歌が入るような映画に魅かれるのかな?
この曲が本当に素敵なのもこの映画を好きな理由のひとつだわ。
(ぜひともYouTubeで“Frank Sinatra-New York,New York”を聴いてみてね。もちLizaのも♪)


結論:何年たっても、やっぱりワタシはこの映画が大好きでした。
   2時間40分、全く退屈しませんでした。
   この世界観ならもっと長くでも観ていられる。

切なくても残念でも、自分の根底にある「好き」っていくつになっても変わらないでしょうか?

少なくとも、この映画に関しては今でも5本の指に入れる「好き」
それは確信。



こうして昔を振り返るの、面白い

It's up to you,New York-New York!