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茶道資料館『三冊名物記』(知られざる江戸の茶道具図鑑)特別展へ

2019-11-21 20:11:54 | 美術館・博物館
茶道資料館40周年・今日庵文庫50周年記念の特別展が開催されており
是非行きたいと思いつつなかなか行けず、後期になってしまいました。
『靑貝布袋香合』は見逃しましたが、後期展示『園城寺花入れ』はじっくり見せていただきました。

三冊名物記』は、江戸時代中期に成立し当時の茶人、道具商が愛蔵した
茶道具図鑑で、伝来、形状、寸法、付属品などの情報が彩色図入りで記されている。
今回は、これに載っている現存する名物を集めた特別展で
茶道をするものにとっては、外せない展覧会になりますね。


酒井家伝来  瀬戸金華山茶入  飛鳥川 
松平忠刻所持 瀬戸正木手茶入  正木  
 『深山には霰ふるらし外山なる正木のかづら色つきにけり』
松平不昧所持 丹波焼 耳付茶入 生野  
 『大江山いくのの道の遠ければまだふみも見ず天橋立』
徳川家伝来  唐物北野茄子茶入
松平家伝来  唐物文琳茶入   吹上  
 『秋風の吹上に立てる白菊は花かあらぬか波のよするか』
酒井家伝来  瀬戸広沢手茶入  広沢
細川家伝来  古瀬戸茶入    出雲肩衝
出雲肩衝

前田家伝来  織部焼耳付茶入  餓鬼腹
徳川家伝来  唐物肩衝茶入   遅桜    
 『夏山の青葉まじりの遅桜初花よりもめずらしき哉』

三冊名物記の記載点数、三百数十点中は約7割が茶入れだそうで
今回茶入は25点ほど展示されていました。
その他茶碗、香合、花入れ・・・
細川家伝来の大芋頭水指、園城寺花入など
そして
玳玻盞 鸞天目(重文)

古銅象耳花入 銘キネナリ

一点一点がとっても見ごたえがあり、家に帰ってからも
ついつい図録を手にし、眺めております。
12月8日までですので是非いらっしゃったらよろしいかと。

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