自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

カブラハバチ(幼虫)の成長(続)

2022-09-30 | 昆虫

孵化後4日経ちました。子葉が二枚ともかなり食べられています。食欲旺盛です。

 

脱皮して脱ぎ捨てられた皮があります。

 

2齢幼虫は体色がやや黒みを帯びています。ひたすら食べています。食べながらウンコをしました。

 

緑色なのが印象的です。

 

からだを透かして見える食べ物はもちろん緑。

 

やがてからだが真っ黒になります。

 


"魚露目"で見たヒガンバナ

2022-09-30 | 

ヒガンバナの季節が過ぎてゆきます。今年は畔に群生するヒガンバナがひときわ鮮やかだった気がします。まるで咲き誇っているかのような姿に見えました。

ウォーキングの道で撮った写真をご紹介します。

刈り取りが終わった田を背景に撮りました。畔にヒガンバナがたくさん咲いています。

 

向こうの木はクリです。実が見えます。

 

左はウォーキング道です。

 

黒豆の育つ田が広がっています。ヒガンバナの蕊の広がりが印象的です。

 

背景はこれから刈り取られるイネです。左奥の国道をトラックが走って来ました。

 

魚露目は見え方のおもしろさを強調する道具といえます。

 


'22秋 虫の目レンズは友 ~マムシ(子) ~

2022-09-29 | 生物

虫の目レンズを携行していたので,これでも撮りました。マムシがレンズを威嚇しないか,心配しましたが,堂々とその場をやり過ごすといった感じがしました。

 

溝と外の雰囲気がおわかりかと思います。虫の目レンズの威力です。こんなところに,マムシがすんでいるのです。

 

この公園にはマムシがいるとの指摘があり,以前,来園者向けで注意書きの立札が立っていました。今は見かけません。過ぎ去ったこととして緊張感が失われているのでしょうか。そうだとすれば管理者の怠慢といわれてもしかたないでしょう。

 

気がついたときは対処するけれど,いつの間にか気持ちが緩むって往々にしてありがちです。この公園にわたしは度々行きますが,油断しないよういつも注意を払っています。

秋の草むらはほんとうに要注意です。

 


'22秋 虫の目レンズは友 ~トゲナナフシ ~

2022-09-29 | 昆虫

9月29日(木)。早朝。

ダイコンの葉を採ろうと思い,畑に行きました。間引いたダイコン菜は採りたての食材です。ダイコンが大好きな虫が食べるのを防ぐのにネットを被せています。ふとそれを見ると,トゲナナフシがとまっていました。メスです。

我が家ではときどきナナフシを見かけますが,それこそほんのときどきです。ナナフシのために食草のバラを植えているので,こうして出現してくれるのはありがたいことです。

じっとしています。さっそく虫の目レンズで撮りました。左向こうの空が白いのは太陽が昇って来ているからです。前脚をぴーんと伸ばして,何を考えているのやら。

 

反対方向からも撮りました。秋の鱗雲が空を覆っています。

 

せっかくなので飼育して卵を採取しようと思います。これまでに数回試みたものの,採卵できたものの孵化までには至っていません。なんとか孵化を観察したいのですが。

 


"魚露目"で見たマムシ(子)

2022-09-28 | 昆虫

公園を歩いていると,溝にマムシがいるのが目にとまりました。子どもです。今の季節母親のマムシが子どもを産むので,気が立っていて要注意です。草むらに際は注意が要ります。

この日に見たのは生まれて日数の少ない子です。長さは30cm。

 

溝から出ようと上に向かって動く素振りを見せましたが,うまくいきません。それで横に向かうしかありません。

 

そのうちに,その場でじっとかたまったようになりました。これは幸いです。注意深く撮影することにしました。危険な場合,たとえば大きなマムシのような場合はほんとうに危険なので,近寄るには最大の注意を払わなくてはなりません。この小ささなら,なんとか撮れそうです。

「ほっ」。小さいながらも堂々としたものです。

 

反対側からも撮りました。ドキドキです。舌をときどき,ひゅるると出しました。

 

マムシをこんな近くから撮るのは初めてでした。緊張しました。

 


カブラハバチ(幼虫)の成長

2022-09-27 | 昆虫

産卵から5日目の朝。卵があるはずの場所を見ると,穴がぽっかり開いていました。孵化して幼虫が出たのです。

 

幼虫を探すと一匹いました。白っぽい体色をして,頭は真っ黒。いかにも生まれたばかりといった初々しさが漂っています。もう一匹はいないか,探したのですが,見当たりません。小さな食痕がいくつかあります。

 

移動して,さっそく食べ始めました。

 

あちこちで盛んに食べています。

 

耕作者の知らぬ間にダイコンが被害を被るのがよく理解できます。

 


"魚露目"で見たコバネイナゴ

2022-09-26 | 昆虫

秋の稲田はイナゴがお似合いです。昔と比べると数は激減して寂しい限りなのですが,いるところにはいます。もちろん数は知れたもの。

我が家の畑の向こうは田が広がっています。畑には草がかなり生えていて,ミニ果樹園の足元はじつに適当に草が伸びています。そんなわけで,イナゴには暮らしよい環境なのかもしれません。歩いていると,コバネイナゴが飛び出します。この日はレモンの葉にとまってじっとしていました。

それで魚露目で撮影しました。きれいに晴れ渡った日です。鱗雲がゆったり横たわっています。イナゴも気持ちよかったにちがいありません。

 

葉の上で向きを変えたので,顔をアップにして撮りました。

 

葉から動く気配はなし。

 

撮影していると,ときどき姿勢を変えました。

 

そのうちに茎の先端にある葉に移動。雲が生き生き。右奥の白いものは軽四です。

 

「天高く……」を満喫している姿がみごとです。

 


'22夏 虫の目レンズは友 ~ミヤマアカネ ~

2022-09-25 | 昆虫

太陽がギラギラ照りつけます。草が光り,昆虫たちが躍動しています。

ミヤマアカネが草に止まっていました。そっと近づけば,いつかはシャッターチャンスに恵まれます。トンボにも個性があるようで,割合のんきなタイプがいます。これはメスです。

 

これは別個体です。腹端をぐうっと上に向けています。炎天下では太陽に向けるとか。避暑ポーズで,直射日光が当たる体表面積を減らし体温が上がり過ぎないようにしているのでしょうか。

 

腹部を上に向けるのだから,縦方向で撮ってみようと思いました。太陽の光が感じられるように撮りました。

 

これはオス。頭部が赤くなっています。用心して近づき撮影。翅先はレンズに触れる直前です。

 

脚場がしっかりしていると,風で揺れても大したことはないので何とか撮れます。この個体もまた腹端を太陽に向けて休んでいます。

 

トンボっておもしろいなあと感じます。それを撮るのはたのしいものです。

 


アゲハの吸水

2022-09-24 | アゲハ(ナミアゲハ)

畑にて。

畝を耕す前に,畝の上に堆肥をたっぷりおいています。畝の脇に大きなスダチの木があるのが功を奏したのか,アゲハが二頭堆肥に舞い降りて吸蜜しているのを目撃しました。

アゲハ一頭なら見たことがありますが,二頭は初めてです。このチャンスをきちんと撮っておこうと思い,家から一眼レフカメラを持ち出してきました。ありがたいことに,アゲハはまだそこにいます。

 

その場所を歩き回ります。

 

ときどき一頭がと舞い上がるものの,また元の場所に戻って来ます。

 

懸命に吸水します。

 

とにかく一心なのです。

 

お蔭さまで,ゆっくり撮影できました。

考えてみると,チョウの吸水行動はかなり観察できます。共通して,ミネラル成分を補給しているのです。それもオスが。繁殖行動の一環です。

 


'22秋 虫の目レンズは友 ~続・ショウリョウバッタ(メス) ~

2022-09-23 | 昆虫

H公園にて。

この公園には,ほんのときどき撮影に行きます。静かだし,生きもののいのちの匂いがするし,といったような感じで落ち着いて撮影ができます。

並木の間を歩いていると,突然ショウリョウバッタが飛んできて足元に降りました。ふしぎ!

 

歩いて移動しました。

 

この公園にはショウリョウバッタをはじめとして,いろんな昆虫がくらしています。その気になれば,たくさんの昆虫と出会えます。

せっかくなので草地でモデルになってもらいました。すっかり秋の気配が漂っています。木の葉が色づきかけ,雲が高いところに浮かんでいます。

 

秋らしい雲の浮かぶ空が見事です。バッタが空を食べたいと思っているような気がしてきます。

 

ほんとうに秋はいいものです。