長谷川が今夜WBCフェザー級ボクシングチャンピョンとなった。
階級を1つ飛ばしての2階級制覇を成し遂げた。
ふた昔私もフェザー級で埼玉県のアマチュアチャンピョンになったことを思い出す。
長谷川の試合を最初から最後まで見たのは初めてだった。
長谷川はそのほとんどを7回あたりでノックアウトで勝利してたと記憶している。
相手の消耗具合の読みは変わらず的確だったと思ってる
今回長谷川は7回からもアウトボクシングするべきだったと思う。
5.6回で相手のメキシコ人は完全にすべての機能を失っていた。
完全に仕留められるとふんだ長谷川は足を止めて戦いだした。
そこで相手の持ち味のリーチを生かしたちょっと遠めのスウィートスポットに
長谷川は安易に動きもせず立つことになり
いいパンチをもらってしまった。
それまでほぼ無傷だった長谷川はとたんに苦しい立場へと追い込まれた。
しかしそのダメージたるや相手の3ラウンドの状態程度だった。
対戦相手のファンカルロスは7回以降いつしとめられてもおかしくない状態だった。
私もそう思った。
しかしそこからが世界の強豪の底力だ。
12ラウンドまで危険なパンチを振りぬきつづけている。
長谷川は相手のコンディションでいえば3ラウンドの状態で
倒れそうな状態になりそのコンディションのまま12ラウンドまで闘っている。
十分優位な立場なのに最後まで全く危険な匂いを感じなかった。
この違いはなんなのか。
これは長谷川に限ったことではなく日本と世界を比べた時必ず思うことである。
日本人の危うさはそのすばらしい技術に磨きをかけることだけに力をいれて
危険な状態では一切戦えないところにある。
ボクシングは一歩間違えば命を落とすスポーツなだけに
安全性を追求する姿勢は大切だろう。
しかし、必要以上にメンタルまで弱くなってしまっていることを
日本人として知っておくべきだろう。
領土を中国、ロシアに狙われ
北朝鮮と韓国の危険な状況を見守ることしかできず
有事にはただただアメリカに頼んで守ってもらうしかない日本の危うさが
今の日本人のメンタルの危うさと重ねてみるとよく似てる。
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