味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

独を慎む。

2013-04-24 13:21:32 | ブログ

タイトル---独を慎む。第1581号 25.04.24(水)

 二宮尊徳一日一言、四月二十四日よりご紹介します。

    山寺の鐘つく僧の起き臥しは 

           知らでしりなむ四方の里人  (二宮翁道歌) 

 

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【略解】 この歌は、君子はその独りを慎むべしとの意をこの一首に託したものです。遠く離れた山寺の僧侶の日常生活を、知るはずはないのですが、その鐘の音によって、村人たちは、察しがつくということです。それ故、リーダーたるべき者は心しなくてはならぬということです。

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 今朝の学問館で375回になりました。教材は『史記』『菜根譚』『人望の研究』を学修しました。学んでも学んでも学びたりず、学べば学ぶほど学びたくなります。それは人間の生きる知恵を教えてくれるからであります。

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現実解良いこともあれば悪もある

             物事すべては一長一短 華麗 幻の講話

巨大なるプラス面が生ずれば 

             マイナス生ずる「宇宙の大法」 華麗 前掲書

善か悪初発の動機それ如何に 

             悪なら好みに痛みあるかと 翫習 不動智神妙録

無知若輩メッキで固めた素性ゆえ 

             非情の時は命を惜しむ 前掲書

無頼の徒荘内藩を恐がりて 

            ウワバミよりもカタバミ恐る 3916 『臥牛 菅実秀』

江戸っ子は権十郎を褒め称え 

            錦絵売り出す程の人気が 3917 『臥牛 菅実秀』 

実秀は江戸留守居役幕府との 

            交渉連絡仕事従事す 3918 『臥牛 菅実秀』

留守居役藩と幕府の情報を 

            伝える枢要役職なりき 3919 前掲書

実力者言われた小栗上野介 

            外国・勘定奉行歴任 3920 『臥牛 菅実秀』

己の功得意になりてひけらかす 

            外物たより生きているだけ 3921  『菜根譚』 

心本体玉の輝く光なら 

            功業なくも堂々と生く 3922 前掲書

忙中に暇盗みたく思うなら 

            暇ある時に(心)置き場所探せ3923『菜根譚』 

騒がしき所で静かさ得たいなら 

            静かな所主体性立て 3924 前掲書

本心を物欲曇らすこともなく 

            情熱・力温存す知恵 3925 『菜根譚』 

官位得て役人戒む二語ありき 

            公平情熱威厳生じる 3926 前掲書

世渡りで身を保つには潔癖ず 

            汚れ穢れも飲み込む度量 3927 『菜根譚』 

小成に安んじ大志遂げぬよな 

            ことにならぬよ発奮をさす 3928 『史記』 

秦王に取り入る資力なき張儀 

            天下の賢人(蘇秦)も及ばず 3929 前掲書 

教室で暴れたくても暴れては 

         いけない生徒になぜいけないの 3930 『人望の研究』

一生徒これは常識発言に

            師が常識てなんだいう 3931 前掲書

教室で暴ると窓のガラス割る 

           生徒言うのに何故壊して駄目 3932 『常識の研究』

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 『常識の研究』の稚拙な短歌を読んで、お子様を学校にやっている保護者は何もお感じになりませんか。生徒たちが常識的な議論をしているのに、教師が自由奔放に暴れなさいよ、自由にはしゃぐ所から、素晴らしい発想が出るんだよ、ということらしい。ガラスが割れたら割れるような物を容れる設備が悪いのだ、とけしかけているのです。そして政治が悪いのだとも。そういう教師が了とする思想は、地震が来ても外国の支援を断る国の思想と同じだという人もいます。そういう国には人権はないのです。文句をいう人は直ちに粛清するのです。

 これほど稚拙で、無責任で、非教育的な思考はないでしょう。子どもが自分の家で暴れまくってカラスを壊す、そして親にこんなもの入れる親が悪いのだと云ったら、したたか怒られ殴られることでしょう。

 昨日の予算委員会で自民党の委員が、先の尖閣不法上陸を許した官房長官の対応を「裏指揮権発動」ではないかと質しました。それの男と時の総理を国会に呼び、集中審議をするよう議長に提案しました。

 実は裏指揮権を行使した男らは国体破壊を狙っているのだ、という人がいました。だとすれば国民に対する大変な裏切り行為というべきでしょう。

 天風師は、人間は、非違行為をしなければ元気で人生を全う出来るのだ、と説いています。同感です。多くの教職員がノイローゼ等々で入院している事実を観れば、やっている行為が非違行為同然だから、具合が悪くなるという論理の飛躍も成り立つでしょう。

 私は毎朝天と話しています。

   この俺に白血病が来るか否か 

          天を睨みて問答をする 3933

 特別支援学級で勉強している子どもたちを、毎回、命がけで文武両道の精神を教えています。私のやり方が悪かったら白血病等々の病がくるだろうと覚悟しています。低廉な会費で人の三倍実践しているのです。


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