薬草風呂の私なりの効用
私の人生の師匠の一人であった元京都野鳥の会会長故伊藤正美さんが晩年お住まいになっておられた長野県木祖村藪原の山荘にお伺いすると何時も薬草風呂が沸かしてあってすすめられて入浴させてもらっていました。
それ以来薬草や自然療法に興味を持ち色々試したり学んだりしてきました。その内の一つが上記の本です。この本の中でビワの薬効が優れているということを知りました。
もう20年以上前になりますが私の甥の一人が2メートル位に成長した植木鉢のビワの木を「持って帰って敷地に植えてくれないか?」(甥は自分の食べたビワの種を植木鉢に植えて育てていたものです。)
我が家の敷地に植えたのですが3メートルほどの背丈に育ったのですが寒いせいか花は咲きますが実がならず、葉っぱだけは成長し続けていました。
写真の「自然療法」という本にびわの葉をきざんで煎じた風呂が薬草風呂として優れているということが書いてあったので我家の庭でどうしようもないほど生い茂っているびわの葉風呂に使い始めました。
水虫や湿疹などにも効くということでした。足の親指の爪に入った水虫が病院でもらった薬をつけてもなかなか完治しなかったのがビワ風呂に入りだしたらいつの間にか治っていました。
その内ビワの葉をきざんで35度の焼酎に漬けて薬酒を作ったものを夏に蚊などの毒虫に咬まれたときに乾いたら塗り、乾いたら塗りと4〜5回塗るとカユミはなくなってしまいます。
このビワの薬酒は他にも胃がもたれた時などに薄めて飲むとスッキリして重宝しています。
一回沸かした薬草風呂は3〜4日ほど朝夜に追い焚きしながら使っています。
ビワ風呂の他にヨモギを乾燥させておいたものを使ってもいます。ヨモギは香りも良いし身体が温まること抜群です。
今のところビワの生の葉と乾燥したヨモギの葉だけですが来年は例えばセイダカアワダチソウなども乾燥させて風呂に入れたいと思っています。
特に写真の「自然療法」と言う本は一家に1冊あれば重宝すると思います。
いま薬局で販売されている新薬も元々は自然に生えていた薬草の成分を研究して人工で作り出したものですから自然に生えている薬草のほうが身体に優しいことは間違いありません。
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