気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

令和4年1月最後のお稽古は

2022-01-31 14:33:13 | お稽古
   
一月最後のお稽古の日
寒中というのに春の日差しのような明るさで
庭掃除をしていても手がかじかみません
防寒着なしで掃除ができ、「菜の花?」が咲いていました
春は確実に近づいてきましたね
あっという間にいってしまう一月
来月はもう大炉です

初釜が終わりお稽古は
重ね茶碗』と『絞り茶巾』を運びでいたしました

軸は『冬嶺秀孤松
陶淵明作とされる『四時歌』 から
   

四時」とは「四季」の事
春夏秋冬を五語四句にしております
   『春水満四澤』
   『夏雲多奇峰』
   『秋月揚明輝』
   『冬嶺秀孤松』の冬バージョンです

お菓子は『おちょぼ上庸』もちろん自製でございます
上庸饅頭、我ながら上手に出来上がりました
   

ピンクの椿は『有楽』、白は『利休侘助』、
上は蠟梅です
   

明日はもう2月、2月は逃げると言います

本日、早速『大炉』の準備
   

灰を入れ『広蓋釜』を出しました
      

ああっ「逆勝手」
釜は広蓋の扱い気持ちを引き締め
集中力が必要になりますよ

初釜を考える

2022-01-23 17:20:34 | お稽古
初釜」とは、新しい年をむかえて最初に釜を火にかける事 
このとき、元旦に汲んだ井華水『若水』を使う
この湯で御茶をいただくと 体によく万病を防ぎ、
これから1年間の邪気を払うことができる
と言う厳粛な行事ですが・・・
   

一般的には家族で除夜を迎え、お節、お屠蘇で
お正月をお祝いしますので
新年最初のお茶会を「初釜」としています 
 

この「初釜」の意味を鑑みながら
今年もコロナ禍の中
初釜が出来て感謝!感謝!
   

昨年に引き続き午前、午後の二部制に
午前は
汲み出し➡席入り➡初炭➡お菓子➡濃茶➡薄茶➡席改め➡点心➡終了
午後は
汲み出し➡点心➡お菓子➡席入り➡濃茶➡後炭➡薄茶➡終了

お客様は6人以内とし、点心は同室3人づつ分かれて
いただいてもらいました

なおCOVID-19対策として
各部屋に加湿空気清浄機(プラズマクラスター付)を置き
アルコールでの手指消毒の徹底、蹲では所作だけに
会話ではマスク着用、できるだけ黙食でとお願いを

主菓子は「花びら餅」芳月庵
   

干菓子は「薬師寺飛天樫舎、「雪輪」芳月庵
   

懐石は「半月弁当」(懐石かこむら
煮物椀は「お雑煮」(芳月庵)
最後にほうじ茶
と簡略化いたしました
 

終了後、何事もなく一週間経ちましたので
ほっとしております

**芳月庵とは自製のこと

壬寅五黄土星の一年の始まり

2022-01-03 17:30:00 | お稽古
今年の干支は「壬寅」、陰陽五行では「五黄土星

昨年「辛丑四緑木星」最後の月『師走』は師でも走り回る意のごとく
忙しく終わってみれば
一度もブログを更新していませんでした

新しい年になり正月二日にやっと一息、ブログ作成に

師走のお稽古、初旬には『長板総荘り
   

中旬以降は、初釜に『紹鷗棚』を使うと決め
お稽古をいたしました
   

この棚は、武野紹鷗好で「紹鷗袋棚」ともいい
地板の上に、引き違い戸のはまった地袋がつき
金具の摘み引手がついています

この地袋の右中に水指をを仕組みますが
砂張の「平水指」を用いるのが基本だそうです

私はねじ梅型の平水指を使っていますが
紹鷗好ですので・・・
時代的には砂張の平水指となるのでしょう

2021年最後の月はこんな主菓子を作ってみました
12月始めは『上庸饅頭
   

12月13日事始めには例年のごとく『袴腰餅
   

西高東低、日本海側より雪便りが入って来ると『雪餅』を
   

12月のトピックスとして
お母さんのお点前する姿を見るのが大好き
それからお茶もお菓子も大好きな
こんな可愛い5才の女の子もお稽古を

お辞儀、帛紗捌きのお稽古もして
上手に正座ができ茶筅も振れました

お母さんが「とても美味しい一服でした」と
嬉しい限りです。
   

2022年壬寅五黄土星の年、元旦は初日の出も見え
ファミリー14人元気に揃ってお屠蘇をいただく事ができ
初詣には奈良阪町の『奈良豆彦神社』では
   

奈良県の天然記念物、樹齢1000年余の大楠に生気をいただき
   

中山町の『中山八幡神社』では本殿まで上がらせて頂けば
ほっこりして良い気をもらえた
   
今年は良い事いっぱいの年になりそうです
いえいえ、そうしたいと思います