放浪のページ別冊ブログ

キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

ゆるキャン なでしこの歩いた道

2022年06月27日 20時27分10秒 | バイク・旅の話題


2022年の5月。静岡に旅行した際に東名高速の富士川SAに立ち寄った。売店を見ていると『ゆるキャン』のコーナーがある。ゆるキャンとは女子高生がキャンプをするアニメだ。作中で私も何度も利用したキャンプ場、野田山健康緑地公園が登場するのだが、それについての展示まであった。



野田山健康緑地公園は富士川SAの北の山の中にあるのだが、道が狭くて車でゆくはかなりきびしい。西にある蒲原からのルートのほうが道はよいが、いずれにしても行くのはたいへんだ。そこをゆるキャンの登場人物のなでしこが、ソロキャンをするために歩いてゆくシーンがあるのである。そのルートの解説があった。これって聖地化してる?



野田山健康緑地公園は山の上にあるキャンプ場だ。以前は無料の野営場だったが、現在は有料となっているようだ。私は2016年と2018年に利用したが、当時は富士市の林業課に電話をして予約をした。



水が飲めないことと、火をつかうのは炊事棟だけというルールがあった。火事があったからのようだ。じっさいに野営場の下草が広範囲にこげているのをみたことがある。



そして作中でなでしこも見ているが、夜景がきれいなところだ。眼下には富士市と田子の浦を見下ろすことができる。



いつかまたたずねたいと思ってたのだが、聖地となっているのなら、大混雑しているのだろうか。2016年の記録は『2016年11月野田山緑地公園キャンプツーリング1』。2018年は『2018静岡キャンプツーリングの1』をどうぞ。
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志ぶき 浜名湖のうなぎ

2022年06月23日 18時20分48秒 | グルメ東海


以前たずねた浜名湖のうなぎがまたたべたいと家内が言う。いちばんおいしいうなぎだったからと。しらべてみると前回は2012年に利用していた。10年前だ。ならばと静岡旅行のおりに10年振りにゆくことにした。



やってきたのは浜名湖の館山寺にある『志ぶき』というお店だ。12時につくと入店待ちとなっている。27分待ちとでていたが15分で席に案内された。



店内は10年前とかわっていた。以前は小上りがあったがテーブル席になっている。テーブルのほうがくつろげるからこれはいいね。注文するものは決めていた。せっかくここまで来ているのだから、いろいろなうなぎ料理のたのしめる大名御膳だ。クーポンでソフトドリンクのウーロン茶をサービスしてもらった。



まずやってきたのは肝焼きとうなぎの酢の物、う裂くである。肝焼きはまったく癖がない。苦くもない。家内はよろこんでいたが、私はにがくてうなぎのにおいのあるもののほうが好みだ。う裂くの下は以前はワカメだったと家内は言う。今回はワカメ・ペーストになっていて、ワカメのほうがよかったそうだ。しかし10年前のことをよくおぼえているねとおもったら、前回は海苔の酢の物だったと記録されていた。ワカメ・ペーストは酸っぱかったが、もしかしてこれも海苔の酢の物?



車でなかったら日本酒をのみたいところだ。



うなぎの玉子焼き、う巻き。甘すぎず好みだ。



うなぎとごはんがやってきた。大名御膳らしく大名駕籠で登場。



蒲焼と白焼き。



白いごはんもたっぷり。蒲焼とごはんはうなぎのタレを好みでかけていただく。白焼きは生姜しょう油でたべるようになっているが、わさびしょう油のほうがいいな。蒲焼がジュワッとしている。



肝吸い。これも上品すぎるほどの仕上がりで、癖はまったくなし。それがものたりなくもある。



小鉢。さりげないが計算されている。



香の物。



大名御膳はうなぎを二本つかっている。これで6800円は安いとおもう。器や箸、箸置きもこっていて、気分よく食事がとれた。家内は10年に一度ではなく、2年おきくらいにきたいとのこと。

ひさしぶりに来たら館山寺はさびれていた。それがさみしい。2012年の記録は『こちら』をどうぞ。
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昔のユースホステル・ハンドブックはタイムマシーン

2022年06月16日 18時34分32秒 | バイク・旅の話題


本棚を整理していると、1978年版のユースホステル・ハンドブックがでてきた。財団法人ユース・ホステル協会が発行したガイドブックだ。この本、当時の旅好きな若者はみんなもっていたのではなかろうか。



ハンドブックには往時のようすがのっている。この本をよんでいると瞬時に若いころの記憶がよみがえった。



1981年に自転車旅で旭川ユースにとまった。こんな、辛い、旅なんか、もういやだ、旅を終わろう、汽車にのろう。ユースではさとう宗幸のうたう北海道ユースホステルの歌、『旅の終り』がエンドレスでかかっていた(歌詞の一部だけ記憶していたのだが、ネットで調べたら歌の名前や歌手までわかった。私はさとう宗幸がうたっているとおもったがちがっていたのかもしれない。)。ソロで自転車旅をしていた私は、若さゆえに休むこともせずにペダルを踏み込んでしまった。先へさきへと。朝から夕方まで。当然サイクリングはくるしいものになって、この歌とおなじ心境だった。そのころの札幌駅での野宿風景は『1980年代の札幌駅での野宿風景』をどうぞ。



当時はトムラウシにユースがあったのだ。そして帯広ユース。



1983年のバイク・ツーリングで利用した。朝の集合写真。当時はホステラー(宿泊者をこう呼んだ)やヘルパーさんがあつまって毎度写真大会をやったものだった。



函館の北星荘。この頃からユースで酒がのめるようになった。同じく1983年のツーリングだ。そのときのようすは『1983年の北海道バイク・ツーリング』をどうぞ。



夜バイクの宿泊者だけで函館山にいって夜景をみた。帰りに競争になり、ショートカットして勝利したことを思い出す。



尻屋崎ユース。北星荘の翌日に日本一周中の青年ととまった。その彼と日本縦断ライダーのエピソードは『日本縦断ライダーと日本一周ライダー』をどうぞ。



高校生のときに自転車でたずねた茨城県の筑波山荘。規律がきびしかった。



埼玉県の鎌北湖ユース。友人が土曜日だけステーキがでると聞き込んできて、ランドナーをつらねてでかけた。ミーティングなどがやけにたのしかったことだけをおぼえていて、食事の印象はのこっていない。



大学受験がおわり、発表までのあいだにサイクリングをした伊豆のかえりに真鶴ユースを利用した。伊豆では伊東ユースと下田ユースにとまった。この後浪人が決定するのである。



キャラバン・シューズの宣伝。



ユースでねむるときにはスリーピング・シーツを使用することになっていた。これが面倒くさかった。



予約はがきの書き方。



1983年には伊勢や和歌山にもツーリングにでかけた。その際に大津ユースにとまった。琵琶湖毎日マラソンの前日で、レースに参加するという方と話をした。その方は一般参加の選手だったが、3時間ほどで完走すると言うので、それはすごいですね、と話したことをおぼえている。ユースにとまってマラソンにでるというのは当時としては当たり前のことだが、今となればものすごくストイックだ。



高校生のときに能登半島から京都をまわるサイクリングにでた。その際に京都のユース松三を利用した。そこのばあさんがどこから来たのかと問うので、答えると、車は走っているのか? と言う。京都よりもたくさん走っているとこたえると鼻でわらわれた。学のないばあさんだった。



小西六(現在はコニカ)のカメラ・フイルムの宣伝。キャラクターは欽ちゃん。商品はサクラカラーだ。



東亜国内航空の宣伝。TDAは日本エアシステムに社名変更したのちにJALと合併した。その後はJALは倒産してしまったから、先のことはわからないものである。現在のJALは再出発会社だ。



北海道のページをくっていると養老牛青年の家をみつけた。その地図に開陽台育成牧場とある。ここが現在の開陽台だろうか。



そして北海道ユースの歌・旅の終りの宣伝もあった。歌手名は青木清とある。ネットで検索してみると、この曲をきくことができた。山名敏晴という人もうたっている。ただ私はさとう宗幸の歌をきいたとおもうのだ。さとう氏の声は特徴的だし、青木氏と山名氏の歌もきいてみたが、この声ではなかったとかんじている。しかし昔のユースホステル・ガイドブックはタイムマシーンだ。読んでいると、高校生や大学生にもどってしまう。
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2022茨城・福島トランポ林道ツーリング5

2022年06月11日 18時02分55秒 | 2022茨城・福島トランポ林道ツーリング


4日目。道の駅ならはの朝。5時からとなりの岩手ナンバーのハイエースの夫婦の会話と、つれている犬がほえてうるさい。大きな声で話し、犬は外につないでいるのだ。みんなまだ寝ているのがわからないのかな。私が起きだして車外にでると、夫婦は犬をつれて車内にはいった。



道の駅をでて県道35号線沿いのパーキングについた。



気温は15℃。今日も暑くなりそうだ。



県道363号線を北上して銅山林道の入口についた。



さびついた林道看板。



銅山林道の奥に舗装路が接続している。その先に神社があるようなのでそこにいってみたいとおもっていた。



林道には砕石がいれてある。路面はフラットダートで走りやすい。



しかし残念ながら2、3キロで通行止めだった。



来た道をもどってゆくと小さな祠がある。お地蔵様か道祖神のようで、地元の方に大事におまつりされていた。



これで今回の林道走行はおわりである。



県道363号線をくだってゆくと、家のまえの傾斜地を利用して、ツツジを植え込んだお宅があった。



きれいなのでちかずいて見せていただく。



丁字路にバイクをとめ、ジャリ道をあるいて拝見した。



車にもどってきた。



セローをつみこむ。今回もトラブルなく林道走行をたのしむことができた。



ここから自宅にかえってバイクと装備をおろし、片付けるまでが放浪である。
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2022茨城・福島トランポ林道ツーリング4

2022年06月08日 17時54分25秒 | 2022茨城・福島トランポ林道ツーリング


昼食をおえて日渡高野林道にはいった。



ジャリがいれてあり急坂がある。倒木もあった。



道路脇にヤマブキの花がさいていた。



黄色い花は愛らしい。水たまりにはオタマジャクシがいたが、たぶん水の枯れない水たまりなのだろう。



日渡高野林道4、8キロを走破して舗装路にでた。左にすすむ。



大沢林道と表示のある道をすすむと、やがて丁字路にでた。この手前で林道が山にむかって分岐していたがTMに表記はない。林道看板には、あい平大沢林道とあった。昨年は丁字を右にゆくミスコースをした。それで官沢林道をはしれなかったのだ。今回はそのリベンジが第一の目的なのである。したがって左にゆく。



舗装林道をすすむ。山菜をとっている人たちが何人かいた。しばらくすすむと左に林道が分岐していた。官沢林道だろうかとおもうが、林道名がでていないので通過した。しかしここが官沢林道だったのである。ここでホンダCRF250とすれちがった。



さらにすすむと左に分岐する林道があったが作業用のようだ。



やがて道幅がひろくなり、先にゆくと磐木沢林道の入口についてしまった。官沢林道をみつけることはできなかったのだ。どうやら林道看板のなかった道が官沢林道だったようだとおもう。しかたがないから磐木沢林道をのぼり、山の中で官沢林道にアクセスすることにした。



磐木沢林道は走りやすい道だ。ジャリがいれてありのぼりだけでなく下りもある。途中で猟犬運搬用の箱を積んだ軽トラがとまっていて、狩猟をしているようだ。犬にあったら嫌だなとおもってすすんだ。



官沢林道と硯石林道の分岐についた。



左が官沢林道、右が硯石林道でさっき走った鶴石山林道につづく。左にゆく。



官沢林道はでだしにヌタヌタがあった。そして軽トラが飛ばしてきてひやりとする。道幅のないところでスピードをだすのはやめてもらいたいものだ。



ロング・ストレートがある。



去年もこのエリアにきているが官沢林道だけが走れなかった。したがってここを走破すれば、この林道天国をはしりつくしたことになるのだ。



林のなかをくだってゆく。路面には杉の葉がしきつめられていた。



急坂にはクレバスがあった。



荒れた坂をくだってゆく。



5、2キロの官沢林道をはしりぬけた。出口はやはり看板のない林道のところだ。官沢林道は路面が多彩で距離のわりに長くかんじられ、走りごたえがあった。



次は硯石林道をのぼって鶴石山林道をぬけ、国道49号線方向にゆくか、それともずっと北にある銅山林道にゆこうかとおもうが、林道ばかりをはしるのはやめた。田舎道をゆっくりとながしてたのしむことにする。藤の花がさいていたのでバイクをとめた。



県道をつないで太平洋にゆくことにする。途中に湯殿山神社とかかれた神社? 庚申塚? 墓かもしれないがあった。海にむかうが山をおりると強風がふいている。バイクがあおられるほどの風なので、ツーリングを切り上げて車にもどることにした。



セローに給油をして車にもどってきた。燃費は44、9K/L。単価は163円。



明日は銅山林道をはしりたいので道の駅ならはに移動することにする。銅山林道のちかくに車をとめておける場所の下見をするために、県道35号線を北上してゆく。気温は24℃となり暑い。エアコンをいれてはしる。白岩のセブンイレブンのちかくにふたつのデポ地の候補をみつけた。



17時すぎに道の駅ならはについた。700円で温泉につかる。ここは北海道ツーリング仲間のともさんとMacさんとはいった湯だ。あれからずいぶんと時間がたった。



風呂上りに道の駅のレストランにゆく。生ビール500円とマミーすいとん450円をまずチョイス。



マミーすいとんは元サッカー日本代表監督のトルシェが、まるでママのつくったスープのようにやさしい味だ、といったことからこの名のついた郷土料理だ。私も去年たべてファンになった。



カキフライ400円を追加する。白い皿はタルタルソースだ。つまみになりそうなのはこれくらいしかなかった。料理は北のある天神岬のしおかぜ荘のほうがよいのかもしれない。



その後は車にもどって焼酎の水割りをのむ。ひとりで飲んでいると、最近かんがえていたことに意識がゆく。定年になり所得がへったのだ。それで支出をしぼろうとおもったのだが、金をのこして死んでもしかたがないではないかと家内が言うのだ。だから生活費や娯楽費をへらすのは嫌だと。私たちにはひとり息子がいたが、いまはいない。財産をのこしてやれる者はいないのだ。給料がへったといっても仕事はつづけているし、それ以外の収入もあるから、金にこまっているということはない。仕事をやめてしまっても暮らしてゆけるかもしれないとおもうが、まだ引退する気になれなくて、働くことにしたのだ。ならば家内に我慢をさせることもないかと、腹にすとんとおちた。2022シーズン15日目の車中泊。
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