忘備録の泉

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日朝の歴史(6)

2017-11-08 16:44:23 | Library
日清戦争での日本の勝利により朝鮮は独立を果たすが、このままでは日本の言いなりになってしまうという声が高まり、ロシアと手を組んで日本と対抗しようという動きが朝鮮の宮廷内で出てくる。
ロシアも南下政策をとっており、日本のアジア進出と対立していた。
そして1904年、日露戦争が起こる。
日本はイギリスの支援を受けて日露戦争に勝利し、第二次日韓協定により韓国の外交権を奪うが、これは事実上の韓国支配であった。
そして1910年には、日韓併合条約により韓国は完全に日本の植民地となる(「韓国併合」)。

その後日本は、第二次世界大戦に敗れ、朝鮮半島の統治権を放棄した。
大戦末期に日本に宣戦布告したソ連は、満州や朝鮮半島に侵攻を続けた。
このままだとソ連に単独で朝鮮半島を占領されると危惧したアメリカは、北緯38度線で分割することを提示しソ連もそれを認めた。
終戦後、ソ連とアメリカはそのまま軍を駐留させて、事実上の支配を続けた。
これが現在でも38度線を境にして、南北にわかれている原因である。

そして1948年、南北で別々に国家を樹立し代表選挙を行う。
南には「大韓民国」が樹立され、李承晩(イスンマン)が代表に就任。
北には「朝鮮民主主義人民共和国」が成立し、代表には金日成(キムイルソン)が就任した。

(つづく)

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