気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

京都嵯峨野での光琳乾山忌茶会(MOA美術館)

2016-06-03 06:53:14 | お茶会・お茶事
尾形光琳・乾山兄弟は同じ六月二日に没されており、
MOA美術館では小西家文書に基づき光琳屋敷を
復元され、昭和六十年から茶会と忌茶会が、そして
平成十六年からは京都嵯峨野の広沢池の畔で、
会場案内図
『光琳乾山忌茶会』として開催されており、
念願が叶い昨日の二日に、伺うことが出来ました。
會記を紹介します。

中の茶屋(席主:正木美術館)と下の茶屋(大阪美術青年会)

上の茶屋(席主:7MOA美術館)

駐車場から、研修センター下の茶屋にある会場受付に。

センター内にある下の茶屋の大阪美術青年会の薄茶の会場へ
三好木屑(也二)が砂張を漆の変わり塗で表現した
菓子器、花入、瓢形莨入
砂張の持つ青みがかった金属質の冷ややかな質感に
菓子器を手に取った時の軽やかさと温みの意外性に出会え
足の痛さを忘れました。

同じ会場にある点心席(京都吉兆)

写真にはありませんが、
先取り鱧の煮物椀、お出汁最高でした。

ワゴン車に乗り、中の茶屋の濃茶席へ

広沢池を眺めながら、
抜けるような青空と緑を目に

風が心地よい外待合

後ろ髪引かれる思いで本席へ

竺田悟心の墨蹟、700年もの時を経て
この炭色、美しい和紙
「中巌円月送別偈」
茶室の自然光の元で見せて頂き感激でした。
古天明の菊霰真形釜の下から除く灰は鱗灰でした。

主菓子が樫舎の葛焼で京都で奈良のお馴染みと出会え
嬉しくなりました。

MOAの薄茶席では光琳の「寒山拾得図」
乾山の蓋置「糸巻」に出会え・・・6月2日


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