忘備録の泉

思いついたら吉日。O/PすることでI/Pできる。

生きるとは心が働くこと

2018-07-30 14:55:39 | 読書
「心を育ててみなさい。そうすると、何でもできます」というのが仏教のスタンスです。
服や家や食べ物、財産、権力、学問のほうが心より大切でしょうか?
しかし、心がなければ生きることはできません。
生きるとは心が働くことです。
ですから、心の管理、心の成長、心の発展こそを優先させなければいけないのです。

子どもが小さいときに何かを見て、その心が変わらなかったら、もう二度と何も見ることができなくなります。
心は瞬時に変化しないと駄目なのです。
だからこそ、山や川、花や植物など、なんでも見ることができるのです。
なんでも見るためには、見るたびに心が変化し、新しい心が生まれなくてはならないのです。
つまり「生きる」とは、激しく心が変化していくことです。
言い換えれば、心に刺激を与えることが、生きることなのです。

仏教は、生きるとは何かを、客観的に調べています。
「どのように生きるべきか」ではなく、「生きるとはどういうことか」を調べています。
世間はどうすれば幸福に生きられるのかを模索します。
人間というのは、どこかで罠にはめられており、物質に依存するしかない、可哀そうな状態に置かれています。
物質依存の中で、幸福を求めて、競争が生まれて奪い合いが起こります。
世界中で競争して、勝利を収めて、大豪邸を手に入れたりしても、それが苦しみの原因になります。
家族がいても、それが苦しみの原因になるのです。
物質に依存するしかない生き方が、人間の生き方になっているのです。

幸福の道は怒りではなく慈しみですが、人はこの真理には気づきません。
怒りにとらわれている以上、慈しみとは何か、本当にわからないでしょう。
それは心に無知があるからです。
慈しみを知るためには、「欲を減らす」ことが大切です。
欲を減らすとは逆に、人を助けよう、人の役に立とうと思えばよいのです。
これは儲けようというよりも、もっとすごいエネルギーです。
欲をなくせば、体も心もすみやかに調和が得られます。

「ブッダはなぜ心を重視するのか」 アルボムッレ・スマナサーラ著


「広告コピー秀作集」

元気な新人って、周囲の人まで

初心に返してくれるからフシギです。

置かれた場所で咲きなさい⑤

2018-07-27 09:01:24 | 読書
あいさつは
「あなたは大切な人」と
伝える最良の手段。
目立たない仕事をしている人へのあいさつを忘れてはいけない。
私たちはお互いに「おかげさま」で生きているのだから。

いつ、何が起きるか
わからないから、
いつも準備をしておく。
自分が歳を重ねたからこそ、身に沁みる教えがある。
経験を積み重ねたからこそ、伝えておきたい言葉がある。

信頼は98%。あとの2%は
相手が間違った時の
許しのために取っておく。
この世に完璧な人間などいない。
心に2%のゆとりがあれば、相手の間違いを許すことができる。

大切なのは
「人のために進んで何かをする」こと。
「人に迷惑をかけない」からもう一歩進んで、
「手を差し伸べる」気持ちが愛の実践につながる。

日々遭遇する小さな苦しみを
笑顔で受けとめ、
祈りの花束にして神に捧げたい。
自分のためではなく、誰かのために祈る時
祈りは愛の花束となって輝く。

相手を生かす
ぬくもりのある言葉を
使える自分でありたい。
言葉ほど恐ろしいものはない。
使い方を間違えれば
凶器にもなる。
言葉を無機質なものにしてはいけない。

「ていねいに生きる」とは、
自分に与えられた
試練さえも、両手でいただくこと。
すすんで人のために自我を殺すことが、
平和といのちを生み出す。


「置かれた場所で咲きなさい」より 渡辺和子著


著者の渡辺和子さんは9歳のとき、目の前で父親を暗殺された。
歴史に残る2・26事件である。
その後、ノートルダム修道女会に入り、36歳でノートルダム清心女子大学の3代目学長に任命される。
自らの体験から紡ぎだされる数々の珠玉の言葉は人々の魂をゆさぶる力を持つ。



置かれた場所で咲きなさい④

2018-07-26 15:00:31 | 読書
毎日を
「私の一番若い日」として
輝いて生きる。
歳を取ることは悲しいことではない。
新しい何かにチャレンジして、いつも輝いていよう。

一生の終わりに残るものは、
我々が集めたものでなく、
我々が与えたものだ。
人は何歳になっても、精神的に成熟することができる。
謙虚になることが成熟の証である。

失ったものを嘆いても前には進めない。
悩みを抱えている自分も大切に。
嘆いてばかりいては、悩みも嫉妬も雪だるまのように
膨らんでしまう。
悩みを抱えている自分を愛おしもう。

神は決して、
あなたの力に余る試練を
与えない。
人間に悩みはつきもの。けれども神様は
試練に耐える力と逃げ道をきっと備えていてくださる。

老いは
人間をより個性的にする
チャンス。
老いは悲しいことばかりではない。人間関係を
「量から質」に変え、自分を豊かにすることができる。

迷うことができるのも、
一つの恵み。
迷った時は、「選択する自由」を与えられたと思って
プラスとマイナスを書き出し、その重みによって決める。

「老い」を意識する時、
人はより柔和で
謙虚になることができる。
老いた自分を嘆くのではなく、それを受け入れ
「老いは神の賜物」と意識できる自分をめざそう。



「広告コピー秀作集」

早期発見の

一番の敵は、

「忙しい」

だったりする。

(あいつが心配だ)

置かれた場所で咲きなさい③

2018-07-25 08:35:09 | 読書
人生にポッカリ開いた穴から
これまで見えなかった
ものが見えてくる。
思わぬ不幸な出来事や失敗から、
本当に大切なことに気付くことがある。

時間の使い方は、
そのまま
いのちの使い方になる。
待つことで、心にゆとりができると気付いた時、
生きている「現在(いま)」は、より充実したものになる。

ありのまま受け入れた時、
相手の秘めた可能性が
開花する。
誰にでも「成熟に向かって前進する力」が潜んでいる。
相手を信頼して、尊敬することから始めよう。

倒れても立ち上がり、
歩き続けることが大切。
時には立ち止まって休んでもいい。
再び歩き出せるかが、目標達成の分かれ道。

希望には叶わないものもあるが、
大切なのは
希望を持ち続けること。
希望の喪失は、生きる力の喪失でもある。
心の支えがあれば、どんなつらい状況でも耐え抜くことができる。

自分のいのちに意味を
与えることで、苦しい状況でも
生きてゆくことができる。
人は「愛する人のために生きたい」と、
思うことでより強くなれる。愛は生きる原動力。



「広告コピー秀作集」

入学式。

どこかに、

一生の友達が

座っている。

置かれた場所で咲きなさい②

2018-07-24 15:54:11 | 読書
きれいさは
お金で買えるが、
心の美しさは買えない。
心の美しさは、自分の心との
戦いによってのみ得られる。

価値観は言葉以上に、
実行している人の
姿によって伝えられる。
同じ事柄でも価値観によって受け取り方が変わる。
子どもには、愛と思いやりのある価値観を伝えたい。

子どもは親や教師の
「いう通り」にならないが、
「する通り」になる。
子どもに何かを伝えるのに言葉はいらない。
ただ、誠実に努力して生きていくだけでいい。

まず考え、次に感じ、
その後に行動する。
考えるということは、自分と対話すること。
自分自身に語りかけ、次の行動を決めなさい。

いい出会いにするためには、
自分が苦労をして出会いを
育てなければならない。
出あっただけでは信頼関係を結べない。
「このご縁を大事にしよう」という気持ちを育てていこう。

何もできなくていい。
ただ笑顔でいよう。
笑顔でいると、不思議と何事もうまくいく。
ほほえまれた相手も、自分も心豊かになれるから。

苦しいからこそ、
もうちょっと生きてみる。
生きることは大変だが、生きようと覚悟を
決めることは、人に力と勇気を与えてくれる。

“あなたが大切だ”と
誰かにいってもらえる
だけで、生きてゆける。
人は皆、愛情に飢えている。
存在を認められるだけで、人はもっと強くなれる。


「広告コピー秀作集」

たくさん失敗した

若者ほど、

愛される大人に

なれるらしい。