歯磨きは大事です。
お口の中にはあらゆるところから細菌がまい込んでくるルートがあります。
呼吸、食事、鼻咽腔、空気中、人etc..
いろんな感染ルートがあるものです。
いろんな経緯を経てお口の中に入りはしたけど感染しない人もいます。
それには免疫と歯磨き習慣が関係しています。
免疫力が高ければどんなに入ってもはねのける力があります。
免疫力さえ保てていれば問題ないと思ってらっしゃる方もいますがそこには落とし穴があります。
歯の周りを歯ぐきが包囲しています。
その数約28箇所.
大人の歯の数だけ歯ぐきが包囲しています。
実はここに喉の奥にある扁桃腺に似た働きをもった小器官が28個あることに気づいている人はこの世に中に何人いるのことでしょう?
その名を内縁上皮といいます。歯肉と歯が触れ合っている先端の部分のことです。
ここには歯ぐきの溝、あるいは歯にくっついた細菌を歯ぐきに接触した時点で
やっつけようとする白血球が出てくる場所です。
その流れは常にアウトプットとなっていて
常にお口に中にに流れる状態にあることが求められています。
つまり目詰まりを起こさせては機能しなくなってしまうのです。
目詰まりを起こす原因は白血球の顆粒球という物質が関係しています。
顆粒球自体は早く現場に駆けつけては細菌を包囲して体の中に入らないようにして
流れを止めてしまいます。
そこのふさがった部分を取り除いてあげるのに一役買っているのが歯ブラシなのです。
だから歯ブラシは毎日すこしずつやらなければ意味がありません。
目詰まりをおこしたまま放置すれば目詰まりは中に入って行って
いずれは歯周病を引き起こしてしまうからです。
歯ブラシで毎日少しずつでも目詰まりを取り除いてあげることが大切です。
歯ブラシの正しい使い方2カ条をご存知ですか?
① 歯ブラシは毛先が開いたら交換する
② 歯ブラシは3週間で交換する
です。
①の「歯ブラシは毛先が開いたら交換する」は
目詰まりを起こす歯ぐきの溝に効率よく当てることが出来なくなることから目安となっています。
②の「歯ブラシは3週間で交換する」は
歯ブラシはプラスチックでできており水がしみこみやすくカビが発生しやすい材質です。
また毛束の根元も3週間たった段階で200種類以上の細菌が住みつくことが分かっています。
実は古くて毛先が開いた歯ブラシを使っている人は
毎日歯磨きして綺麗にしているつもりでいても
使い古しの歯ブラシについた成熟した細菌を植え付けてしまうので結果が伴わなくなってしまいます。
みなさん気をつけましょうね。
歯磨きが自己流になる人も要注意です
「自分が、自分が」というタイプの人は特に気をつけてくださいね。
自己流の磨き方になりやすいタイプですから。
みなさんにいえることです
3カ月に1度歯医者さんに行って
歯磨きの正しいやり方のチェックをして
自己流になって磨けなくなった歯ぐきに膿がたまったエリアを見つけてもらいましょう。
歯ブラシだけでは歯ぐきに溜まった全部の膿を出すことが不可能になっている人も中にはいます。
そんな人はクリーニングをお受けになることになります。
定期的にクリーニングする人
予防的にクリーニングする人
どんなかたちにしても半年以内に定期的に痛みのない時点で歯医者さんで診てもらっている人は
80歳で20本の歯が残っていることが統計で分かっています。
それに対して痛い時だけ歯医者さんに診てもらっている人たちはというと
80歳で残っている歯の本数は0本になることも分かっています。
(長崎大学新庄先生による歯科統計調査から)
みなさん歯をにいつまでも健康なまま使い続けることをこころがけましょう。
必ず将来こころして磨いていたことに(自分自身に)感謝する日がくると思いますよ。