そうなんだ。

外国語で知ったこと。

つとめて   古語

2015-01-07 13:00:00 | 語学
年末は、ついにどこからもカレンダーを頂けなかったので
2015年のカレンダーは好みのものを買いました。
リビング用には
『古典と風景カレンダー』
季節の風景に古典の文章が重なっています。

1月は北海道美瑛町で撮影された広々大地の雪景色。
文章は伝説のエッセイスト“清少納言” の 『枕草子』より

冬はつとめて・・・

冬以外の季節は古語であっても、わかります。

春はあけぼの
夏は夜
秋は夕暮れ

「つとめて」・・・早朝

平安時代の清少納言先生は、冬は早朝が良いと言っています。

 雪の朝は言うまでもなく、霜で辺り一面が白いときも
 そうでなくても、とても寒い朝に火を急いでおこし
 炭を運ぶのも冬の朝に似つかわしい。

う~ん。
確かに朝早くにカーテンを開けたら、白一色の世界
というのは素敵です。 あと一つ付け加えるとしたら
冬の朝に自分の吐く息が白く形になるのも、うれしいです。
風情という点では早朝かもしれませんが・・・。
私だったら

冬は2時ごろ 

 陽のあたる場所での昼寝は言うまでもなく
 ぼんやりしていても、そうでなくても
 ホカホカに干した布団を取り込むのも
 冬の昼下がりに似つかわしい。

ピリリ感は、欠けていますが・・・。

最後に冬景色をバックにカレンダーに書かれた原文を

 冬はつとめて
 雪の降りたるはいふべきにもあらず
 霜のいと白きも またさらでも
 いと寒きに、火などいそぎおこして
 炭もてわたるもいとつきづきし


 
コメント (6)
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