イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

にがてな人が友達になる・・今も縄文時代も (7/10 らせん状に幸福へ)

2022-02-25 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

世の中のしがらみもあり、普通であれば避けたい人と一緒に仕事をしたりし、密に顔を合わさなければならないことがある。こうしたとき、何となく気まずい雰囲気が流れ、時には諍いが生じたりする。

他のひとだったらこうはならない、そんな風に思っても現実は変わらない。with コロナではないがなんとかやっていかなければならない。そんな時にどうするか。心理学者のカール・ロジャースは世界平和でも貢献した学者であり、19の命題なども有名だが、傾聴法でもよく引き合いに出される6条件を創出したことでも有名だ。他者に応用すればカウンセリングにも役立ち、自分に応用すれば人生の岐路で大いに役立つ。

にがてな人の良いところを見つける、気楽な話の中でリラックスしながら生い立ちや趣味を伺い、その方の好み(愛の原形であればもっとも良い)を理解していく・・・よく言われている知恵は特に心理学を学ばなくても大いに役立つ。U先生の生き甲斐の心理学の特有の知恵もいくつかあるが、その一つとして、こころをリラックスさせてにがてな人のにがてな部分(考え方、行動、感受性・・・)に自分が嫌悪し賛同できないのは当然としても、その方の生育史や立場だったら、そういうことをするのも本人にとって自然だという理解を得る。そしてその理解を深めることで相手を深く受容し次の一手に結びつける。

こうした受容のやり方に平行して、もう一つ大切なのは、は自分の立ち位置を傲慢(自己肯定・他者否定)でもなく卑屈(自己否定・他者肯定)でもなく感謝の気持ちが湧き起こる自他肯定の立ち位置に近づけることだ。この立ち位置については伝統宗教や哲学が語っていると思う。私はカトリックだが聖パウロの「人の身体は神の神殿」を時々思い出すようにしている。この思想は現代福祉の基本理念にも通じるようで、対人的な仕事をする上でとても役立つ。

さて、ここまでお話した中で、若かりしころの失敗を思い出してきた。うまくいかないと、すべてをにがてな人のせいにしたり、にがてな人の頑固さに挑みたくなったりする。しかし、人を変えようとするより自分を変えるほうが全然簡単であり、自己肯定や他者肯定につながるようなこころの防衛機制の使い方を自己事例から訓練でみにつけられたらと思う。そして自分が変わることで相手も変わり親しい友達になったりも。

身近な平和構築から、今話題のヨーロッパの平和構築。そして、縄文時代の平和構築も基本は同じかもしれない。しかし、縄文人の10,000年におよぶ平和構築はどのようだったか。私は祈りにつかう道具は、もちろん葬儀とか結婚とかに使われたりすることもあったと思うが平和構築にも関係が深いと思う。領土拡大への置き換えよりは祈りの場を作る方が・・・などと妄想。



写真は田端遺跡の近くの小山白山公園で撮った白梅。匂いが爽やかだ。

7/10 らせん状に幸福へ

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元気をもらう場所と朝の目覚め・・今も縄文時代も (6/10 らせん状に幸福へ)

2022-02-23 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

このところ朝の目覚めの気分は余り良くなかったが、今朝は爽やかな気分であった。生き甲斐の心理学を学んでくると朝の目覚めの気分の大切さを意識するようになる。自分の無意識との関係も深いといわれる目覚めの時。このときに湧き起こる気分がその日の方向づけに関係するようだ。

今朝気分良く目覚め、自然に自己肯定/他者肯定になり、そして湧き起こる感謝の気持は何故だろうか。その一つは私の生まれ故郷である四ッ谷を訪れ、かつて住んでいた家の近くの津の上坂近くの新宿区歴史博物館に寄ったこともある。そして、資料閲覧室で私のなじみ深かった地域の遺跡報告書を楽しく拝読したこと。三栄町公園や税務署のあたりには三栄町遺跡があり縄文中期の住居跡が発掘されていたり、外堀通り沿いにも川沿いに縄文後期の遺跡があったり、当時の動物や魚の骨・・・

私が育ち今でも縁の深い四ッ谷は、自分の生育史の美味しい缶詰みたいで、年をとると嫌な体験も愛への予兆のように思えてきたり、あるいは嫌なこと自体をのんきに忘れてしまったのか(笑)美しく感じるのかもしれない。そして、自分の生育史だけではなく親の世代、ヤマブドウを食べたという祖父の世代、そして地中で発掘の対象となった遺跡たちまでが、懐かしく感じてくる。中沢新一氏が「アースダイバー」(2005年講談社)を本を書かれたが、今朝は自分の意識の下にある膨大な無意識の世界。そんな多層的な世界を久しぶりに受容できたのかもしれない。

さて、話は戻るが目覚めて不安があったりし暗い時はどうしたらよいか。この場合は自己肯定・他者肯定のスタンスでリラックスして暗い感情の意味を明るく解釈しつつ、さらに自分の理性的な現実吟味力で対策していくのが良いといわれている。

朝の目覚めを意識して、自分を見つめることは螺旋状に上昇するポイントなのだと思うが、初学者の私にとっては難しい。でも朝の目覚めの気分が大切な一日、あるいは人生のセンサーだということは確かなようだ。

6/10 らせん状に幸福へ

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こころを立て直すこつとは・・・今も縄文時代も (5/10 らせん状に幸福へ)

2022-02-21 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

心がざわついているときに、ちょっと寒いけど外に出て月を見る。今晩は更待月(ふけまちづき)で、心はいつのまにか平安感に満たされた。

さて、月をみることで古代の人は暦を知ったが、同じようにこころの傾向を知って日常を平安感の方向に立ちなおすことができるように思う。

大人になってくると、仕事が自分でも快調にすすみ、周りの人も喜び応援してくれることを経験したり、あるいは反対に一生懸命やっても結果が伴わず、かつ周りから離れ孤独がどんどん深まっていくような状態を経験したりもする。不思議に訪れる好調やスランプ。なぜこのようなことが起こるのだろうか。  

生き甲斐の心理学で、西欧流でちょっと単純化しすぎているとお叱りをうけるかもしれないが、自己肯定/自己否定、他者肯定/他者否定の組み合わせでの自分のこころの状態を観察できるようだ。あの時は自己肯定/他者否定(傲慢)のスタンスがあったから良くなかったのかなあ、あるいはこの時は自己否定/他者肯定(卑屈)で回りが見えてなかったなど気づくことがある。意外に自分のその時点の傾向が微妙に周りに影響を与えているようなのだ。

どの組み合わせが自分の人生を真の意味で好転させるか。自己肯定/他者肯定、自己否定/他者肯定、自己肯定/他者否定、自己否定/他者否定。人のことは分からないが、私は自己肯定/他者肯定の時に微妙な状況理解ができ感謝の中で活動できると思っている。らせん状に上昇(かすかかもしれないが)するような気分。

生き甲斐の心理学にはいろいろな知恵があるが、自分を自己肯定/他者肯定に向けることで人生が豊かになるように思う。大人になれば例えば外交的とか内向的などと性格が決まってくる。それは変えられないがその中にあっても、自己肯定/他者肯定の道は選べると思う。攻撃的な性格の人は他者肯定といっても攻撃的なのだが、大事な人の為に攻撃的になることは他者肯定のうちなのかもしれない。あるいは内向的な人は自己否定に向かいがちだが信仰を思い出すことで自己肯定の道に静かに向かったりも。これは多面的な私の経験なのであるが。

ところで、縄文時代の人はこうした自己肯定/他者肯定の道をどのようにしてみつけたのだろうか。やはり縄文時代の文化と深く関係しているのだろう。そうでなければ10,000年以上つづかない。土器などの図像をそのような好奇心をもって見ると楽しくなってくる。

5/10 らせん状に幸福へ

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一直線より螺旋状‥今も縄文時代も (4/10 らせん状に幸福へ)

2022-02-17 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

私と貴方の関係。日本の文化はどうも正面に向き合ってというより、一緒に同じ映画を見たり散歩をするといった、横並びの方が自然な感じである。そして、同じ価値観を持ったり同じ目標をもったりで、気が合えば螺旋状に一緒に上昇し、離れたり近づいたりしていく。そんなU先生が教えてくださった螺旋状のイメージが最近とても気に入っている。私の若いころは××一直線という言葉をよく聞いたが、一見シンプルでよさそうでも、自分も他者も結構しんどい。この年になると、人間は決して強い存在ではないことが骨身に沁みるほどわかってくる。直線ではなく曲線、螺旋状をおすすめするし、私は螺旋状でいきたいと思っている。

先日、U先生の勉強会でカールロジャースの命題1を久しぶりに勉強したが、人は自分が中心であるところの絶え間なく変化している経験の世界にいるわけで、自他混合の世界に居るわけではない。私は7歳の時に一年アラスカで暮らしたことがあるが、同じようなことをしても、文化により褒められたり貶されたりする。そんな経験をした。日本には甘えの構造の美しい文化が伝統的にあるが結構幼いころからちょっとはみ出していたのかもしれない。

さて、今でも私は修学旅行で訪れた1300年前の薬師寺東塔とか奈良の大仏などを思い出す。それらは今でも大切な心のふるさとである。しかし、こうして同じようなアイデンティティを共有することは、3500年前の縄文時代(それより前の時代も当然)にもあったようだ。3500年前の時代に1500年前の石棒や丸石等を使っていたと思えることがどうもあったようだ。古のことに思いを馳せ、一つのアイデンティティでまとまる。これは今も縄文時代も変わらないことのようだ。日本の甘えの構造の起源などは結構古いのかもしれない。

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厳しい冬に育てる大切なもの‥今も縄文時代も (3/10 らせん状に幸福へ)

2022-02-14 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

年のせいか時代のせいか、今年の冬の寒さは身に染みる。しかし、冬は悪い事ばかりではなく、大切なものを育む時ともいえるかもしれない。それは、ストレス(理想と現実のギャップとしての)が幸福への道しるべになるように。

さて、キリスト教では四旬節を経て春の復活祭を迎える。仏教でも花祭りの季節。季節は同じように毎年巡ってくるが、春は毎年趣を変えているようにも思う。季節は循環するというより螺旋状に変化しているのかもしれない。繰り返しのように見えても、らせん状に高みに向かっていければ、人生はなんと幸せなことなのだろう。

らせん状に良い方向に向かうにはどうしたらよいのだろうか。U先生のテキストには次3点が出てくる。①アイデンティティの統合。自分は何のために生きているのかという自問自答は統合へのヒントなのだろう。②新たなアイデンティティをもとに手堅い現実吟味力を発揮して進むこと。③自分や他者を傷つけないようにする防衛機制の発動。

このようなことがうまくでき、らせん状に高みに向かえるのだろう。高みそれは愛そのものかしら。

人間のこころの世界は海のように広大である。意識された世界は意外に狭いが、不思議なメッセージは突然であり、ただ有難いものである。

高齢者の仲間入りをしてから、時々亡くなった祖父母がより近く感じることがある。私の祖父母は皆明治生まれであり、私が2歳のころ、東京物語のように東京に上京してきた祖父母と四人一緒で日光東照宮に行った記憶がかすかに残っている。全く育ちも職業も違った4人が孫の私を引き連れどのような想いで参拝したのだろうか。不思議な縁というか摂理というか、そうした大きな世界が垣間見えてくる。

二世代前ではなく、100世代とか400世代前といった縄文時代の祖先。誰もその時代の栄光や貧しさを語ることもなく名前さえ残っていない。しかし、その祖先が居たから今の私がいるということもあるのだろう。そして、それぞれの時代の祖先も亡くなった祖父母を温かく思い出したり、魂の世界を大事にしたことは確かだ。墓も村の中心広場など身近な場所にあったりして、現代人よりも豊かな宗教性をもっていたように私は秘かに思っている。

3/10 らせん状に幸福へ

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