忘備録の泉

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日朝の歴史(7)

2017-11-13 14:58:59 | Library
第二次大戦後、アメリカとソ連のにらみ合いが起こり、冷戦状態に突入する。
世界中がアメリカを中心とした西側陣営と、ソ連の東側陣営に分かれて対立した。
朝鮮半島でもにらみ合いが続く中、1950年6月25日、ついに北朝鮮軍が砲撃を開始し朝鮮戦争が始まる。

この戦争は、大国の代理戦争という意味合いもあった。
当初は、北朝鮮が圧倒的に有利に戦線を進めていたが、アメリカを中心とした国連軍が韓国軍を支援、北は中国が支援し、やがて戦局は硬直状態となる。
そして、1953年にはいったん休戦となったのだが、この休戦状態のまま半世紀以上たっているのである。

朝鮮の国内問題が国際問題になったり、国際関係の対立が朝鮮半島に持ち込まれたりすることが現在でもあるが、これらの問題を解決するためには、米露中日の関係が安定することが不可欠だ。
もうひとつ大きな問題がある。
それは北朝鮮の独裁体制と韓国の政治的安定だ。
北朝鮮では、金日成(キムイルソン)から始まり金正日(キムジョンイル)、金正恩(キムジョンウン)、と独裁体制が維持されている。
南では国連の監視下による選挙で李承晩(イスンマン)が代表に就任したが、北ではソ連がかたくなに選挙を拒んだため、北朝鮮臨時人員委員会委員長の金日成(キムイルソン)がスターリンとの面談の結果代表に選出されたのである。
以降、世襲による独裁体制が続き、とうとう核爆弾を保有する軍事国家にまでなってしまった。

一方の大韓民国も盤石の体制とは言い難い。
それは歴代の韓国大統領の歴史をみればよく分かる。
(李承晩-ユン・ボソン-朴正煕-チェ・ギュハ-チョン・ドゥファン-盧泰愚-金泳三-金大中-廬武鉉-李明博-朴槿恵-文在寅)
北にしろ南にしろ、いずれの国も自力のみで朝鮮半島の統一を図ることは無理だろう。

米国の影響力が弱まっているなかで、朝鮮半島の安定は中国とロシアの手に委ねらようとしている。
それが日本にとってどのような意味を持つのか考えていく時期になったのかもしれない。

(おわり)
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