彼岸花の季節になりましたねー。
だんだん彩りの少なくなる季節、
この燃えるような赤は結構好きだったりします。
特に、群生していると圧巻だよね。
オットが歩きながら突然「あれは、しゃくなげ?」と言いました。
「ちがうよ。これはヒガンバナ。」
「あ、そっかー」
お花なんて全然愛でなかった人が果敢にも名前を言うなんて。
きっと、ひらめいたんだろうね。
そのチャレンジ精神は認めるけど、当たったためしがないね(笑)。
でも、えらいぞ。
巾着田のニュースでも有名な彼岸花は、この季節を代表するお花ですよね。
じゃあ逆に「しゃくなげ」ってどんな花だっけ…?
歩きながら考えた。
「しゃくやく」ならわかるけど、「しゃくなげ」かぁ…
確かつつじに似たお花じゃなかったっけ?
全然違うかな?
と、帰宅してから検索したら、
こんなお花でした。
やっぱり。
つつじに似てると思ったのは間違いじゃなかったみたい。
なぜ、オットは「しゃくなげ」と言ったんだろう?
ふと、思ったのが、
「まんじゅしゃげ」「しゃくなげ」
ちょっと似てる?
マンジュシャゲ
シャクナゲ
たぶん、オットの中でここら辺が混在してるな~と、私の推理。
昔、スポーツクラブでフラを習っていた頃。
赤いワンピースの衣装で髪にはグロリオサを飾ることになりました。
おだんご頭の後ろにたくさんのグロリオサ。
おだんごが隠れるほど盛って、すっごく綺麗になる予定でした。
私が代表で四谷の有名店まで造花のグロリオサを買いに行きました。
買ってきたグロリオサをみんなに分けようと思ったら、
私の天敵のおばさまが
「私、ヒガンバナなんて飾りたくない!これはお墓の横に生えているお花なのよ!」
とものすごい剣幕。
「なんでこんな非常識な物を買ってきたの?!」
と私に詰めよったことがあります。
「違いますよ。これはグロリオサといって、熱帯地方で育つ植物ですってば。
先生もこれなら赤いワンピースに綺麗だからって賛成されたんですよ」
私も必死に返しました。
でも、いったん抜いた刀をもうひっこめることができないおばさまは、
「だけど!こんな紛らわしいお花は飾りたくない!この花は嫌い!」
心の中で私は
「ババア!紛らわしかろうと、紛らわしくなかろうと、
これはグロリオサでマンジュシャゲじゃあねーんだよっ!
ガタガタうっせーこと言ってるんじゃねぇ!」
と思いましたよ。
でも、おばさん連合が合体すると、ヤングチームは勝てないんですね…
結局そのグロリオサは、みんなに割り勘でお買い上げいただいたものの、
箪笥の肥しとなったんです。
私は、お花に「嫌い」はないなー。
特段好きじゃないお花はあっても、「このお花は嫌い!」と思ったことがないので
この子供のような「嫌い!」の言い草にびっくりしたもんです。
桜梅桃李…どのお花にもその良さがあるのにね。
思い返しても、あのおばさんが一番の悪の元凶でした。
チームワークを乱し、先生を泣かせ、それでもそっちにつく仲間のおばさまもいたんだよね。
私も何度泣かされたことか。
忘れたいのに忘れられないあの顔、あの声、あのイヤミ…
彼岸花を見ると毎年、イヤでも(笑)あのおばさまの剣幕を思い出してしまう。
これも一種のトラウマでしょうか(笑)?
ほんとはそんなこと思い出すより、
移り行く季節を穏やかに楽しみたいですね(^^)