自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャノメチョウの産卵(続々々)

2017-09-21 | 昆虫

9月18日(月)。いつ孵化してもおかしくない状況です。

 

 

午後3時30分。産付後,ちょうど5日が経過しました。様子を確かめてびっくり! 卵から出てしまう瞬間だったのですから。大慌てで撮ったのが下写真です。動きがとてもゆっくりしているので,なんとか間に合いました。卵を見ると,切れ目ができて,上の部分が押し開けられています。もしかすると,口で開けたのでなく,割れ目ができて押し開けたのかもしれません。

こんな出方があるのかと驚きました。そういえば,とても単純ですし,頭のかたちもこの出方に都合よくできているように見えます。つるつるしているようで,脱出しやすいのかもしれません。 

 

 

からだは純白で,毛が生えています。卵の内部にいたときに見えた姿とつながって見えます。幼虫は,出終わるとすぐにUターン。殻を食べ始めました。それこそ貪り食うということばがぴったり。

 

 

向こう側から撮りました。

 

 

休むことなく食べ続けました。すごい,すごい。 

 

 

とうとう大部分を食べてしまいました。

卵はあと二つ。出始めるときから観察できたらハッピーなのですが……。じつは,それができたのです。それは次回に。