自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

'23 ガの卵 ~ヨトウガ~

2023-10-31 | 昆虫

ブロッコリーの葉に小さな卵がびっしり。相当な数です。いずれも卵も特徴的で,共通した文様が現れています。これはヨトウガの卵。幼虫は野菜の大敵です。じつは2014年10月28日付け記事「ダイコンの葉の裏にあった卵」では同定できていなかったのですが,その後正体が判明した卵です。

 

時間をおいて撮り直しました。左上に開いた穴はアオムシによるものです。

 

倍率を上げて撮りました。直径は0.53mm。

 

横方向から撮りました。高さは0.45mmです。薄っすらと中が見えます。

 

孵化までの変化を追ってみようと思います。

 


'23 チョウの卵 ~ツマグロヒョウモン~

2023-10-30 | ツマグロヒョウモン

「できるだけ深度を深くして昆虫の卵を撮りたい」。そう思いながら,なかなかその試みを実行に移せないまま今日まで来ました。ようやく,それを試みる環境が整ってきたので,少しずつやってみようかなと挑戦開始。今回がこのシリーズの一回目です。

ただ,孵化までの卵の変化に応じて撮影を続けることが大事なのですが,今はその余裕なし,です。とりあえず,見かけた卵を撮ることにします。

近頃,ツマグロヒョウモンが産卵を繰り返しています。いよいよ冬を迎える準備といった風景に見えます。卵を採取して撮影。

これは雑草に産み付けられています。ふつうは食草のスミレ類に産付されるのですが,稀にこういう例があります。産付された瞬間を目撃しました。そのときから二日経った卵です。表面は内側への窪みが縦状に規則正しく並んでいます。20列近くあるでしょうか。窪みは明らかに表面の強度を高めるのに役立っているはず。孵化は頂部が破られることで始まります。基部は一部だけ葉に接着されていて,大きく傾いています。もし接着面が離れるような事態が起これば,孵化時に幼虫は脱出に難儀します。出られないことさえあります。いくらもがいても卵殻自体が動くだけなのです。これは観察済みの事実です。したがって,接着面にしっかり固定されているということがとても大事になってきます。

 

これを上方向から撮りました。真上から見たときの直径は0.75mmです。

 

この卵は枯草に産み付けられています。これも食草以外への産付という例外例です。同じときに産付されました。

 

なお卵のサイズは,直径は上述したように0.75mm,高さ0.85mmです。

 


'23秋 虫の目レンズは友 ~クビキリギス(続)~

2023-10-29 | 昆虫

公園にて。

この公園はほんとうい撮影にもってこいの場所です。結構昆虫がいて,ずっと向こうが見渡せ,景観が比較的よいほうです。しかも,人が少ないのがばっちり。

草刈りがなされた直後なので,バッタ類が飛び出して来ています。その中にクビキリギスがいました。長い触覚を強調して撮りました。

 

反対側の遠景は山です。触角が画面から軽くはみ出してしまいました。

 

ぱたぱたと飛んだと思ったら,自動車のボディーにとまりました。

 

このクビキリギスは,このまま冬を乗り切ります。その冬が近くまでやって来ています。

 


'23秋 虫の目レンズは友 ~カマキリ~

2023-10-28 | 昆虫

我が家の近くの路上にて。

カマキリが横断中でした。腹部の膨らみからメスだとわかります。急いで撮影。

 

のっそのっそと歩いていきました。

 

横断後,石垣に登りました。

 

その後草の間を歩いて向こうに行ってしまいました。体色は緑の草,枯れた草の両方に溶け込んでいました。カマキリもカモフラージュによって身を守っているのです。今なら天敵はやっぱり鳥でしょう。モズが一番危険ではないでしょうか。

 


'23秋 虫の目レンズは友 ~公園で見たナツアカネ~

2023-10-27 | 昆虫

公園の花壇にて。

タケの支柱の先でナツアカネのオスがとまっていました。捕獲対象になる昆虫が近くにやって来ると急発進。しばらくの間,ここを発進基地にして捕獲行動を繰り返しているのです。こういうときは,安心して近づけます。といっても,居心地の悪さを感じさせないようにあくまで慎重に,慎重に。

 

別の棒にも一匹。できるだけ奥の環境がわかるように構図を決めながら近づきます。

 

発着を繰り返しているので,反対側からも撮ります。人が通り過ぎます。これも環境の大事な要素。空に秋の雲でもあれば理想的なのですが,自然のこと,なかなかそうはいきません。

 

秋はトンボにちなんだ話題がたっぷり。こんな調子では飽きそうにありません。

 


'23秋 虫の目レンズは友 ~ナツアカネ(また)~

2023-10-26 | 昆虫

とにかく今,ナツアカネがわんさといて,いきいきと行動しています。縄張り意識が強く,同じナツアカネが近寄ると追い出しにかかります。青空の下で棒や枝にとまっているのを見ると,この姿をどうしても撮りたくなります。

ここは畑の一角。発着を繰り返しています。そっと近づけば簡単に撮れるので,挑戦。翅を全部入れて撮影。

 

下側から見上げながら撮りました。わたしは地面にお尻を付けて座っています。

 

反対向きにとまりました。向こうの建物と,トンボのからだとが重ならないように注意しながら撮影。

 

窮屈な姿勢で撮るのですが,十分撮影のし甲斐があります。

 

ナツアカネとの付き合いはまだ続くかもしれません。

 


'23秋 虫の目レンズは友 ~アサギマダラ~

2023-10-25 | 昆虫

寺院の駐車場花壇にて。

晴れ渡った昼間。アサギマダラの姿を求めて花壇を訪ねました。今年はどうも条件がよくなさそうで,見たのは2,3頭。それでも出会えたことはうれしい限り。

 

一部分翅が痛んでいます。

 

これは別の個体です。

 

向こうは青空,大空。

 

飛び立とうとした瞬間です。

 

時間が経って,筋雲が現れました。

 

これらのチョウが無事に渡りを続けられますように。

 


'23秋 虫の目レンズは友 ~エンマコオロギ(メス)~

2023-10-24 | 昆虫

公園にて。

ここは干上がった池の底。工事中なので草が生えています。そこにコオロギがいました。りっぱな産卵管を持つメスです。後を追いながら撮影しました。

 

長い触覚が光ります。

 

長ーい産卵管。これを地中に突き刺して卵を産み付けます。

 

前から撮っていると,触角の先をレンズに付けて来ました。たぶん,何なのか探ろうとしたのでしょう。

 

遠景を入れて撮りました。

 

エンマコオロギをこのようにして撮ったのは初めてです。新鮮な感じがしました。

 


公園で見たナツアカネ

2023-10-23 | 昆虫

N公園にて。

夕刻。ナツアカネが翅を休めています。西日がからだを照らします。

 

からだのちょうど向こう側に太陽が位置しています。逆光です。風景がシルエットになっています。澄み切った青空に飛行機雲が伸びています。

 

ナツアカネはのんびりしているように見えます。

 

人影がほとんどありません。

 

ナツアカネは発着を繰り返します。その度に同じところに帰って来ます。

 

のどかな空間でトンボがくらしています。

 


秋,ナナホシテントウの孵化

2023-10-22 | 昆虫

10月9日(月)。今日カタバミの葉裏で見つけたテントウムシの卵が,この日に孵りました。テントウムシはやはりナナホシテントウでした。

発見から孵化撮影までの,タイミングのよさに驚きつつ,自然の営みに感謝しています。

見ると,卵が一個に! どうやら落下した模様です。扱いには気を付けていたのですが,かわいそうなことをしてしまいました。そう思いつつ残った一個を観察していると,なんと孵化が始まったのです。卵殻が裂けています。

 

脚が出てきました。ここまでゆっくり,ゆっくり。このあともゆっくり,ゆっくり。ここからはフラッシュ光量を変え,右側を強くします。

 

脚を上げます。

 

ぐうっと上げます。

 

からだを前に曲げます。

 

そのうちに体色が黒っぽくなってきました。ここまでずいぶん時間がかかっています。なんと3時間半。

 

これから順調に育って,成虫で冬越しをするのですね。アブラムシのいるところにおいてやろうと思っています。