放浪のページ別冊ブログ

キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

2022信州トランポ林道ツーリング6

2022年12月15日 17時47分41秒 | 2022信州トランポ林道ツーリング


佐久から蓼科スカイラインをのぼり、美笹深宇宙探査用地上局のパラボラアンテナにやってきた。美笹・深宇宙・探査用・地上局・である。



以前霧が峰にいったときに通りかかり、またたずねてみたいとおもっていたのだ。佐久から18キロの距離である。



パラボラの直径は54メートルもあるそうだ。こんなに巨大な科学的な建築物はなかなかみることはできない。ものすごい迫力である。



アンテナは圧倒的な存在感があるのだが、そのまえには林道があり、奥につづいている。オフローダーとしてはこちらの存在もみのがせない。



林道の入口ちかくに『ゆるぎ石』の案内があるのでみにいってみた。林道からのぼったところに、ひとかかえほどの岩があるが、ゆるぎ石の由来はわからない。



ゆるぎ石からパラボラアンテナをみる。アンテナのむかいにある林道は、地図によるとふもとの道につながっていて、臼田方向にゆく。来た道をもどるのはおもしろくないので、このダートをくだってみることにした。



落葉のつもった林道をくだってゆく。枯れ葉のしたには砂利がしかれている。



交通量はほとんどないようだ。



深い森のなかをひとりですすむ。人の気配がないから緊張する。



さぐるようにすすんでゆく。



雨水がながれてクレバスができた路面もある。



路面はバイクなら楽勝で、四輪でもジムニーや四駆の軽トラなら問題なく通行できる道だった。



4、2キロで舗装路にでた。出口に臼田宇宙空間観測所の看板がある。3キロでパラボラアンテナがあるとのことなので、立ち寄ってゆくことにした。この林道はふたつのパラボラアンテナの基地をつなぐ近道なのだろうか。それにしてはだれかがつかった形跡はなかったが。



山をのぼってゆくとまた巨大なパラボラアンテナがみえてきた。



臼田宇宙空間観測所には受付があり、名前など簡単なことを書けば見学できた。



しかもパラボラアンテナのカードまで用意されていた。カードは4種類あり、美笹と臼田のアンテナのものがあったが、ここ臼田のものをいただいた。



美笹のパラボラもすごかったが、臼田も迫力がある。



ここはすぐ近くまでゆけるのがいい。



製造は三菱電機だ。三菱電機はこんなに技術力があるのに、品質検査の不正でそれを台無しにしてしまった。まことに残念だ。関係がないわたしがそう慨嘆する。襟をただして復活してくれよ、三菱電機。



アンテナのまわりには地球のちかくの星の説明があった。太陽は直径が地球の109倍。重さは33万3千倍なのだそうだ。こんなことは知らなかったからとても新鮮だ。



アンテナの奥にはJAXAの観測所がある。



ここまで足をのばしてよかった。



臼田の町にくだり、味蔵・コロナ食堂に昼食にいった。何ヶ所かあったゆきたかったお店のひとつである。



メニューをみると天ぷら推しのようなので、天丼の海老1本増し、を注文した。



まずお茶と野沢菜、キムチがきた。民芸調のしぶい店内である。



大海老3本の天丼、1050円。なつかしい昭和のあじわいだった。



道の駅にもどってきた。車とバイクがたくさんきているが、第3駐車場は場所がわるいのですいている。



バイクをハイエースにつみこむと、道の駅でみやげをかって帰路についた。セローの燃費は46K/L。ハイエースは8、5K/L。

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2022信州トランポ林道ツーリング5

2022年12月12日 20時57分57秒 | 2022信州トランポ林道ツーリング


老人とわかれて先にすすむと雄のキジがいた。地図があったのでバイクをとめる。この周辺は松茸採取のための止め山とある。昨日信濃沢林道が止め山となっていたのはそういうことなのだ。



その信濃沢林道にむかう。



走りやすいダートがつづく。こんな山奥にも民家があり住んでいる人がいた。



10キロでダートをでた。舗装路になった地点にセンサーがあり、ワンワンという犬の吠え声や、バンバンという発砲音、サイレンの音がしている。獣避けのようだ。ここでホンダXLR250にあった。



道なりに舗装林道をすすむと、昨日小海の町にくだった地点にでた。昨夕は左奥からやってきて、右奥にくだったのである。いまは手前からきていて左奥にすすむ。



日差しはあるが冷えてはりつめた空気のなかをゆく。



やがて昨日もやってきた変則的な交差点にでた。



やってきた方向からみて、左が通行止めだった信濃沢林道で、直進は茂来山登山口となっている。



茂来山登山口にいってみることにする。ダートをゆくとすぐに広場にでて湧水があった。道路はこのさきで通行止めになっている。清水をのませてもらうと、水が口から喉、食道ととおってゆく感触が、絶句するほどに鮮烈だ。ただつめたいのではない。山のエネルギーをとりこんだようにかんじられたのだ。のみほしておもわず、生き返った! と口をついてことばがでた。瞬間的にそうかんじたのだ。それほどうまい山水だった。2杯、3杯と湧き水をのみ、いきかえった、水よありがとう、山の神様、ありがとうございます、と頭をさげた。



すぐ先のゲートはしめられていた。



ゲートの前から清水のまえにとめたセローをみる。



変則的な交差点までもどり、今度は広域林道茂来線の2、5キロのダートをくだってゆく。昨日上ってきた道だ。



深い森の中をゆく。峠をこえてくだる。



また雄のキジがいた。



砂利のういたダートをハンドルとタイヤをとられながらゆらゆらとながしてゆく。



山の中を、オフロードバイクで1日中ほっつき歩くという孤高の行為が、最高の癒しなのである、なんておもってみたりした。



2、5キロのジャリダートをはしり舗装路にでた。これで茂来林道を走破したのだ。



小海にくだってゆくと道祖神がいらっしゃった。それとも仏様だろうか。
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2022信州トランポ林道ツーリング4

2022年12月05日 17時53分49秒 | 2022信州トランポ林道ツーリング


10月30日。日曜日。道の駅ヘルシーテラス佐久南の朝。昨夜は冷え込んだ。寝ていて足が冷たかったほどだ。毛布でからだはあたたかかったが、つま先がひえるというのはかなりの低温である。0℃以下になったのではなかろうか。



車のうしろにとめておいたバイクのシートには霜がおりて真っ白になっていた。朝食のカップ麺用に湯をわかすが、レギュラー・ガスでは燃焼がわるい。低温用のガスが必要な気温だが、こんなに冷えるとはおもわなかったから持参していなかった。



昨夜は第2駐車場にとまった。車をすいている第3駐車場に移動し、上下とも冬の装備で出発する。



国道254号線と県道93号線をつなぐ東山林道と、昨日はしった茂来林道(もらいりんどう)の西部分のどちらにゆくのかまよったが、茂来林道を完走することをえらんだ。国道299号線にある『茂来山登山口の看板が林道入口の目印』とTMにあるのでそこをめざす。



登山口入口には林道看板もたっていた。



林道にはいってゆくと別荘が点在している。そしてすぐに分岐があり、ここは茂来山方向にすすむ。



つぎの分岐が茂来山登山道の入口で、登山口ではなく直進方向にすすんだ。



入口から4、1キロでダートになった。



だれもいない朝の林道をゆく。



冬用の上下でちょうどよい気温だ。



仕事をリタイヤした老後はゴールデン・タイムとよばれるそうだ。



私は定年退職して、いまは嘱託で仕事をしているような感じだから、半分ゴールデン・タイムだろうか。



休日にあそんでいてもたのしいから、平日にそうするようになったら、正にゴールデンになるだろう。



深い砂利の路面をバイクをゆらゆらとゆらしながらすすむ。愉快だ。



やがて景色のひらけたところにでた。



山の中腹ですぐ下に集落がある。対面するおだやかな山肌の稜線がこころをなごませた。



写真をとっていると道路のさきに老人がいるのに気がづいた。朝の散歩のようだ。挨拶をすると、写真をとりにきたのか、と言う。82、3の方だ。この林道を走りにきたんですよ、とこたえると、この道は本にのっているらしいな、と言うので、バイク用の地図(TM)にのっているんですよ、とこたえた。老人はすぐ下の集落にすんでいるそうだ。今朝は冷え込みましたね、というと、-4℃だった、とのこと。すると道の駅は-2℃くらいか。どこに泊まったんだ、と老人が問うので、道の駅です、とこたえると、(道の駅のちかくにある)ルートイン・ホテルか、と言うので、車中泊のことを説明するのが面倒で、そうです、とこたえておいた。
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2022信州トランポ林道ツーリング3

2022年12月01日 18時33分36秒 | 2022信州トランポ林道ツーリング


茂来林道(もらいりんどう)はひとつづきの長い道なのだが、途中に舗装路があるので東西にわかれているようにみえる。その茂来林道の東側のダート部分をでて舗装路をすすむと、右にゆく砂利道がある。ツーリング・マップル(TM)にはダート2、5キロとあり、信濃山林道に接続する道なので入ってみた。あとで気づいたのだがここも茂来林道の一部なのだ。



砂利のしいてあるダートをゆく。



深ジャリの石がチェーンに噛みこんだので、はずしてすすんだ。



2、5キロで変則的な交差点にでた。



走ってきた方向からみて、鋭角に引き返すようにまがるのが茂来山登山口、右折は信濃沢林道とある。TMには信濃山となっているがじっさいは信濃沢だ。TMの誤植である。そして直進方向だけ舗装路になっていた。



信濃沢林道は円をえがくように一周できるので走ってゆくことにする。



作業道路のようにせまいダートの急坂をのぼってゆく。



しかし900メートルで通行止めになっていた。



キノコや山菜をとらない、止め山のため、とある。



通行止め地点の左に信濃沢支線林道が分岐している。



この道はブルドーザーでつけたようなほんとうの作業道なので、入るのはやめておいた。



茂来林道の西部分が気になるが、15時をすぎたので今日の林道探検はきりあげることにした。分岐にもどり舗装路で山をくだってゆくが、里におりるルートがわかりづらい。畑のなかを走ったりしてやっと小海の町にくだった。翌日わかったのだが、道なりにすすむと茂来林道の西側ダートに接続するのである。



臼田駅で休憩する。気温は13℃、14℃とでている。今日の最高気温は19℃だった。



16時に車にもどった。風呂にゆくのは億劫にかんじられたが、入浴すればかならずよかったとおもうのが放浪の法則。道の駅ほっとぱーく浅科の北にある穂の香乃湯にバイクでゆく。料金は500円と格安だ。ここは2008年にもきたことがあった(2008年の書を見にゆくツーリング)。



スーパーできんぴらごぼうと〆サバ、牛肉をかって車にもどる。



きんぴらと〆サバでひとり宴会を開始する。こんなものだがものすごく美味いし、酒もすすむ。このときに耳をかたむけるのは、NHKラジオのらじるらじるでラジオ深夜便である。



牛肉はめずらしく和牛にした。すくない量のものは和牛しかなかったからだ。2022年シーズン22日目の車中泊。



〆サバでつかったワサビしょう油で牛肉をやる。これがまたたまらん美味なのだった。セローの燃費は42、9K/L。長野は食費はやすいがガスはたかい。温泉からのかえりの気温は7℃で、湯冷めをしないように気をつけてセローでもどってきた。寝床も入念にととのえた。
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2022信州トランポ林道ツーリング2

2022年11月28日 18時32分16秒 | 2022信州トランポ林道ツーリング


雪のつもったダートを慎重にすすんでゆく。ときにバイクをとめて、歩いて先をみにいったりした。



北向きの道路に積雪はあり、日当たりのよいところの雪はきえている。雪のつもっているところをさけてすすむ。



しかし高度をあげてゆくと雪はふえてきた。



ダートになってから6キロ地点まですすむと全面積雪路になってしまった。路面にはスタッドレス・タイヤを装備した四駆がはしった跡がある。四輪はゆけるのだろうがバイクではきびしそうだ。歩いて先を見にゆくが、これ以上はすすめないと判断した。



止めてあるバイクを上からみる。



足下の状況。意外とグリップはするのだが、峠まではまだ4キロのこっている計算だ。進んでも苦労するだけだろう。ひきかえしてゆくとバイクが2台やってきた。スズキVストーム250でサイド・ボックスまでつけている車輌だ。彼らは峠までゆくと言う。この先で雪がふかくなるからUターンしてきたと伝えてわかれたが、彼らのバイクですすめるなら、私のセローでもゆけるはずだし、どうなるのか見届けたい気持ちもあって、また山をのぼることにした。



すると私がUターンしたすぐ先でVストームは横になっていた。手伝いましょうか? と声をかけたが、ふたりなので大丈夫です、この先はいけません、無理です、とのことなので山をくだることにした。



雪道をくだってゆくとホンダCRF250とスズキ・エブリィがきたが、四駆のエブリィなら峠をこせたかもしれない。



キャンプ場のある廻り目平をみてゆくことにする。



しかし入場料がかかるとのことなので断念した。



昼食をとるために川上村にあるスーパーのナナーズにゆく。気温は11℃で日差しはあるが空気はひんやりとしている。



ナナーズにはイートイン・コーナーやラウンジがあるときいていたので、ここで食事をとろうと考えていた。店内にはレストラン・コーナーもあるが、白身魚の弁当とおにぎりを645円でかってレンジであたため、2階の席でたべることにした。弁当はおにぎりがいらないほどのボリュームだ。ナナーズはポリシーがあってフレンドリーなスーパーなので大好きになった。



雪道の林道をはしって、いささかダートに食傷気味なのだが、せっかく信州まできているので、次の林道にすすむことにする。ふたたび小海駅までもどり、県道2号線から県道124号線とつないでぶどう峠方向にすすみ、茂来林道(もらいりんどう)の入口についた。



茂来林道の入口は看板があるからわかりやすい。大弛峠よりも標高がひくいから、こちらには雪はないだろうとふんだのだ。



入口から3、6キロでダートになった。



ダートにはいってすぐにオフロード・バイクが4台やってきたが、彼らはとばしてきたからあぶなかった。事故がおきたらたのしいツーリングが台無しだ。林道では対向車がくることを想定してはしってもらいたいものである。



林道は入口からのぼってゆく。



山頂付近はすすきが茂っていて見通しがわるい。



いろづいていているのは落葉松だろうか。



対向してきたバイクのタイヤの跡がのこっている。



茂来林道は全体的にはしりやすいが、拳大の石がゴロゴロしていたり、砂利がふかいところや、落葉のつもるなど、路面はバラエティーにとんでいた。



10キロほどで舗装路にでた。



出口は牛のいる牧場である。
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2022信州トランポ林道ツーリング1

2022年11月16日 17時44分08秒 | 2022信州トランポ林道ツーリング


10月28日。金曜日。長野にトランポ林道ツーリングにでかけた。



仕事をおえてから出発し、長野県の道の駅ヘルシーテラス佐久南で前泊した。トランポ林道ツーリングなので今回の相棒はセローである。



夜はサーモンの刺身とかき鍋で一杯だ。



国道254号線で群馬から長野にはいると気温は7℃で、まだ路面凍結はしていないとおもったが、念のために道路の状況に注意をした。



かき鍋がおいしい季節になった。2022年シーズン21日目の車中泊。



10月29日。土曜日。道の駅ヘルシーテラス佐久南の朝。気温は10℃くらいだ。



朝食はカップ麺である。



すいている道の駅の第3駐車場に車を移動して、セローをおろして出発した。むかうのは川上牧丘林道のダートである。



国道141号線を南下してゆく。気温は14℃、11℃と表示されている。冬用のジャケットをきて、ジーパンの上にカッパのズボンをつけていた。カッパはすぐにぬぐつもりだったのだが、そうはできない体感気温である。可愛らしい駅舎の小海駅にたちよった。



小海から県道2号線で川上村にむかう。途中にある立岩湖の景色にひかれてバイクをとめた。



立岩湖の下流の渓流と岩山、色づいた木々が目にここちよい。



みずうみでは釣りをしている人がいたがヘラブナ釣りだろうか。湖畔の建物は釣り宿のようだった。



狭い舗装林道のような県道2号線で馬越峠をこえてゆく。気温は9℃にさがった。



峠をくだると川上村だ。川上村は山の中にあるがひろい農場がつづく。大型の農機もたくさんいて農業が機械化、大規模化されていた。



川上牧丘林道にはいり廻り目平との分岐につくと警報音がなっている。



音をだしていたのはロボットのオオカミ?で、首をふって赤い目をひからせていた。獣よけのようだ。



林道で長野と山梨の県境である大弛峠(おおだるみとうげ)にむかう。



荒れた舗装路をすすむとダートになった。



川上牧丘林道は数年前にもDR650ではしっているが、拳大の石がゴロゴロとしていて、とても苦労したのをおぼえている『2010年のツーリング』。セローならもっと楽にゆけるだろうし、前回から時間がたったので、またここをたずねたくなってやってきたのだ。



のぼってゆくと雪がのこっていた。



カチカチに氷ってはいないから最近ふったようだ。昨夜か、数日前だろうか。しかし10月に雪がつもっているとは想定していなかった。
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