気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

『小満』の候、「千歳盆」でお稽古

2020-05-24 20:41:25 | お稽古
二十四節気『小満』、初候「蚕起食桑」も終わり頃
次候は「紅花栄(しょうまんべにばなさかう)」ですね。
蛍袋、花ミョウガが、雪の下、ドクダミ、紫蘭、アリストメリア、
梅花ウツギ、黒蝋梅・・・・・庭は花がいっぱい
よい季節ですね。
 

今日は初心に帰り『千歳盆』のお稽古をいたしました。
14代無限斎の還暦を祝って嘉代子夫人が新しく考えて
好まれたものです。
簡単にお茶を差し上げる事ができ
本格的な茶席でも行う事ができるお点前ですね。

それがなんとお点前されてる方が
『私は今年還暦です』と
これもコロナのお蔭でこのお点前を・・・・
先に進むばかりでなく振り返る事も大切だと
ゆったりとした気分でお薄をいただきました。

同じ千歳盆のお稽古でも
初心者の時とはずいぶん違うものですね。

主菓子は『菖蒲金団』今年中止の都踊りのお皿で
     

軸は『深山松風幽』、後句は『深知今日事
詠みは”深山松風幽にして、深く今日の事を知る”と
     

花は深山に分け入っておすそ分け、そうはうまくいきませんが、
庭に踏み入り朝から摘んで
「白のホタルブクロ」は信楽への道すがらいただき今年も咲いてくれ
「花みょうが」も何年か前に平城山丘陵でいただいた一株が増えて
    

    『花白きほたるぶくろは昼の花』  長沼紫紅

お一人だけの稽古で、お昼前には終え、手持無沙汰、
でも自粛よりはgood!


皐月に.なって始めてのお稽古

2020-05-19 11:40:04 | お稽古
新型コロナ緊急事態宣言!!
お家元から稽古場の閉鎖のお願いをいただき
私の先生のお稽古も休みの連絡が入り
私の稽古場も休みとし、1ヶ月以上が・・・、
緊急事態宣言も奈良を含む39県は解除の報で
・・・思案・・・
3密を避ける為広間を開け放し
換気のため開けられる窓は全開して外気を取り入れ、
プラズマクラスターをに設定、
再会するお稽古は時間差でお一人ずつにと。

昨日18日は9:30~、11:00~、14:00~
と一人ずつ今日は、三人のお稽古に。

「大山蓮華」はやはり色が変わり始め、
残念なことに使えず、
早くも色づいた『ヤマアジサイ』を主役に
紅紫色の「ホタルブクロ・蛍袋」と「縞葦」で活けると


主菓子は『』で
今年も粽のいただき方ができてよかったと


お稽古は「茶箱の点前」が初めての方ばかりでしたので
この機会に茶箱をしましょうと『卯の花点』を

嬉しいことに、昼からお稽古にいらっしゃった方が
タイサンボクを持って来て下さったので
青磁に入れて床に並べておいてみました。

タイサンボク・泰山木』の花言葉は「前途洋々」
我々の社会も前途洋々
言えたらいいいですが・・・・・・・
大きな事は置いといて
まずはお稽古できて『し・あ・わ・せ』。

二輪咲いた大山蓮華

2020-05-17 20:28:47 | 日記
奈良を含む39の県では緊急事態宣言が解除され
ようやく希望?が見えてきましたが、
今ここで緩んではいけないと思いつつ
色々思案のはて・・・
明日から希望者だけ、
それも一対一の稽古で始めようと
お花は

 
                  5月8日
今年は大山蓮華が二輪だけ蕾がつき、
5月8日には殻が割れ始め、開花を楽しみに待つと
なかなか開かなかったので
もしかしたお稽古を待ってくれてるのかしらと
毎日様子を伺っていましたが、
5月13日に一輪が咲き始めると
5/13

もう一輪も5月14日に開いてくれました。

                         5/14
あっと言う間に、雨のためか一輪は早くも茶色くなり
もう一輪・・・
明日のお稽古に入れることができるかしら?

立夏に入り『卯花きんとん』で一服

2020-05-10 19:18:09 | 日記
自粛生活の中での端午の節句
五月人形も鍾馗様の軸も飾らずじまい・・・・
旧暦では今年は6月25日が端午の節句
と思い返し、ここ何年も掛けていなかった
『天真』の軸を床に掛けました。
『天真』とは?
自然のままで飾りけのないこと。
無邪気なこと。また、そのさま。自然のままで飾りけのないこと。
  * 国語辞書より
長男の名前は『真』、天から授かった真

四字熟語では
【天真爛漫】 てんしん-らんまん
【天真独朗】 てんしん‐どくろう
  *仏語。無相の一念に悟入すれば、生死の別を離れ宇宙朗然とし、
  凡身そのままに大覚の域に達するということ。最澄が在唐のとき、
  道邃 (どうすい) から口伝された語という。
たかが『天真』
されど『天真』

今日も夫と一服で、作ったのは
ゆり根餡を用い、五月なので『卯の花金団』としました。

茶碗は夫が自慢げに見せたカワセミの写真と春日大社のフジから
(実は帰ってパソコンで見て気づいたのに・・・。)
 

夫には「柳にカワセミ」と、私は「フジ」の茶碗で

義理の母の満中陰も済み、夫の心の中は・・・、
のんびりとしてくれたことでしょう。



2020年端午の節句に灰形作り

2020-05-05 20:56:31 | 日記
今日は端午の節句で立夏、お稽古自粛にかまけ
風炉の灰形作りが未だ・・・

例年であれば大慌てで
炉、風炉道具の入れ替え
灰形と忙しい四月末
初風炉に.向けての準備でしたのに・・・

コロナ自粛に一人仕事の自粛までして
五月に入ってしまいました。
そういうわけで

「灰形」の中で最も基本的な二文字押切」

あと百回くらい灰形作りをしたら・・・
上手になれるでしょうか。

お稽古開始まで、まだまだ時間がある
一人稽古で、今年は「灰形」、頑張ってみようかな。

それにしても早くコロナ感染拡大が収束し
日常を取り戻したい・・・・・・・。

『石楠花きんとん』で一服

2020-05-02 08:00:00 | 主菓子とお干菓子
誰も住まない実家
手入れの行き届かない庭の片隅に
枝を伸ばした石楠花
枝先には堂々と咲き誇る白い花

掘り起こして持って帰りたい
育ちすぎてとっても無理
帰り際
枝を手折りし玄関に
山頭火の拓本と一緒に

山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く
   春夏秋冬あしたもよろし ゆふべもよろし

  『春の一日 自粛もよろし ステイもよろし』

昨日は雑節の一つ、夏も近ずく「八十八夜
石楠花のイメ-ジで金団を手作り


夫と二人で「」シャクナゲ金団」で一服。
こんな機会が増えた。


卯月途中から皐月まで先生の稽古も自宅稽古も休み
Zoomでと稽古を企画するも・・・
この指とまれ
Zoomアプリ大丈夫な方連絡いただけたら嬉しいです。
ありがたい事に日々の生活に余裕が

炉仕舞をしながら、吹き込む風に夏の気配が・・・。

毎日7000歩、4月28日は『磐之姫陵』へ

2020-05-01 10:26:15 | 日記
自粛生活も2週間、手作りマスクで歩く
マスクは我ながらなかなか快適、
眼鏡も曇らず、息苦しい事もなく
しっかり顔にフイット。         

この日は足を延ばし、平城京跡の北にある平城山丘陵(ならやまきゅうりょう)
古綴では寧楽山、楢山、那羅山、奈良山、平山とも記される100m前後の丘陵、
東部は佐保丘陵と西部の佐紀丘陵からなる。
今回は佐紀丘陵の『ヒシアゲ古墳・仁徳天皇皇后磐之姫陵』が目的地
午後4時過ぎから奈良時代は平城京からの主要街道奈良坂の「歌姫街道」へ、
歩道がなく、車が横をすれすれに通る。
危ないこの街道からはずれ、小さな谷筋に一歩入ったら別世界。
三つ葉や蕗、芹など色々な草花が咲く小道を上る。
ふと見上げれば藤の花が満開


あっちこっちで鶯が鳴き、
鶯の宿と思われる大きな木も発見!


大和川水系と木津川水系の分水嶺を過ぎれば、田畑が広がる台地に到着。
夕陽が差し込む田畑では、のんびりと農作業をされる姿が、
空には、雁が北へ向かって帰る・・・


田起こしされたばかりの田んぼに、見え隠れする雉を発見!
雄のキジ


晩春の散歩は感動がいっぱい

たどり着いたヒシアゲ古墳・仁徳天皇皇后『磐之姫陵
木々が鬱蒼と生い茂り人気のない石畳、いつの間にか足早に
  

磐之姫は、仁徳天皇の4人の皇后のうちのひとり、
仁徳天皇陵は堺、どうして皇后である磐之姫陵は
遠く離れた奈良なのでしょう?
と疑問に思いながら歩いた歩数は8251歩、目標達成!。