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キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

2018水上・尾瀬キャンプツーリング5

2018年08月30日 20時21分30秒 | ツーリング関東


丸沼高原スキー場をでて、丸沼にたちよった。



ニジマス釣りが有名で私も一度ルアー釣りにきたことがある高原の沼だ。この日はフライ・フィッシングを楽しんでいる人たちがいた。



ライディング・ジャケットを着用していたが、バイクで走っていると丁度よいのに、歩くと暑くて着ていられない。気温があがってきた。



岸辺では水か湧きだしており、そこに小魚がむれている。とてもよいところだ。



丸沼の一軒宿、丸沼温泉環湖荘には満員御礼の札がでていた。



金精峠をこえて栃木県にはいり、山を下ってゆくと後ろからBMWの車と大型バイクが追いついてきた。それをひきつれて走るが、BMWが停車すると、その後ろにいたのはカワサキZ1RにZ1かZⅡ、Z750FXー1の大型バイクだ。さすがにこの人たちには道をゆずったが、750FXはオイル上がりで白煙を吐いていて、我がDRも同じ症状だから、ヘルメットの中で微笑してしまった。

湯ノ湖で休憩した。



ここでも釣りを楽しんでいる人がいた。



戦場ヶ原、中禅寺湖を通過していろは坂をくだる、日光の町に立ち寄りたいが、混雑していてバイクをとめるところがみつからない。道路は神橋を中心として駐車待ちのマイカーで大混雑である。走り回って市営第3駐車場に空きをみつけ、なんとか駐車することができた。料金は200円である。



日光にはなんども来ているのだが輪王寺と二荒山神社には行ったことがなかった。今回はそこを参拝するのが目的で、まず輪王寺にゆく。着いてみると輪王寺は東照宮につづく参道の途中にあり、毎回通っているところだった。

当日、本堂の三仏堂は大修理中でカバーでおおわれていた。三仏堂という名前からわかるとおり阿弥陀如来と千手観音、そして馬頭観音がまつられている。仏様は大きくて、見上げるほどだ。仏様たちは大修理が完成したところで、金色にかがやいていおり、非常におごそかで神秘的だった。拝観料は400円。後述するが大猷院(だいゆういん)との共通拝観券もあるが、三仏堂だけのものを選んだ。



お守りなどを売っている輪王寺の護摩堂の前をとおって東照宮への参道にもどる。



東照宮にむかう参道は観光客でにぎわっている。輪王寺にはゆかないで東照宮だけを見る人が多いのである。



東照宮の入口にたつ五重塔。陽明門も平成の大修理が終わったばかりで人気だが、今回は立ち寄らなかった。



東照宮の奥にある二荒山神社にむかう。道の右が東照宮である。



東照宮の建物を見上げる。



二荒山神社の門がみえてきた。



鳥居をくぐって境内にすすむ。



拝殿。



神楽殿。中にいらっしゃるのは大黒様だろうか。

二荒山神社の拝殿におまいりしたが、有料の本殿のエリアにはゆかなかった。



二荒山神社をでて輪王寺の大猷院(だいゆういん)の方向にすすむと常行堂があり、自由に入れるとあったので内陣に上がらせてもらった。中では僧侶の方がお盆のお勤めをされていた。



大猷院には陽明門のように華麗な二天門があり、修復がなったばかりだそうだが、前述の通りここは別料金なので入らなかった。



日光ゆばをみやげに買って出発する。渋滞はつづいていて、神橋から日光駅の方向に5キロ以上車がつながっている。三連休でたくさんの人が日光見物にきているが、車を駐車場に入れて東照宮にゆくにはどれほどの時間がかかるのか、気の毒に感じられるほどだった。

今市から杉並木の日光例弊使街道をゆく。強烈な太陽の光がさえぎられてとても走りやすかった。



昼食は栃木市にある佐野ラーメンの小三郎にした。ここのラーメンが好きでこちらに来ると食べたいと思っているのだ。



ラーメン650円と餃子400円。13時半についたが待たずに席につくことができた。



塩ラーメンのようにスープが透き通った一杯。端麗で繊細なスープに手打ち麺だ。



ザクザクの食感のキャベツが入り、ラー油のきいている餃子。すごく美味しい。ここでは席につくと水と一緒に餃子用の小皿がだされる。ほとんどの人が餃子をたのむからである。そうなる必然の餃子。☆5点満点平均3点で3、8点。



最後に道の駅思川で休憩する。気温はとてつもなく高くーー35℃をこえているとおもわれるーー汗がとまらない。直射日光の下を走るのはもう嫌だが、いつまでも休んではいられず、走りだして帰宅した。35℃をこえる酷暑でのツーリングは無理だとわかった。
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2018水上・尾瀬キャンプツーリング4

2018年08月27日 18時38分44秒 | ツーリング関東


2日目の朝。5時半に起床した。20代のセロー氏はもう撤収をはじめている。30代のライダーはまだ寝ていた。



ゆっくりとコーヒーを飲む。昨日水場でくんできた湧き水がおいしい。昨夜の酒もこの水で割ったのだ。セロー氏は6時に出発していった。



カップめんの朝食をとり、キャンプ場内をあるく。ここはトイレしかないワイルドな野営場なので道具に凝っているキャンパーはいない。質実剛健な人が多いところである。



左の建物はトイレだ。



やはりキャンパーが多い。この日は三連休だったし、7・8月がここのベスト・シーズンだからだろう。標高が高いからそれ以外の時期は冷え込むのだ。昨年の10月1日に利用したときの朝の気温は0℃だった。



これでは混みすぎているから寒くなってから利用するのがよさそうだ。



テントをたたんで7時すぎに出発する。始動に手こずりキック12回だった。



7キロほど尾瀬方向にすすむと坤六峠(こんろくとうげ)についた。ここが最高地点で標高は1630mだ。



坤六峠からくだってゆくと尾瀬の入口、鳩待峠にゆく津奈木ゲートにつく。



尾瀬はマイカー規制があって津奈木ゲートから鳩待峠まで通行できない。



深い森林地帯をゆく。



尾瀬戸倉スキー場の駐車場にも、尾瀬にゆく車が行列をつくっていたので、誤ってついていってしまった。尾瀬にむかうハイカー用の駐車場は他にもあり、ものすごい数の車がやってきていた。



冬に何度もかよったホームグラウンドの岩鞍スキー場に立ち寄る。ここは駐車場とゲレンデをむすんでいる、シャトル・バスが止まるスキー場の入口だ。スキー場には誰もいず森閑としている。バイクの奥には神社がある。



雪がないゲレンデは別の場所にきたように感じられた。



神社は十二様神社だ。



神社の横には湧水があった。山の守り神の水、十二様の水、とよばれているそうだが、冬は雪に埋もれているので気づかなかった。



国道120号線にでたところで北の金精峠、日光方向にむかう。やはり昨シーズンに3回利用した丸沼スキー場にたちよった。するとかなりにぎわっている。



ハイキング・コースやキャンプ場があるのは知っていたが、サマー・スキーをやっていた。



ゲレンデに人工芝をはり、そこに水をながして滑りやすくしている。スキーヤーは大回り、小回りパラレルですべっていた。



ゲレンデの下にはテントをたてて日除け、休憩所としている。夏でも滑りこんでいる熱心なスキーヤーたちがたくさん来ていた。



サマー・スキーもいいじゃないかと思い、帰ってから専門家の弟に聞くと、板がものすごく傷むのだそうだ。しかしこんなに練習している人たちにはかなわないよね。


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2018水上・尾瀬キャンプツーリング3

2018年08月23日 17時17分05秒 | ツーリング関東


風呂からでると、水上の道の駅の近くにあるスーパーで今夜の夕食の買出しをする。買ったものはクーラーバックに氷とともに入れておいた。



キャンプ場にむかう前に裏見の滝によってゆくことにする。場所は宝台樹キャンプ場の奥である。このキャンプ場はかなりにぎわっていた。その先にある穂高山の登山口でもある駐車場からは山道を下りてゆく。



裏見の滝はその名のとおり、滝の裏にゆくことができたが、現在は通行止めとなっていた。それで展望台まで行かずに、滝が見えた地点で引き返すことにする。山道を登ってゆくと、風呂上りなのにまた汗をかいてしまった。



今年の3月に滑りにきた宝台樹スキー場の中をとおって県道63号線にもどった。



野営地の奥利根源流の森の手前にある水場による。



野営地に水道はない。念のため水は買ってきたのだが、ここでも湧き水をくんでおいた。



ルートはこのように狭い山道である。



キャンプ地の奥利根水源の森についた。ここは標高1000メートル以上の高地にある無料の野営地だ。明かりや水場はなく、トイレしかない不便なところなのだが、かなりのキャンパーがきていた。



混んでいてテントを張る場所をみつけられないほどだ。



その中にバイクが2台いて、その真ん中になんとかスペースを確保することができた。



クーラーパックを取り出してみると、氷がとけてもれだし、リヤ・ボックスの中が濡れてしまっている。荷物をとりだしてバイクにかけて干しておいた。



スーパーで買ってきたひとつ200円のサザエをつぼ焼きにすする。



何はともあれビールである。



地酒も買ってきたが、サザエの身をとりだすナイフを忘れてきてしまった。割り箸しかないのでどうしようかと思ったが、テントのペグで代用することにする。我ながらワイルドだぜ。



キャンプ地から見上げると気持ちのよい空がひろがっていた。



テントのペグでサザエを刺して身を掘り出した。



サザエはじつに美味い。肝の苦味が大好きなのだ。こいつで地酒をやった。グローブは焼けたサザエをつかむためにしている。



つづいて沢の水をくんできた。



もつ煮を湯せんするためである。



今夜の晩酌スペース。前回の福島・米沢ツーリングで椅子が壊れてしまったので、いちばん古いものを持ってきた。キャンプ・チェアはほかにもあるのでもう買いたくないのである。ひとつずつダメになるまでつかっていこうと思っている。

  

もつ煮があたたまった。



よい感じに日は暮れてきた。左右にテントを張っている30代と20代のライダーは暗くなってもライトをつけて読書をしている。彼らとは会釈をかわしたが会話はしていない。3人とも黙ってひとりの時間をすごしている。私はまわりのグループの宴会をつまみにして酒を飲んだ。
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2018水上・尾瀬キャンプツーリング2

2018年08月20日 20時22分26秒 | ツーリング関東


SLに別れを告げてはしりだす。



水上の温泉街に入ってゆくが、取り壊し中のホテルが目立つ。



左の建物はホテル聚楽(ジュラク)だ。



温泉街はさびれていて寂寥感がある。



観光客もあまりいなかったが、立ち寄り湯のできる温泉施設をみつけた。



道の駅みなかみ水紀行にはいり、食事をどこでするのか考えることにした。周辺でゆきたいと思ってチェックしていた店は、この先で肉屋がレストランをやっているというところと、湯檜曽の蕎麦屋だ。その2件を見てどちらかにしようと思って走りだした。



すすむとすぐに育風堂精肉店のレストランがあった。ここはスキーで何度も前を通っていたし、建物も知っていたところだが、ペンションのような洒落たつくりなので、レストランとは思っていなかった。着いてみて、ここがそうなのか、と驚く。私がいつも利用している食堂とはイメージが異なるが、駐車場が空いていたので入ることにした。



13時過ぎだった。店に入ると予想に反して7組待ちだ。並んで待つのは嫌いなのだが、お店の雰囲気がよいし、時間もあるので我慢することにした。



育風堂は精肉店だけあって小売もしていた。商品はとても美味しそうだから、ここで肉を買ってキャンプ場で焼くのもアリだと思う。



かなり時間がかかるだろうと覚悟をしていたが、15分ほどで席につくことができた。カツ丼とソースカツ丼が評判とのことで、カツ丼をたべるつもりだったのだが、メニューを見たら気がかわった。別のセットをオーダーすると、まずミネストローネ・スープと生ハムとコールスローの盛り合わせがきた。カップ・スープは酸味のきいている好ましいもの。生ハムは平凡でコールスローはザワークラウトのような感じだった。



ポークのリブボーン・ステーキをえらんだ。これを見たら頼んじゃうでしょ。骨付きのステーキはすごいボリューム。骨にそって切込みが入れてあるのでたべやすい。やわらかくて、脂ののったジューシーな一皿。歯ごたえと食べごたえも十分。これだけ大きな肉に火をとおすのは素人にはむずかしい。プロの技を実感した。



ご飯は大盛りにした。リブボーン・ステーキ・セットは2230円。ライスの大盛りは110円で合計2340円。ひさしぶりに、美味しい、と感じるものをたべた。また是非ゆきたいレストランだ。☆5点満点平均3点で4、2点。



食後はまた水上の町にもどる。ここは水上駅だ。



駅前の風景。



先刻チェックしておいた、立ち寄り湯のできるふれあい交流館にやってきた。入浴料は570円の内湯だけの温泉だ。泉質は無色透明で無臭という温泉らしくないもの。湯温は41℃と熱くないのがよい。ここで汗をながしてサッパリした。風呂上りの水上の気温は32℃だった。

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2018水上・尾瀬キャンプツーリング1

2018年08月15日 18時12分28秒 | ツーリング関東


7月の中旬に群馬県の水上・尾瀬にキャンプツーリングにでかけた。当日は朝から暑く、バイクに荷物を積んだだけで大汗をかいてしまい、Tシャツ姿で出発した。ジャケットはとてもではないが着られなかったのだ。いつもは国道17号線をつかうのだが、今回はためしに国道246号線で北上することにする。埼玉県の寄居でガスを入れた。すでに日差しは痛いほどに強く、スリー・シーズンのジャケットは暑くて着られないし、メッシュ・ジャケットは持っていないから、長袖シャツを羽織って走りだした。半袖のままでバイクに乗ったら、日焼けでひどい目にあってしまうからだ。



群馬県の藤岡から県道で高崎にむかうが、あまりにも暑くて辛いし、水分をとって休まないと危険だと感じる。気温は35℃以上あったと思う。そんなときにスーパーがあったので休憩した。冷たいジュースを飲んでブレイクだ。

高崎から渋川にぬけて国道17号線にはいり北上する。R246よりもR17のほうが流れがよいようだから、これからは国道17号線をつかうことに決めた。

渋川の先には大人気のもつ煮食堂の永井食堂がある。空いていたら利用しようかと思っていたが、ものすごい人が並んでいるので、すぐに諦めた。



沼田の手前に、冬にスキー場に向かっているときから気になっていた看板があった。



林道入口という看板で、桜木線、上野線とある。ツーリング・マップル(TM)を見ても道は判然としないし、他の地図にもこの林道はのっていない。



林道の入り口には桜木線の林道看板がたつ。気になっていたので入ってみることにした。



すすんでゆくとすぐにカワサキKLX125とすれちがう。道は上りで舗装林道がつづく。



交通量はほとんどないようで、手入れもされていない。雑草が生い茂り落葉が積もっていた。



3、6キロすすむと上野線の林道看板があらわれた。



ここまでが桜木線でこの先は上野線になるようだ。この先にすすむが路面の落葉や枝などがさらに多くなったので、2キロ入った地点でUターンした。この林道はどこかーー上野だろうかーーにぬけているのだろうか。



沼田をぬけて水上にはいった。そろそろ昼食をとりたいので店を物色して走るが、コレと感じるレストランがない。そこで水上の温泉街に入ってみることにした。するとSLが汽笛をならしているではないか。



人もたくさん集まっているので私も見物に加わった。



水上駅に隣接する転車台だった。



SLはターンテーブルにのって方向転換をしている。



こんなシーンを見るのは初めてで、興奮して写真をとる。SLはサービスでターンテーブル上を何周もまわっていた。

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スピード・メーターの故障

2018年08月15日 18時07分23秒 | スズキDR650RS


2018年の6月。群馬県の万沢林道ツーリングに出かけた際に、スピード・メーターがおかしくなってしまった。停止しているのにメーターの針がピンピンとはねあがったり、走りだしてスピードもでていないのに、メーターを振り切ったりするのだ。2・30キロで180キロを指し、50キロもだすとメーターは真下を通り越して、0にもどりそうないきおいだ。ただ距離計は正常だった。速度表示と距離計は別のシステムで動いているようなので、メーターの針だけが異常なダンスをしている状態だった。ツーリングには予備のメーター・ケーブルを持参していたので、交換すれば直るだろうと考えて、日陰のスペースをみつけて作業をすることにした。

バイクは1990年型だから28年ものである。距離は10万キロ。メーター・ケーブルの交換ははじめてのことだった。



ところで自宅のバイク置き場は狭くて、床は斜めなので整備しづらい。人通りも多いから、そこではなるべく作業をしたくないのである。それでツーリング中に直してしまおうと考えたのだ。



スピード・メーター・ケーブルはスピード・メーターと前輪のハブ部分に接続されている。フロント・フォークのプラスティック製のガードを外して見てみると、メーター・ケーブルを接続しているボルトは、フロント・ホイールを外さないと緩めないことがわかった。

DRにはセンター・スタンドはついていない。ジャッキも持参していないから、このときは直せないまま帰宅することにした。

後日、メーター・ケーブルの交換をすることにしたが、問題があった。モトクロス・スタンドを所有しているが実家の倉庫に置いたままになっている。ジャッキを使おうとするとハイエースのものしかない。さらに前述のようにバイク置き場は平坦ではなく、傾斜があるから、ここでジャッキ・アップはできないのだ。自分でやろうとすると、自宅の前の路上で作業するほかないが、人通りの多いところなので、ここでバイクをいじるのはいかにもまずい。人目も気になるし、猛暑がつづいていることもあり、いつものバイク屋に作業を依頼することにした。



バイク屋にいってメカに症状を話した。そして、メーター・ケーブルだろうか、と聞くと、違うのではないだろうか、とのこと。たぶん、メーター内部のメカニカルな故障ではないか、と。しかし私が予備のケーブルを持っていると言うと、とりあえずケーブルを交換してみることになった。これで直らなければ、メーター本体の修理にすすむことにして。

メーター・ケーブルの交換作業は、エンジンのアンダー・ガードをはずしてジャッキ・アップ。カウリングからメーターを分解してケーブルをはずす。フロント・ホイールをはずしてケーブルをぬいて、交換となった。メカニックはDRのサイド・スタンドを交換してくれた方なので、このバイクのスタンドはなるべく力をかけないようにした、と語っていた。弱そうで怖いから、と。

これでメーター・ケーブルの交換ができて、点検してもらったが、フロント・ホイールを手でまわすとメーターは正常に作動する。古いメーター・ケーブルは目視では異常はなく、ハブの接続部などにも気になるところは見当たらなかったとのこと。それがメーター内部のメカニカルな故障を疑わせるが、走ってみるとメーターは直っていた。メーター・ケーブルの交換、各部の点検作業代は7560円である(自分で作業をする人には高く感じられるかもしれないが、店舗をかまえて従業員をつかい、会社組織で運営しているバイク店の請求する工賃としては、妥当ではないか。自分でショップを経営しているとしたら、どれくらい請求するのか、想像してみればわかると思う)。

2週間後。1泊2日で水上・尾瀬にキャンプ・ツーリングにでかけた。初日の1回目の休憩の後に走りだすと、メーターの異常が再発した。じっさいの速度よりも大きな数字が表示されるのである。症状は前回よりも軽くて、40キロで60キロ、60キロで80キロと表示される感じだ。それもすぐにおさまって、その後異常は発生しなかった。

その後も1000キロほど走行して、8月の半ばとなっているがトラブルは起きていない。



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2018車旅・箱根ユネッサンから落語の舞台のかじかざわ3

2018年08月06日 18時49分20秒 | 車中泊の旅


かじかざわ、という落語がある。江戸から身延山参りに来た旅人が道に迷い、山の中で夜になってしまい、民家に一夜の宿を請う。その家の女主人に玉子酒をふるまわれるが、女は旅人の金をねらい、酒に毒をいれていた。旅人の体はしびれてしまうが、直前に立ち寄っていた、鰍沢(かじかざわ)の妙法寺というお寺のお守りの毒消しの札を飲むと楽になり、逃げられたという噺だ。その落語の舞台となった鰍沢にやってきた。



鰍沢は落語の山深い場所というイメージとちがい開けた町だった。そして落語にちなんだ施設はなく、噺にでてくる妙法寺をたずねることにする。鰍沢の町から山に4キロほど上ったところにお寺はあった。



寺からのながめ。



趣のある石段で境内にすすむ。



あじさいの名所でもあり、花がきれいだった。



本堂にお参りする。落語のことは何も書かれていない。



庫裏にすすむ。



本堂と庫裏は渡り廊下でつながっている。大きなお寺だ。



庫裏の天井には駕籠がぶらさげられていた。



建物が立派なのがよくわかる。



落語にでてくる妙法寺の毒消しのお守り、500円を25個大人買いした。落語ファンの家内が噺家や友人、知人にくばるためである。



妙法寺を出て食事処をさがすと道の駅があった。



道の駅富士川である。



ここで耳のほうとうセット880円をたべた。ほうとうが耳の形になっているのだが、それがこの土地の習慣なのだろう。



山梨ではほうとうをたべたいと思っていた。ほうとうは美味しくて、量もたっぷりとあった。



私だけおにぎりをつけた。120円。



セットにはこんにゃくと甘いものがつく。



空は晴れ上がり、暑くなってきた。こうなると車中泊はできない。道の駅にはかっこよく決めたZⅡもいた。

15時をすぎたので帰ることにする。甲府南ICから中央道にのると、相模湖で2キロ渋滞とでている。これなら大したことはないと思ってすすむと、小仏トンネルで渋滞2キロ、八王子までで5キロとふえてゆく。談合坂SAに入りたいが混んでいるのでパスし、次の藤野PAで休憩した。この後、混雑をかいくぐって帰宅した。
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2018車旅・箱根ユネッサンから落語の舞台のかじかざわ2

2018年08月03日 19時10分14秒 | 車中泊の旅


バイキングをたべた後は森の湯にゆく。



内風呂のほかにたくさんの露天風呂がある。露天風呂は斜面を利用して棚田のようにつくられており、開放的でよい湯だ。当日は曇天なので暑くなく、空にはツバメが飛んでいた。サウナもあり、窓からは隣にある岡田美術館が見えていた。

2時間ほどゆっくりと入浴した。売店で買物などしてユネッサンをでるが、駐車料金は2時間まで無料だが、それをすぎると1200円かかる。風呂に入ったり食事をしたりすれば2時間以上はかかるから、入場料が1200円かかるのと同じである。



強羅から仙石原とすすみ乙女峠をこえてゆく。今夜は山梨県にある身延山の近くの道の駅とみざわで車中泊をする予定だ。富士の裾野をまわりこんで富士宮のスーパーで夕食の買物をした。富士宮はやきそばが名物だけあって品揃えがすごい。やきそばってこんなに種類があるのね。



当日は7月7日でお盆用品も売られていたが、小さな塔婆が売られていた。土地が変わると習慣も変わる。こんなに小さな塔婆ははじめて見た。



バイキングでたべすぎたので夕食は控え目。みっくちゅじゅーちゅとたこぶつ、まぐろぶつの刺身。生どらなど。いなりは翌日の朝食となった。



あたり前田のクラッカーも夕食の一品となった。7月だが雨で気温は低い。しかし車内はエンジンの熱があがってきて暑いから、運転席と助手席に網戸を設置し、常設のスライド・ドアの網戸もあけてすごした。今回、雨の予報なので車中泊の旅にでたのだ。この時期に晴天では、車の中では暑くて眠れない。



2日目。車中泊は5台くらいと静かな道の駅の朝をむかえた。夜中は気温が下がり、寒くて目が覚めた。網戸をしめてまた眠ったのだ。



道の駅とみざわはたけのこがシンボル。



雲は多いが雨はふっていなかった。



朝食はカップめんと稲荷寿司。



今日のひとつ目の目的地、身延山にやってきた。



日蓮宗の大本山である。この後にたずねる予定の落語の舞台にも関連しているが、大本山は神聖な場所で、滞在していると心あらわれるところだった。



駐車場からエレベーターでお寺のある山上にゆく。



エレベーターにはお礼の志をするつもりだったが、忘れてしまった。



本堂と五重塔。



山の下からつづく階段。これが本来の参拝の道だ。



大本山は自由に入ることができるので、本堂からあがらせてもらい、中を歩かせていただいた。本堂、祖師堂、報恩閣、納牌堂仏殿まで見学させていただいたが、通りかかるお坊様全員に、おはようございます、とご挨拶をいただいた。もちろん私たちもご挨拶をした。上の画像は報恩閣から五重塔を見ている。



本堂から奥にある客殿方向を見る。



本堂の地下にある宝物館も見学した。料金は大人ひとり300円。日蓮聖人の肖像画や真筆、高貴な信者たちの書状などがあったが、写経と宮沢賢治の遺言でつくられた国訳妙法蓮華経が心にのこった。賢治は法華経の帰依者で、死後経典を製作して縁者にくばるように弟に頼んだのだそうだ。また写経は一文字一文字祈りをこめて、集中して何千、何万という文字を書いていった筆者の心が文字にやどっていて、心を打たれた。



階段をのぼってきた信者たちが到着した。建物は水屋と大鐘。



蓮の花が一輪さいている。仏殿の賽銭箱の横にすわっていた老人に、賽銭をいれるようにたのまれて、千円札を代理で箱におさめた。



客殿。信者の人たちはここからはいってゆく。



輪番で奉仕作業があるのを知った。



ロープーウェイで奥の院にゆけるがこれで帰ることにした。

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