outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

死を怖れる理由とヒグマ被害

2013年07月12日 19時35分42秒 | 退職生活
オプタテシケ山の登山口は、深い緑と笹に囲まれて、今にもヒグマがその辺から顔を出しそうなところです

そんな林道の終点にある駐車場で、たった一台で停まっています。

今から5年前の2008年、北海道の一番本州に近い「渡島半島」にある、大千軒岳の駐車場を思い出します

そこも人里離れた林道の終点だったんですが、車を停めて外に出ると・・・クマの悪臭がしました。

やばいな~・・・と思いながら日暮れ近くまでそこに居たんですが・・・ついに誰も来ず・・・夜小便に出る事を考えると、そこで夜を明かす気分になれず(当時は小便も車の中のトイレは使ってなかった)脱出したことを思い出しました

あの時は、その登山口へ行く前に道の駅で「クマ情報」を聞いたら・・・ちょうどその人の家の繋いであった番犬が、数日前にクマに喰われたばかりで、その話が頭から離れませんでしたから・・・留まる事が出来なかった訳です。

そして翌日山登りを始めたら・・・駐車場の近くの登山道の真ん中に、クマの暖かいウンコが盛り上げてありました

さてここですが、やはり2008年にこの近く「美瑛岳」の下で強烈なクマの匂いを嗅いでいます。

クマの匂いは、クマが通ったりするとその後30秒程度匂いが残ります。

また風上10~20メートルの距離にクマが居ると匂いが届きます

いずれにしても匂いがすると、近くにヒグマは居るか居た事になります。

そんな具合ですから、ここらはヒグマの棲家の中と言っても過言ではないでしょう

「くまもん」や「くまのプーさん」また「檻の中のクマ」と違って、「野生のヒグマ」は餌として時々人を食べます。

僕らが肉や魚を食べるのと同じように・・・

しかし人を食べる場合丸ごとですから、何処から食べるかと言うと首の辺りや腹、女性の場合はマ○コの辺りからだった例もあります

クマに出会って・・・最初の一噛みまでの間と言うのを想像すると、かなり怖いものがあります。

そして即死ではないですから・・・少しの間でしょうが・・・痛いでしょう

死ぬのに痛いのは嫌ですね。  痛いのは怖さに繋がります。

それと・・・出会ってからそれまでの間に、きっと人は誰でも「死」を想像します

大人の場合、肉親だけでなく、色々な人の「死んだ姿」を見ています。

自分がその様な「固く冷たくなって、死臭を発して動かない」姿になると想像するから怖いのではないでしょうか?

実際には・・・その時の自分には意識が無いと言う事も解ってるのに・・・

だから・・・眠ってる間に死ぬのは、全然良いとおもうんですが・・・

クマに襲われた場合は、余りの怖さに一時的には意識を失うかも知れないけど・・・噛まれたら・・・あまりの痛さに意識は戻るでしょう。

僕もシラウオやエビ、貝、魚など・・・生きてるまま食べた事があるけれど、生きてるまま食べられた事はありませんから・・・

想像が膨らみます

ところで北海道で毎年何人くらいがヒグマに喰われるかと言うと・・・

全く実数は解っていないと僕は思います。

それは道警が発表するのは、ヒグマが食べてるのを見た人が居るか、ヒグマに一部を喰われたと断定できる死体が見つかった場合だけが、ヒグマに喰われた人数として発表されるからです。

だから年間二、三人なんて数字になるんです。

これを言い換えると、ヒグマに喰われても死体の残りが発見されない場合は「行方不明」として処理されます

ヒグマは人でも動物でも、襲って殺してもその時に食べるのは平均して半分か三分の一ほどです。

残りは咥えて自分の都合の良い場所まで運び、穴を掘って土の中に埋めます。

だから死体が見つかる確率は低いんです。これはクマに喰われても殆どは「行方不明」として片づけられると言う事になります。

北海道で行方不明者の届け出は年間平均で4000人程(日本全国では10万人位)あるようですが、そのうちの3700人程は発見されます。

残りの300人は事件に巻き込まれて殺されて埋められたり、山中で行き倒れていたり、海の中に沈んでいたり、どこかで隠れて暮らしていたり、ヒグマのエサになってる訳ですが・・・

山菜採りに出かけて「行方不明」になった50人程の中の多くは、ヒグマに喰われて埋められたと考えるのが妥当だと思うんです。

決定的な証拠が無いから、誰もそうは発表できませんし、しませんが、僕は毎年30人から40人、10年だと300人から400人がヒグマに喰われていると考えています。

しかしながら・・・・証拠はありませんから、これは僕の妄想と言う事になってしまい、きっとこんな物騒な想像をしてると非難される事でしょう

でも・・・真実はいつか解ります・・・きっと・・・

増え続けているヒグマを、適当に退治しつづけてないと、人を怖れないばかりか、簡単に捕えられるエサとして人を見るヒグマが増えて大変になると思います。

2008年に北海道に来た時も、余市岳でヒグマに大接近した後、こんな事を書いてましたが・・・

出会うと解りますが・・・ヒグマは本当に怖いんですよ

ヒグマも「くまモンの仲間」と思ってる方は「三毛別羆事件」をインターネットで検索して、読んでみてください。

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