イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

聖地で感じるもの・・・(湧き上がる感情 5/10)

2019-12-06 | 旅・雑記帳

 まもなく冬至。そして世界的に様々な宗教で、民族固有のお祝いの仕方で、春を感じつつお祝いをする。そして、多くの人は聖地に行く。日本人は特に真夜中に寒空の中でさえ聖地に行く人が多い。そして、何かを感じて新しい時を始める。

 私は聖地が好きだ。幼い頃の最初の記憶が日光の東照宮だったことも大きいかもしれない。カトリックの幼児洗礼だったのでミサは退屈だったが幼い頃でも良く教会にも行った。就職すると関西に単身赴任となったので、休日となると京都、奈良の聖地(神社・仏閣など)に行った。京都の神社・仏閣も好きだったが、飛鳥のよく分からない石像、古墳。そんなところを訪れたことが印象に不思議に残った。西行ではないが「何事の おわしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる」なのである。難しい神学その他をとおして聖地を理解するより、ほとんど知識なしで五感・体感で祈りの空間を味わうことが大事なようにも思う。疑惑感の中では聖地の良さは分からない。

 人間のストラクチャーについて身体のことを考える人は多いが、生育史からなる心や宗教的な領域である魂のことまで意識している人は日本では少ないように思う。身体、生育史からなる心、そして魂。この3つの要素から成り立つと考えることは、比較宗教学や比較文化論の世界ではポピュラーで、WHOでも健康の定義に魂という言葉を入れるか真剣に討論したことがあるようだ。それはともかく、聖地に立って、しかも事前の知識が乏しいなかで立って何かを感じるとどうだろう。時には、不思議に日常のストレスが解消されというか、癒やされることがあるのではないか。

 京王線の沿線で多摩境というところがあるが、そこから5分も歩かないところに田端遺跡がある。これは既に埋め戻されているが、その地にプラスチック製で正確に再現されたストーンサークルがある。長径9m短径7mの小さな楕円形に石が積まれているが、電車で気楽に行けるストーンサークルということで人気がある。特に、冬至にはこの場所から丹沢山系の最高峰ヒルガタケに日が落ちるので人が集まる。ただし、綺麗な日没が見られるのは私の経験ではまれであり、前後一週間くらいでもほぼ同じ位置に落ちるので空気の澄んだ日に行くのがよいかもしれない。冒頭の写真は昨年の冬至の頃に写した写真である。

 今から3500年位前から縄文晩期までの500年以上、当時の人達の墓地や祭りの地として機能した聖地は何か違うように思う。この近くで北海道の国宝の著保内野遺跡の土偶に似た中空土偶の頭部が発見されている。

 聖地で感じるもの、それは身体から来る何か、生育史から来る何か、魂から来る何か・・そんな風に湧き上がる感情を楽しんでみると一層味わい深くなると思うが、どうだろうか。

湧き上がる感情 5/10

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ <・応援いつも感謝しています!

 ------------------------------------------------------------

縄文中期の関東・中部地方を中心にした愛と魂の物語です。

「縄文小説 森と海と月 ~五千年前の祖先の愛と魂~」購入方法

1.紙の本の入手については・・・

  四ツ谷サンパウロさんへ 定価(1,500円+税)送料別。

  電話:03-3357-8642(書籍・視聴覚)

    住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷1-2  

2.電子書籍版は定価(1,000円)でアマゾンさんで、

  Kindle unlimitedなどの特典で無料でも読めます。

 

 サンプルもあります。

縄文小説 森と海と月: 五千年前の祖先の愛と魂

森 裕行


  なお、カスタマーレビューを書いていただけると励みになります!

 尚、私の電子書籍は現在この縄文小説だけです。同姓同名の方の

 著作がありますのげご注意ください。私の著作の確認はこちら

 ------------------------------------------------------------

+++スマートフォン等のブログ表示で心理学関係の広告が掲載されることがありますが、私が推薦しているわけではありません。ご注意ください。

 



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。