前回のトラブルのときにメカに詳しい方に指摘されていたが、バッテリー液が蒸発するのはレギュレーターの故障だと思う。甘く考えて修理・点検にださなかったのがいけなかったのだ。帰ったらさっそく直さなければならない。しかし今はどこかでバッテリー液を手に入れて、補充するしかないだろうと考えて、蒲原に下ることにした。
蒲原の国道1号線にでるとGSがあった。しかしバッテリー液の在庫はないと言う。GSにないなんて信じられないと思ったが、その先の富士市のセルフGSにもない。ここはガス以外なにもおいていないのだそうだ。いつ売れるのかわからない在庫をもつのは経営効率が悪いということなのだろうが、GSっていつの間にかそんなふうになってしまったようだ。
それでも富士宮の大きなGSにバッテリー液はあった。
216円で手に入れてさっそく補充する。するとニュートラル・ランプは点灯し、ウインカーも復活したが、ETCのパイロット・ランプはつかない。ETCが逝ってしまったかは、ヒューズを交換してみないとわからない状態だ。ヒューズだけてあってほしい。また4万円をだすのは嫌だから。
ETCが気がかりだが、とりあえず予定通り白糸の滝にすすむことにした。
白糸の滝の駐車場について、バイクの料金100円を料金箱にいれてにあるく。ここに来たのははじめてだが、以前からたずねたい場所だった。中学生のときに富士五湖キャンプ・サイクリングの計画をたてたのだが、親の許可がでずに断念したことがある。そのときからの宿題となっていた滝なのである。
滝は見事だ。来ようと思えばいつでも可能だったのに、40年もたってしまっている。年をとったものだと思う。
白糸の滝の奥には、音止めの滝もあった。こちらは豪快な落水だ。音止めの滝と白糸の滝は平行するようにながれ、下流で合流していた。
白糸の滝の近くには、鏡のように澄んでいるので、源頼朝が髪をうつしてなおしたと伝わる湧き水の池もあった。
富士山の伏流水はゆたかだ。
GS、昔はトラブル時の駆け込み寺でした。今はすっかり変わりましたね。それだけ今の車はこわれないのかもしれません。でも、JAFがしないのは許せません。