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~ Me Hana O Ka La I Ka Pu'uwai ~

粒山椒(実山椒)は大人の味

2015-11-20 | クッキング
ある晩の献立です。



手羽先と大根の山椒煮
オニオンスライス
ポテトとソーセージのケチャップ炒め
大根葉の混ぜご飯
お味噌汁


3年前にどこか暖かい地方からお取寄せをして、粒を1個ずつはがした山椒は、冷凍庫で大事に大事に使われています。

粒の山椒は口の中がビリビリとしびれるけれど、それがたまらなく美味しいんだなぁ。
モアイ君、粒山椒が大好きなんだよね。
彼はヤックン・フックン・モアイクンの『しびれ隊』なんだと思うわ。
なんのこっちゃ

実家でも利用していたかどうかは知らないけれど、結婚してワタシが粒山椒を扱うようになり、それが献立に上ることを彼はちゃんと嬉しく思っているかしら?

極論を言えば、男性は結婚した女の人によってほぼ一生の食生活が決まるから、お嫁さん選びは真剣にしなくちゃいけないよね。
お料理上手のお友達の話や、ワタシが作った晩ご飯を黙々と食べるモアイ君を眺めながら、
「果たして彼は(友達の旦那は)幸せなんだろうか?」
と時々考えちゃうんだわ。
こちらも責任重大(と思うべき)よね。


今観ているドラマ『オトナ女子』。
(突っ込みどころ満載でそれが楽しい)

吉瀬美智子さん演じる萌子はアラフォーにもなってお料理が全くダメという設定なの。
結婚後も実家の近くに住み、ご飯は母に作りに来てもらいたい。それが私の人生だから。キリッ!みたいな。

それで男性には好条件を求めて素敵なパートナーの登場を夢見ているんだから、おいおい…と思ってしまうわ。
相手に求める前にまず自分のスペック増やせよ~と思わず突っ込みたくなります。

ドラマ内でも好条件の男性(谷原章介)から
「恋人にはいいけど、結婚はしたくないな」とはっきり言われちゃうの。

そうだよね。

親は選べないけど結婚相手は選べるんだから、お料理ベタのお母さんから生まれたとしても、残る人生をお料理上手の奥さんの手料理で過ごすチャンスはある。
ワタシもお料理がてんでダメ…という美しいだけの人はイヤだなー。
(美しいのはうらやましいけれど)


脱線しました。



白米に雑穀米を混ぜて炊き、軽く塩もみしておいた大根の葉と塩こんぶ、さっとごま油を回しかけてよーく混ぜたら、とっても美味しいご飯ができます。

シャクシャクとした大根葉の歯ごたえ、プチプチと麦がはじけ、ごま油が鼻先をかすめるわ。


混ぜご飯を長時間保温した時のあの感じが嫌いなので、残ったご飯はおにぎりにして翌日のお弁当にもっていってもらいましょ。



ワタシのお昼もこれで決まりだね。



そして今夜…



この粒山椒を使って、ダブって買いすぎた時に冷凍しておいたさんまのかば焼き(風煮つけ)を作ろうと思います。



なかなか減らない梅酢も少し入れようかな。


粒山椒だけでハイスペックとは言わないけれど、それでも心を込めるぐらいしか吉瀬美智子に勝ちようもないので(笑)、なるべくおいしい晩ご飯を作るよう今夜も頑張ろうっと!